『ネットは悪!』という声に違和感を感じます | 佐野氏の”東京五輪エンブレム騒動のまわりで起きていること”について私見を…

“東京五輪エンブレム騒動のまわりで起きていること”について私見を…

2020年東京オリンピック。

ここで使用されるエンブレムについて、昨日、大会組織委員会が佐野研二郎氏のが制作したエンブレムの使用を中止することを正式決定しました。

この、佐野研二郎氏のエンブレムについては、ベルギーのデザイナーが制作したリエージュ劇場のロゴと似ているということが発端となり、インターネット上を含め、大きな騒動を巻き起こしました。

結果、

・サントリーのトートバッグにおけるトレース
・エンブレムの展開例における画像の無断転用

といった不祥事が発覚。

佐野氏もこれを認め謝罪していますが、他にも多数の盗用疑惑が巻き起こっています。

この件に関しては、私の元にも多数の取材をいただいております。

昨日も、日本テレビ、テレビ朝日の収録を行い、今日も複数のメディアから電話取材等多数。

ありがとうございます。本当に感謝感謝です。

さて、そんな中、私のもとにこのブログの読者?から一通のメールがとどきました。

普段なら無視する内容のものなのですが…

今回はこの“東京五輪エンブレム騒動の周りで起きていること”について、私の私見を少しお話ししたいと思います。

『落合さん謝罪してください。』

最初メールが届いた時は、何を言われているのかわかりませんでした。

メールをくださった本人(仮にAさんとしましょう)にも確認をとったので、内容を公開しますが…

『あなたはインターネットの活用を推進していますが、今回の佐野さん件でもわかる通り、インターネットは悪です。匿名で人を追い詰めるための武器です。それを推進している責任をとって謝罪してください』

普段なら正直なところ無視します。

が、今回は色々思うところがあるので、反論しようと思います。

そもそも私の影響力なんてたかが知れているので、謝罪しても誰も聞いてませんが…

とか、

Aさんが送ってきたE-メールも、インターネットを使った通信手段のひとつなんですが…

とか、色々ツッコミたいところはあるのですが、早速反論していきましょう。

謝罪しません。ネットの言論全て、批判の全てを一括りにして悪かのように言うのは違うでしょ!

結論から申し上げますが、謝罪しません。

このメールを受け、色々な人の意見を見聞きし調査してみました。

そうしたところ、Aさんの意見と同じような考えを持つ人が多数存在することに気づきました。

今回の東京五輪エンブレム騒動のまわりでは、

『ネットが悪い』
『ネットの異常性を見た』
『ネット民によるリンチ』

こういった声が多数挙がっています。

でも、それはちょっと短絡的すぎないか?と、私は思うわけです。。

どうにも一部の人は、なんでもかんでも『ネット』と、一括りにしたがるようです。

私は、

・佐野氏のエンブレムを採用すべきでないと声を挙げる人
・完全な私的制裁や、誹謗中傷に走る人

この両者を一括りに『ネット』と称するのは違うと思うのです。

確かに十分な検証が為されていない中、叩かれすぎな気もしますが、佐野氏を否定する人のすべてが悪なのでしょうか?私はそうは思いません。

佐野氏のコメントの中にありましたが、

・佐野氏のメールアドレスを様々なオンラインアカウントに無断登録する
・誹謗中傷のメールを送る
・家族や無関係の親族の写真をネット上にさらす

これはいけません。ここまでいくと私的制裁、私刑です。日本は法治国家、私刑は許されません。

ところが、

『過去に他人の作品をトレースした事実や、展開例の画像を無断使用した事実がある人の作品は、五輪という大舞台に相応しくない』

↑これは“意見”です。

意見すら述べることができないというのであれば、言論を封じることになり、健全とは思えません。

意見と私的制裁は別物でしょ。

一部の行き過ぎたユーザーを非難する…というのはわかるのですが、すべてを一括りにして『ネットは悪』というのはおかしいと思うのです。

実際、私のまわりにも以下のような人が存在します。

普段あまりWebを活用しない人で、

『ネットの人たちは』

と、ネットユーザーのことを“特別な感覚を持った自分とは違う人種”かのようにカテゴライズする人。

これに私は物凄い違和感があります。

今回のメールの件もそうですが、匿名だろうがなんだろうが、モニターの向こうには生身の人間が存在します。

生身の人間が発信しているのだから、ネットは架空の世界でもなんでもなく、紛れも無い真実であり現実です。

“ネットの住人”なんてものは存在せず、そこにいるのは、あなたと同じ人間ですし、ネットはツールでしかありません。

まぁ、何が言いたいかと言えば、

ネットの言論全て、批判の全てを一括りにして悪かのように言うのは違うでしょ!ってこと。

確かに私的制裁はダメです。
誹謗中傷もダメです。

でも、意見と私刑をごっちゃにしたらイカンよね。

そして、オンラインの世界とオフラインの世界を別物のように扱ったり、ネットユーザーを異星人かのように別物扱いする、その感覚こそが異常だと思うのです。

だって、その先にいる人は生身の人間ですから。

まとめ

今回はきっと文脈もめちゃくちゃで読み辛かったと思います。

申し訳ございません。

思うままに書いたからね。

『ネット』と聞くだけで、条件反射的に悪のレッテル貼りをしたがる人は確かに存在します。

でも、もっと中身を見て欲しい。

インターネットは悪でも正義でもなく、ただのツールです。

包丁や車と同じで、使う人によって便利な道具にもなり、人を傷つける道具にもなります。つまりは使う人次第です。そして、モニターの向こうにいるのは、あなたと同じ生身の人間です。

Webの発達は人類に大きな影響を与えているのは間違いありません。

Webによって人類は大きく前進しています。

『非難ばっかりじゃなくて、あるべき理想の文化へと醸成させていこうよ!』

今回メールをいただいたAさん、そして『ネット』という言葉ですべてを一括りにする方々。

そんなあなたへ、このように伝えたいです。

Aさん、これが私からの回答です。

ただ…Webの普及で、誰もがが多くの情報に触れることができるようになりました。これは社会の発展である一方、ポピュリズムには注意しなくてはならない側面は存在するでしょうね。

おしまい。

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ABOUTこの記事をかいた人

落合正和

マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー 2010年よりソーシャルメディアマーケティングに注目し、現在はオフラインでの商圏分析とソーシャルメディアマーケティングを融合したナレッジをベースに、企業や政治家、プロスポーツ選手といった方々へのコンサルティング活動、講演活動を行っています。 著書:はじめてのFacebook入門【決定版】(秀和システム)