あなたの手帳が続かない理由と、手帳を書き続けるための3つのポイント

せっかく買った高価なシステム手帳… なのに続かない…

私も以前はこの悩みを持っていました。

なんせ私は怠け者でいいかげん。本来は手帳でしっかりとスケジュールを管理しないとダメな人間なのです。

ところがこの手帳が続かない。

12月に購入して、買った時の高揚感の持続で1月はなんとか使っても、2月の半ば以降は真っ白!続かないのを手帳のせいにして、また違う手帳、違う手帳、と購入していったり、「いや!今の時代はデジタルだ!」とGoogleカレンダーを使ってみたり…

それも続かなくて結局はいいかげんな時間管理のままで過ごし、「来年こそは!」と意気込んで年末を迎える。。。

もう何冊の手帳が無駄になったか、数え切れません。

そんな時代が私にもありました。

ところがここ4〜5年はしっかりと手帳を活用できています。もう手放せない存在で、むしろ手帳を楽しんでいると言っても良いでしょう。

なぜそんな変化が起きたのか??

今日はそんな手帳のお話と、書き続けるためのヒントをお伝えいたします。

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あなたの手帳が続かない本当の理由

ほぼ日手帳は年30万部以上、県民手帳は年80万部以上、ビジネス手帳の代名詞ともいえる「能率手帳」を含んだJMAMの手帳においては、年間万1,400万部以上売れています。

手帳という存在が、いかに必要とされているのかがよく分かる数字ですね。

さて、このブログを読んでいるような勉強家のあなたなら「時間管理がいかに人生の成功に結びつくのか?」ということを知っているはずです。

それを知っているだけに、手帳が続かない自分に苛立ちを覚えていることでしょう。

なぜ、あなたは手帳を続けられないのでしょうか?

逆説的に考えてみましょう。

多くの人が手帳をつける理由、それははカンタンです。

「脳内では満足のいく時間管理ができないから」

その答えはみんな同じだと思います。

そう、失礼ながら…

あなたを含めたほとんどの人類は、現代社会の多様なスケジュールを、自分の脳内で整理・管理することができないのです。

だからこそ手帳という商品が存在し、爆発的な売り上げをあげているのです。

ところが手帳が続かない人は、

・手帳をつける時間をつくる
・手帳を書くためのスケジュールを組む
・職場で手帳を開くクセをつけようとする

という方法で、手帳をつけようと努力しています。

つまり、

管理できないから手帳を使うのに、手帳をつけるための時間管理をしようとしている

ということです。矛盾していますよね。

これが、あなたの手帳が続かない本当の理由なのです。

それでは、どのようにすれば手帳が続くようになるのでしょうか?

私が試行錯誤してきた中で得られた3つのポイントをお伝えしていきます。

手帳術の本に書かれたノウハウに従わない

ここ最近では「必要に駆られて手帳を買っている」というよりも、「時間管理や手帳術の本を読んだことで、手帳をつけることを決めた」という人のほうが多いように感じます。

こういう人にありがちなのが、書籍の手帳ノウハウをそのまま真似ようとして挫折するパターン。

時間管理や手帳術の本の著者も、多くの場合そのノウハウを確立するまでに何年もの試行錯誤をしているわけです。

野球少年がプロ野球選手の書いた教本を読んでも同じように真似ができないように、これまで手帳をつける習慣の無かった人が、著者と同様の高度な使い方をコピーするのは、とても難しいことです。

まずは色々な書籍を読んだ上で、取り入れられそうなものをピックアップして、自分流を編み出すのが良いでしょう。

今年絶好調の読売ジャイアンツの坂本選手は、昨年最多安打を放った西武ライオンズ秋山選手の打撃フォームを参考にしたようです。では、二人の打撃フォームは瓜ふたつでしょうか?

ご覧になればわかりますが、まったく別物です。坂本選手の自己流の中に、秋山選手の良いところを取り入れただけです。

まぁそういうことなんですよ。

成功哲学ビジネスに侵された方の中には『成功者を徹底的に真似る』ということを宗教のように遵守している人もいます。

しかしながら、そんなことは現実的に考えれば無理な話。結果を出しているプロ野球選手でもできないのです。

中途半端な真似で劣化コピーになるくらいなら、できることを少しづつ真似てピックアップしてオリジナルを作りましょう。

手帳は仕事専用にしない!書きたいことを書く!

手帳というと、つい“仕事のスケジュールを書くもの”と決めつけてしまいがちですが、決してそんな決まりがあるわけではありません。

イラストや漫画を描いても良いし、日記がわりにしても良い、ブロガーならネタ張にしてもいい。

デコったり、シールを貼りたい人は貼ってしまいましょう。

手帳は時間管理だけに使おうとするから開くのが億劫になってしまうんです。

無理してキレイに書く必要だってありません。買った直後のボールペンの試し書きに使ったっていい。

そして、開くことが楽しみになるまでの間は、目標やスケジュールだって書かなくても良いのです。

大事なのは、手帳を開くことが好きになること。

手帳を開くことが好きになれば、スケジュールを書いていくのも苦ではなくなってきますから。

もっともっと気軽につかってみましょう。手帳を好きになるまで!

