印旛沼に行こう!〜印旛沼観光と絶景!!印旛捷水路 市井橋と山田橋〜

【夏休み特別企画】「手賀沼」観光情報番外編 今回はお隣の「印旛沼」についてお伝えいたします!

このブログでは度々「手賀沼」の観光情報を取り上げていますが、今回は番外編。お隣の「印旛沼」についてお伝えしていこうと思います。

先日フラッと立ち寄った印旛沼周辺ですが、やはり手賀沼に負けずとも劣らない、素晴らしいスポットを発見しました。

それにしても地元にこれだけの絶景ポイント、観光ポイントがあるのに気付かないなんて…

なんとも情けない気分です。

灯台もと暗し。

3歳の時から数十年もの間、千葉県は柏市、我孫子市といった土地で過ごしてきましたが、手賀沼の魅力に気づいたのもつい最近。

「なんでこんな素晴らしい場所が身近に存在していたのに、もっと早く気付かなかったんだ!」

と、今では後悔の念でいっぱいです。

さぁ愚痴ばかり言っていないで早速ご紹介しましょう。

手賀沼の兄弟と言っても良い印旛沼!絶景ですよ!

手賀沼の倍以上!日本一大きな沼「印旛沼」からの絶景!印旛捷水路を望む市井橋と山田橋

印旛沼。

ご存知でしょうか?

都心から僅か40km、車で約1時間。私の家からは30分もかからない場所にある、豊かな自然環境に囲まれた広大な沼です。

印西市、佐倉市、成田市、印旛郡栄町、八千代市にまたがる利根川水系のとにかく広い沼で、手賀沼の倍以上の広さなんですよ。


ほら…デカいでしょ。

だって日本最大の沼なんですもの。(水質汚染も日本一…)

北印旛沼・西印旛沼の両者が、印旛捷水路と中央排水路を通じて繋がっており、双方を合わせた面積は 11.55km2 にもなります。(北印旛沼6.26km2 西印旛沼5.29km2)

でも水深は最大2.5m、平均1.7mと浅く、貯水量は1,970万m3ほど。

手賀沼と同様に江戸時代から洪水被害に苦しんでおり、江戸幕府老中・田沼意次、水野忠邦が開発に力を注ぎ何度も挫折にいたったことは有名な話です。その後も、明治、大正、昭和と先人たちが洪水対策の工事に挑み続け、ようやく現在の形となりました。

現在、印旛沼の水は流域の農業、水田や畑に利用され、エビ、コイ、フナ、ウナギ、ワカサギなど漁業も行われています。

釣り人(バス釣りにおいては、千葉県の名スポットにもなっているそうです。)や、カヌー、ボートなどを楽しむ人も多く、観光資源としても利用されていますね。2020年東京オリンピック・パラリンピックのボート、カヌー(スプリント)競技を誘致しようと名乗りを上げたりもしています。

湖・沼・池の違い
自然にできた広くて深いものが湖、浅くて泥を湛えたものが沼、人工的に造られたものが池らしい。深さの違いという説もあり、水深5メートル以上が湖、5メートル未満が沼とも。実際には法令による定義はないそうです。

今回、なぜ印旛沼をご紹介しようと思ったのかと言うと、私の自宅からわずか30分もしないところに、こんな絶景スポットがあったからなんです。

まぁここは正確には印旛沼本体ではなく、北印旛沼と西印旛沼を結ぶ印旛捷水路という水路。

でも…

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どうですか?この絶景!

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白鷺が雄大に舞っていました!

