目次
時代はバズ・マーケティング / 「バズる」とは?
このところ、さまざまなクライアント企業の会議で、「バズらせる為には…」のような言葉を使うことが増えてきた。
「バズる」というのは「バズ(口コミ)」に「~する」をくっつけた造語。
口コミが次々と発生し、情報が拡散していくさまを、「バズる」という。
「バズ・マーケティング」なんて表現されることもある。
多額の費用を必要とするテレビCMや新聞広告が、以前のように通用しない現代、ネットで雪だるま式に情報拡散させる、バズ・マーケティングが注目されている。
今日は、今がチャンスのバズ・マーケティングについて、事例を交えて解説しよう。
バズ・マーケティングの事例と手法
バズ・マーケティングで大きく成功した事例を見てみよう。
ケータイ代一生分無料キャンペーン
ソフトバンクがFacebookページ1周年記念に実施した、「ケータイ代一生分無料キャンペーン」。
この”一生分!”というインパクトある言葉がバズった。
実はこの企画の当選者はたったの1名。
(副賞で1,000円分商品券を1,000名)
インパクトの大きさが口コミを呼び、15万名以上の応募が産まれた。

スラーピーの“ひげストロー”
米セブンイレブンが販売している、スラーピーというシャーベットのような飲料。
この飲料に“ひげストロー”をつけたことで、爆発的なバズを巻き起こした。
誰もがカメラ付きスマホを持つ、今の時代。
こんなものを販売されたら、当然写真を撮ってSNSにアップしたくなってしまうだろう。
米国ではインスタグラムでこれが大流行。
この手のバズ・マーケティングはまだ日本では起きていないので、オススメしたい手法だ。

「ポッキー&プリッツの日」
2013年11月11日に江崎グリコが実施したチャレンジは世界記録を達成した。
その内容は、0:00~23:59の24時間でTwitterにおける「ポッキー」を含んだ投稿数を計測し、ギネスに挑戦するというもの。
協力した人には、記念証書を贈るなど、参加意欲を煽った。
結果、目標の200万ツイートを遥かに超える、3,710,044ツイートを記録。世界記録に達した。
この影響からか、2013年10月~11月の売上が対前年で約120%まで伸びたとのこと。
この挑戦は今年も行われる。2014年は全世界で展開。
今日、10月14日〜11月11日にかけて、今度はポッキー、またはプリッツを食べている写真or商品単体の写真の投稿数でギネスを狙う。
「WORLD CHALLENGE 11.11」
http://photo.pocky.jp/index.html
世界展会ということで、英語の特設サイトも用意される。

バズ・マーケティングは今がチャンス!
これからバズ・マーケティングに取り組む企業はこのあたりを参考にすると、良い結果を得られるだろう。
日本でのバズ・マーケティングの歴史はまだまだ浅く、未だ競合が少ない世界だ。
特に、スラーピーの“ひげストロー”の事例は、まだ他が取り組んでいないだけにチャンスだ。
日本のSNSも画像投稿の総数を一気に伸ばしており、インスタグラムのユーザー数も増えている。
チャンスだ!
コメントを残す