手帳そのものや、書き込む筆記具にこだわってみる!

上記にある通り手帳そのものを好きになっていかないとまず続きません。

開くのが楽しみになることはなんでもやるべきです。

そのために、手帳を選ぶ段階からしっかりとこだわり、好きになれるモノを選びましょう。

この項では参考までに私のお気に入りの製品を掲載していますが、Web上でそのまま買ってしまうのは危険です。実際に店頭で触った上で、本当に好きになれる製品を選択することをオススメします。

ちなみに私はず〜っとフランクリンプランナー オーガナイザーのB6サイズを使っています。

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べつに7つの習慣マニアでは無いのですが、1日1ページたっぷり書けるページと、月の見開きページの双方があること、時間単位の予定が書けることで大変重宝しています。中央にリングが入っていないのも良いですね。

もちろん7つの習慣を参考にしながらも、自己流の使い方です。

お気に入りの手帳をさらに好きになるためには、LOUIS VUITTONやPaul Smithなど、ブランドの手帳カバーを着けるのも良いでしょう。

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機能性なんて二の次。

手帳に触れた質感、匂い、紙をめくった時の音など、細部にまでこだわって、本当に愛せる手帳を選ぶのがポイントです。

また、手帳以上にこだわっているのが筆記具です。

ふだんからゴツいペンシルケースに12本のペンを入れて、持ち歩いています。

万年筆 3本
ボールペン 4本
フリクション(3色)1本
蛍光ペン 3本

といった感じ。

最近はプラチナ万年筆の3776センチュリーがお気に入りです。

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ペン先がとても柔らかく、漢字を書きやすいのでまさに日本人仕様。手帳に書き込む時は細字のものを選ぶと良いですね。

ボールペンはウォーターマンや、パーカー5th・アーバン エボニーメタルCTなどが好きで良く使っていますね。

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自宅ではガラスペンにインクをつけながら書いています。

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人間には文字欲というものがあるようで、ふと「何か書きたい!」という感情が湧き立つこともあります。

そういった時に手元にお気に入りの筆記具があると、手帳を開いてみようかな??

となるわけですね。

私の場合、『筆記具が使いたいから手帳を開く』というケースが多々有ります。

私は「何か書きたい!」という感情が湧き立った時、他の選択肢を無くすために、手帳以外のノートやメモ帳などは持たないようにしています。

手帳を常に持ち歩き、つける時間を決めない!

極め付けはこれです。

手帳をつける時間を決めない

冒頭にも述べた通り、

管理できないから手帳を使うのに、手帳をつけるための時間管理をしようとしている

というにはおかしなもの。矛盾しています。

手帳をつける習慣は、

・手帳そのものを好きになること
・文字を書くことそのものを好きになること

で、身についていくものです。

矛盾に逆らって無理に自分を矯正しようとすれば、ますます手帳が嫌いになってしまい、習慣化を遠ざける結果になってしまいます。

開きたい時に開くくらいで、ちょうど良いのです。

手帳を開かない自分を責めるのもやめましょう。

また、手帳を常に持ち歩き、カバンの中でも一番目に触れるところに置いておくようにしましょう。

手帳を好きになり、文字を書くことを好きになり、いつも身近に置いておくこと。

これが手帳を習慣化する一番の近道なのです。

まとめ 〜手帳の一番の魅力は大事なことを忘れても良い素晴らしさ〜

それでは手帳を習慣化させるための3つのポイント、もう一度おさらいしてみましょう。

・手帳は仕事専用にしない!書きたいことを書く!
・手帳そのものや、書き込む筆記具にこだわってみる!
・手帳を常に持ち歩き、つける時間を決めない!

なにごとも好きになることが一番です。

まずは上記のポイントを徹底してみてください。きっとあなたも手帳を離さずにはいられなくなることでしょう。

一度でも購入したことがある人は、好きになれる要素があるわけですから。

習慣化されてくると、機能としての手帳の素晴らしさに気づくようになってきます。

手帳の一番の魅力は、

『大事なことを忘れられる』

ということ。

頭の中に「忘れちゃいけない!」「いつだっけ?」といった感情がずっと滞留しているというのは、なかなかのストレスです。

“覚えていなくてはならない”

という鎖からの解放。

これが手帳をつけることで得られる、一番の魅力ではないでしょうか。

また、忘れていいということは、新しいインプットができる余裕も生まれます。

この解放感が得られると、脳内にエンドルフィンとセロトニンが大量に分泌され、手帳中毒となり、もう手放すことができなくなります(笑)

そこまでいけば、もうあなたは時間管理で悩むことも無くなるでしょう。

ぜひご参考に!

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落合正和
株式会社officeZERO−STYLE代表取締役
一般財団法人モバイルスマートタウン推進財団 副理事長兼専務理事
マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー
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