旅行でしか出会えないような風景。

こんなものが自宅の近所にあったなんて、思ってもいませんでした。

ちなみにこの印旛捷水路、人工的に掘削された水路なんですね〜。ヘラブナがよく釣れるそうで…

向こうの橋の上に登るとこんな感じ。この橋は市井橋と言います。

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さらにその先に見えるのが交通量が多い山田橋。

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ここから見える印旛沼と印旛捷水路、とても日本一汚い沼とは思えません(笑)

そして、この渓谷??のような場所にほど近い位置、印旛沼のほとりに「印旛沼自転車道山田休憩所(通称:双子公園)」があります。

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公園内の丘から見る印旛沼も絶景です。

この公園は、印旛沼サイクリングロードの休憩所となっており、3,750平方メートルの広い敷地に、トイレ、駐車場、印旛沼を一望できる小高い丘があります。ここには写真のような親子の象の像が置かれているのですが…

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その理由は、

1966年(昭和41年)6月、印旛捷水路の工事中に、印旛村瀬戸字市ノ坪の上岩橋層(上記の写真、市井橋のちょうど下あたりです。)にて日本で最初のナウマン象の化石が、ほぼ完全一個体で発掘されたんですね。

日本のナウマン象は65万年前から42万年前頃に出現し、約1万5千年前まで生息していたと言われています。

1万5千年前、印旛沼や手賀沼でナウマン象が水浴びしていたと思うと、なんとも不思議な感じです。もっともその頃は香取海の一部でしょうが…

それにしてもなぜ双子公園なのでしょう?象は親子だし…

市井橋

昭和41年7月、印旛捷水路に架けられた赤いアーチ状の橋。
まるで群馬の奥深い温泉郷に向かう途中の風景のようですが、千葉ニュータウンすぐそば。柏からでも車で30分弱。
この橋の付近でナウマン象が発見されたようです。
車一台が通るのがやっとの幅。あたりにはホトトギスの鳴き声が響いていました。

■所在地:印西市印旛捷水路市井橋

印旛沼自転車道山田休憩所(通称:双子公園)

■所在地:千葉県印西市山田干拓

印旛沼を一望!!付近のオススメ観光スポットをご紹介!!

正直なところ印旛沼は胸を張って「観光地です!!」と呼べるような環境ではありません。

手賀沼と比べると、ちょっとパッとしないというのも事実。

だって”印旛沼旅行”なんてキーワード聞いたことないでしょ。

釣り人やサイクリストにはそこそこ有名ですが、国内の知名度もイマイチ。それどころか県民の認知度も怪しいもの。

しかしながら観光スポットが無いわけでは無いのです。

魅力的な場所ではありますが、水質汚染による印象、知名度の浅さで”観光地”とまでいかない状況。

それでも、ぜひご覧いただきたいスポットがいくつか存在します。

どれも印旛沼を見渡せる素晴らしい眺望を楽しめる場所!

早速ご紹介して参りましょう。

印旛沼サンセットヒルズ

入場・駐車場無料の「オートキャンプ&テニス場」です。

眺望抜群!印旛沼を一望できる場所で、キャンプやバーベキューが楽しめます!

晴れた日は富士山が見えることも。

サンセットヒルズの名の通り、ここから見える印旛沼の夕景はえもいわれぬ美しさ。その壮大な景観に圧倒されることでしょう。

写真を撮っていなかったのが申し訳ない!!

公式ホームページからご覧ください。

印旛沼サンセットヒルズ

ちなみにここ「手ぶらでBBQ(区画料金+食材+BBQ用具セット)」ができちゃいます。

※3名1区画7260円〜

バーベキューは準備や後片づけの負担が大きいですからね。その心配が無いのは、パパにも嬉しいお話です。

■所在地:〒285-0009 千葉県佐倉市飯野町27
■電話:043-484-1011

千葉県立印旛沼公園(師戸城址)

気軽に印旛沼の一大パノラマが楽しめる、千葉県立印旛沼公園。

ここはもともと、師戸城(もろとじょう)というお城でした。

※地元の人は龍ヶ谷城(りゅうがやじょう)と呼んでいたそうです。

なんでも14世紀頃、千葉氏の一族であった臼井氏の居城である臼井城の支城として、上杉謙信の臼井攻めにも耐えたお城だったとか。今でも保存状態が良く、土塁、空濠などがしっかりと残っています。

昭和47年に発掘調査を行った後、千葉県立印旛沼公園として整備されました。

城跡らしく高い丘となっているこの公園からの眺望は本当に素晴らしく、春には桜や梅を楽しむこともでき、花見客も多数訪れます。

私は昨年秋にも訪れており、紅葉も楽しめましたよ。

 

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城跡感満載
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秋に撮った写真です

園内には花木園や、ちびっこ広場、展望台、芝生広場、梅園、野球場(自由広場)があり、31台の駐車場、トイレも完備されています。

ただ夏は虫が…

大自然だから仕方がありませんね。

※平成28年8月6日(土)は第56回佐倉市民花火大会開催のため、印旛沼公園の入園制限がかかります。ご注意を!

