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MixChannel(ミックスチャンネル)って何? Vineを筆頭に人気を集めているショートビデオクリップアプリのひとつです。
このところ人気を集めているショートビデオクリップアプリ。 Vineを筆頭に、Viddy、VIDIFY、ROADMOVIES、Keek、Vida…もう数え切れないほど出ています。大人気のInstagram、LINEでも同様に短い動画のアップが可能になっています。
Twitter、Facebookで盛り上がった、かつてのSNSブームのように、ショートビデオクリップアプリ、無料動画共有サービスが盛り上がっているんですね。(そしてSnapchatの元気が無い気がする…)
その中でも、今、注目を集めているのが、MixChannel(ミックスチャンネル)。若い人の間では、親しみをこめて『ミクチャ』とも呼ばれています。
今日はこのMixChannel(ミックスチャンネル)とは何か?について、ビジネス活用の可能性、ネットリテラシー問題も含めてお伝えしてまいります。
MixChannel(ミックスチャンネル)はなぜ流行しているのか?
この分野の先頭を走っているのは、間違いなく『Vine(ヴァイン)』だろう。『Vine(ヴァイン)』はサービス開始から僅か8ヶ月でユーザー数4000万人を突破。
それを追うMixChannelも、2013年12月にリリースされて以降、中高生からの支持を得て、アプリは170万ダウンロード、月間訪問者数は350万人(アプリとWeb合算)を超えたそう。Google Playの「2014年 ベストアプリ」にも選出されています。
現在は日本最大級のショートビデオクリップアプリ、無料動画共有サービスと言えるでしょう。
こういった次世代動画共有サービスの人気の理由は、短時間で編集不要という手軽さ。
Vineで投稿できる動画は6秒、MixChannelは10秒と短い。これがウケている要因でしょう。Twitterの140文字制限による手軽さが拡大の要因になったのと似ています。
日本の動画サービスは特に中高生世代に人気。ツイキャスも、Vineも、MixChannelも、メインユーザーは10代です。
若い世代が、暇つぶし感覚でスマートフォンからアップ、閲覧するのにちょうど良い長さなのでしょう。また、この短時間が中毒性を生み出す要因にもなっています。
Vineなんか女子高生が35万人のフォロワーを抱えていたりします。
“ざわちん”やYoutuberのように。MixChannelから影響力を持つ人も出てくるかもしれませんね。
MixChannel(ミックスチャンネル)ってどんな動画が投稿されているの?
う〜ん。いろいろ見てみましたが、やっぱり中高生だらけで、私のようなオジさんは入り込めない空気が…
いくつか動画を紹介しましょう。
Avril Lavigne の GirlFriendの振り付けとか…

やっぱり投稿パターンはVineとほぼ同じ。
ユーザーも被っているのかもしれません。
面白い動画も多数あり、アカウント登録などはなくても閲覧できるので、一度観てみてはいかがでしょうか。
MixChannel(ミックスチャンネル)のビジネス活用は可能か?
私のブログを読んでいる方なら、一番気になるのはここでしょう。
MixChannel(ミックスチャンネル)のビジネス活用は可能か?
これについては…絶対不可能とは言いませんが、かなり厳しいと思います。
なにせ、投稿できる動画は基本的にわずか10秒。人気動画にするのも容易ではありません。
しかもユーザーは中高生を中心とした10代。下手すると小学生です。はっきり言ってビジネスには向かないでしょうね。
動画でビジネスをするなら、素直にYouTubeやVimeoなどの王道を行くことをオススメします。
活用できたとして、10代向けのファッションブランドあたりが面白い動画アップして認知向上…くらいかなぁと思います。
ショートビデオクリップアプリ、無料動画共有サービスの問題点とネットリテラシー教育
こういった新しいサービスに罪はありませんが、困ったことに、悪用する者は必ず現れます。
実際に今日のニュースでも、
『若者が老人に花火をくわえさせ、口の中を大ケガさせた動画』
※若者が老人に花火をくわえさせ点火。花火は爆発し、老人は口から血を吐き出す動画。それを見て大笑いする若者。とても動画へのリンクを貼る気にはなれませんでした。
がMixChannelに投稿された事件がありました。
Facebookで「いいね!」を集めたり、Twitterでリツイートされることが嬉しく感じるのと同様に、動画を投稿していると、その視聴者数は気になるものです。
自己顕示欲が湧いてくるのですね。
健全に工夫を凝らして面白い動画を作成するのは良いのですが、中にはおかしな方向に向くユーザーも存在します。
他の利用者から評価されたいがために、犯罪を犯したり、本日のニュースにあったような非道徳的な動画投稿を行う輩が出てきます。
全てを防げるわけでは無いと思いますが、ネットリテラシー教育の必要性を改めて感じました。
教育の場でも”教えられる人”がいない問題があります。
今回投稿の場となった、MixChannel。月間訪問者数350万人(そのほとんどが10代)にもなった現在でも、教育現場の先生の9割は『何それ?』状態でしょうね。
笑えない問題だと思います。
今や、早い子供で小学生からスマホを持ちます。中学生のスマホ所有率もかなり高いでしょう。高校生においては90%を超えるのではないでしょうか。
彼らの親世代、先生世代は、スマホアプリ、SNSといったものを理解している人が少ない。これがネットリテラシー教育が進まない理由のひとつでもあります。
MixChannel(ミックスチャンネル)とは何か? まとめ
これからMixChannel(ミックスチャンネル)はさらにシェアを伸ばしていくでしょう。
日本のスマホ動画アプリの一大勢力となるのは間違いありません。
面白い動画も多数投稿されており、今後も期待が持てます。
しかしながら、ビジネス活用という面においては、あまり期待はできそうにありません。
また、こういった優れたサービスを悪用する輩を少しでも抑えるために、1日も早く、充実したネットリテラシー教育を若者に提供していく必要があります。
このようなことが続けば、せっかく生まれた優れたサービスも、無料動画共有サービスの中身をまったく理解していない人の手によって規制がかけられる、サービス停止に追い込まれる…
そういったことも考えられます。
今回の事件も、MixChannelに罪はありません。使う側のユーザーに問題がある。
このあたりを彼らの親世代、先生世代は理解できないでしょう。
・クルマは便利な乗り物であるが、時に事故を起こす要因にもなる
・包丁は料理には必須の道具ですが、犯罪の道具になることもある
それとまったく同じなのですが…
『自分の使ったことのないものは悪』としか判断できない年配層が世を動かしている事実があります。
どうか悪いほうに進まないことを祈ります。
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