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Facebookの投稿は、全てのファン、友達に届いているわけではありません!
忘れている方も多いかも知れませんが、私もFacebook本の著者のひとり。
久しぶりにFacebookについて書こうと思います。
今日は、SNSマーケティングに必須のFacebookにおけるエッジランクの仕組みと、それに則したFacebookの活用について。
ご存知かと思いますが、Facebookの投稿は、全てのファン、友達に届いているわけではありません!
Facebookにはエッジランクというアルゴリズムが存在し、そのご機嫌によって投稿が届く範囲が決められています。
Instagram、Twitter、LINE全盛と言われる今ですが、未だFacebookの影響力は凄まじいものがあります。
今回は、Facebook活用において欠かせないエッジランクの知識について解説いたします。

Facebookを活用するにおいて無視することの出来ない、エッジランクというアルゴリズム
繰り返しますが、Facebookの投稿は、すべての友達、ファンに届いているわけではありません。
つまり、5000人の友達を持つ個人アカウントがあったとしても、5000人に情報を届けることはできない仕組みになっています。
Facebookのニュースフィードには「最新情報」と「ハイライト」という、2つの表示方法があります。
通常は多くのユーザーが「ハイライト」を使ってニュースフィードを閲覧しており、その「ハイライト」で表示される投稿の範囲や、その表示順序を決定するのがエッジランクというアルゴリズムの存在です。
「最新情報」を使うと、友達やファン全員の投稿がカバーされますが、多くのユーザーはその存在すら知りません。
ここで切り替えられるんですけどね。

Facebookをビジネスで活用する場合、このアルゴリズムの存在を理解しておかなくてはなりません。
ビジネス活用=投稿を見てもらわないことには、何も始まらないわけですから、この「ハイライト」により多く表示される工夫が必要なわけです。
エッジランクが低いと、友達、ファンのニュースフィードに表示されにくくなってしまいます。ですので、このアルゴリズムを攻略し、エッジランクを上げていく必要があります。
さて、このエッジランク。
実際は大変複雑な作りになってはいますが、シンプルに説明しようとすると以下のようになります。
親密度×重み×経過時間+ネガティブ・フィードバック

親密度 Affinity Score
すご〜くザックリ説明すると、日常的にFacebook内でコミュニケーションの頻度が高い人の投稿は、より表示されやすいということ。
Facebookでの主なコミュニケーションとは、
・いいね!
・コメント
・シェア
・タグ付け
・メッセージ
の5つですね。
それ以外にも、プロフィールページの閲覧等も要素の一つです。
コミュニケーションの頻度が多いほうが表示されるので、コメントの返信や、いいね!などの”絡み”が積極的であるほうが良いということですね。
日常のコミュニケーションと同じですね。
話しかけても無視するような人は避けられ、お話し好きにはお話し好きが集まる構図です。
重み Weight
投稿に対しての反応を見ています。
1つの投稿へのアクションの数(いいね!、コメント、シェア等)が多いほど、重みの指標が高くなります。
一回の投稿で出来るだけ多くのアクションを起こさせるための投稿の工夫が必要ってことです。
また、アクションの重要度は違っていて、「いいね!」より「コメント」、「コメント」より「シェア」のほうが重要視されています。
投稿の種類にも重みの設定があり、「近況」よりも「写真」、「動画」のほうが、重みが強い設定になっているとのこと。
経過時間 Time
すご〜く当たり前のことを言っているように聞こえますが、最近の投稿ほど表示される確率が高く、古い投稿ほど表示が少なくなります。
新しい投稿ほど重要であるという指標です。
しかしながら、古い投稿であっても、アクションがあると、再度上位表示されるケースもあります。
これはFacebookが「リアクションが付いてからの経過時間」も評価しているためです。
これは自分の投稿に自分で、いいね!、コメントしても評価を受けることができるため、工夫次第で上手に活用すれば、投稿の価値を自分のコントロールで延命させることも可能です。
ネガティブ・フィードバック Negative feedback
2013年のアルゴリズム改訂から重要度が高まってきた、ネガティブ・フィードバック。
・投稿が非表示にされる
・スパム報告される
・ページのいいね!が解除される
といった、ネガティブな行動をとられると、マイナスの評価を受けてしまいます。
まぁ嫌われるような投稿はしない!ということですね。
エッジランクの仕組みに則した、効果的なFacebook活用の方法とは?
はい!っとここまでで、エッジランクの仕組みはご理解頂けたかと思います。
それでは、これらの要素を踏まえ、今後Facebookを活用する上で、どのようにすれば効果的な投稿ができるのでしょうか。
復習です。
以下のようにまとめてみました。
1、頂いたコメントにはいいね!と、返信をしましょう!
Facebookはコミュニケーションツールです。かつてのマスマーケティングのように、上から目線の一方的な情報配信は、よほどの影響力が無い限り、忌み嫌われます。
100も200もコメントがつくなら全ての返信は難しいかもしれませんが、できる限りの対応はしていきましょう。
古い思考の持ち主は「ネットの世界では〜」なんて、オフラインとオンラインの世界を別世界のように分けて考えますが、モニターの向こうにいるのは生身の人間です。
これを理解できない人は、一生Webマーケティングの成功は掴めませんね。
日常のコミュニケーションと同じ!クドイようですが、話しかけても無視するような人は避けられ、お話し好きにはお話し好きが集まる構図なのです。
2、アクションをもらえる投稿を心がけましょう!
ビジネス活用するならば、写真付き投稿はマストです。
動画も悪くは無いのですが、スマホの通信制限を意識する人には嫌われるので注意が必要です。
また、アクションを最も貰える投稿時間を考えましょう。
一般的には、早朝や、お昼休憩の12時、帰宅時間の18時等が反応が良いとされていますが、これは業種等によっても異なります。
自分のビジネスに合った投稿時間をテストしながら探りましょう。
Facebookページであれば、反応の良い時間に合わせ、予約投稿などを活用すると良いでしょう。
※Facebookはサードパーティアプリ等の使用を嫌います。Facebookに備わっている予約投稿機能を活用しましょうね。
3、「リアクションが付いてからの経過時間」を活用せよ!
上記でも述べていますが、自分の投稿に自分で、いいね!、コメント(他ユーザーへの返信)することで、上手に投稿の価値を延命させましょう。
投稿が新鮮なうちにコメント返しをするより、鮮度が落ち、投稿の表示が減りだした頃にコメント返しを始めると、より表示回数を増やすことができます。
コメント返しが遅い!と言われるかもしれませんが、うまい具合にバランスをとることが大事ですね。
4、ネガティブフィードバックを避けよ!
上にも書きましたが、嫌われる投稿はしないことです。
不快になるような画像や、他人の悪口、批判等はもってのほか、マスマーケティング的な一方的な情報発信、スパム行為、Facebookページのコンセプトと一致しない投稿などはやめましょう。
さらに、いいね!解除を防ぐため、投稿間隔も意識するべきです。
これも業種や、業界文化によりますが、1日1回程度が最もバランスが良いと思います。良質なコンテンツを定期的に配信することを心がけましょう。
まとめ:あなたのFacebook活用は上手にできていますか??
以上、Facebookのエッジランクと、その仕組みを意識した、効果的な投稿方法でした。
あなたのFacebook活用は上手にできていますか??
Facebookと言うと今更感を感じる人もいるとは思いますが、まだまだSNSマーケティングの主役の座は明け渡していない存在です。
大切に、しっかりとした活用をしていきたいですね^^
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