■所在地:〒270-1615 千葉県印西市師戸733-1
■電話:043-483-1140(管理:印旛土木事務所)

佐倉ふるさと広場

「ここはオランダなのか??」

と思うような景観が楽しめるのが、印旛沼のほとりにある「佐倉ふるさと広場」です。

江戸時代、佐倉藩は全国でも有数の蘭学が盛んな藩でした。

当時は”西の長崎、東の佐倉”といわれたほどです。

佐倉とオランダの文化交流は現在も続いており、この「佐倉ふるさと広場」は国際親善の場でもあるんですね。

・4月の「佐倉チューリップフェスタ」
・7月の「風車のひまわりガーデン」
・10月の「コスモスまつり」

には非常に多くの地元客、観光客が集まります。

しかし…ここも写真撮り忘れ!

本当に申し訳ございません。園内の様子は動画でご覧ください。

園内には、シンボルとなっている本格的オランダ風車「リーフデ」、オランダ風建物「佐蘭花」、オランダ庭園に加え、トイレや休憩所などが整備されています。

■所在地:〒285-0861 千葉県佐倉市臼井田2714
■電話:043-484-0940 (管理:佐倉市都市部公園緑地課)
■オランダ風車「リーフデ」午前9時30分~12時 午後1時~午後4時
 ※休業日 毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌日休館)、年末年始
■佐蘭花 (オランダ風無料休憩所、売店、トイレ)午前9時~午後5時
 ※休業日 年末年始

※公園そのものは年中無休、24時間入れます。

まとめ

いやいや「印旛沼」素晴らしいです!

手賀沼に比べて野鳥が少ないのは少し寂しいですが、景観は本当に凄い!!

旅行先でしか見られないような美しい景色を、ごく近所で楽しむことができています。

冒頭でも述べましたが、自宅からさほど離れていない場所なのに、なんでこんな素晴らしい景色に気がつかなかったのか??

不思議でなりません。

今じゃ手賀沼か印旛沼のほとり、景色の良い場所にタイニーハウスでも立てて、別荘がわりに利用してやろうと本気で考えていますよ。

旅行とか移住とか言ってないで、あなたももう一度新しい目線で地元を見つめ直してみてはいかがでしょうか?

『ウチの周りには何もないよ!』

あなたがそう言いたいのもわかります。

私だって数年前まではそう思っていました。

手賀沼も印旛沼も、伝え聞いた情報だけで「汚い沼」程度の認識しかありませんでしたよ。

でも、少し意識を変え、見方を変えることで、上記で紹介したような驚く発見があったのです。

今回紹介した市井橋からの絶景も、何度も何度も近くを通っているにも関わらず、まったく気づいていませんでしたから。

地元民だからこそ見えていないものって、必ずあると思うんです。

ぜひ、一度は違った視点で地元を見つめ直してみてください。

あなたにもきっと素敵な発見があるはずです。

ブログネタにもなるしね(笑)

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落合正和
株式会社officeZERO−STYLE代表取締役
一般財団法人モバイルスマートタウン推進財団 副理事長兼専務理事
マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー
ブログやSNSを中心としたWebメディアが専門。ネット事件やサイバー事件、IT業界情勢、インバウンド観光などの解説で、メディア出演多数。 ブログやSNSの活用法や集客術、SEO、リスク管理等の講演のほか、民間シンクタンクにて調査・研究なども行う。 著書: 会社のSNS担当になったらはじめに読む本(すばる舎) ビジネスを加速させる 専門家ブログ制作・運用の教科書(つた書房) はじめてのFacebook入門[決定版](秀和システム)