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悪いのはSNSでは無い!ネットリテラシー教育の方法とは?
爪楊枝混入犯、未だ逮捕されていないですね。困ったものです。
さて、昨日は『親世代、先生世代ネットリテラシー教育から逃げるな!』的なエントリーを書きました。
爪楊枝混入犯とネットリテラシー 学校でWEB教育を!
http://m-ochiai.net/net-literacy-education/
では、どんな教育を施せば、子供たちは成長するのか?インターネットを安全に使いこなすことができるのか?
昨日も申し上げましたが、不勉強なオトナ達に任せると、子供たちからスマホを引き離す、SNSを引き離す、という『規制』ばかりを考えてしまいます。
スマホやSNSなどを悪者にするんですね。彼らは。自分たちの理解の範疇を超えたもの=悪 という認識です。
『規制』で子供は成長するのか??するわけがありません。
交通ルールを教える際に、「危険なので自転車に乗るのはやめましょう」「道路は歩かないようにしましょう」って教えて、子供たちは成長しますか?
しませんよね。当たり前だけどそういうことなんです。
自分の知らないものは教えられないから、逃げてるだけなんですよオトナって。
ネットリテラシー教育、何を教えるべきか?自動車教習所に学べ!小中学生夜間のスマホ規制に意味はなし!
人間は失敗して学びます。
または他人の失敗を見て学びます。”人の振り見て我が振り直せ”ですね。
教習所や、免許の書き換えの時の講習を思い出してください。
必ず「交通事故の悲惨さ」を訴える映像を見せられるじゃないですか。悲惨な事故の現場、悲しみの遺族の訴え、事故後の不幸な自分…
あなたも結構エグいストーリーを見せられた記憶があると思います。

あれは、運転者に交通事故の悲惨さを理解させるとともに、自身の安全運転意識・行動を向上させることが目的です。
ネットリテラシー教育もあれをやりゃいいんです。
過去の悲惨な事例をたくさん紹介して、「自分はあのようになりたくない!」って思わせる教育をしましょう。
・他人をいじめる様子をネットにアップしたことが原因で進学先の大学から合格を取り下げられた人がいます。
・アルバイト先の飲食店にて、ふざけて冷蔵庫に入る写真をアップしたことで、多額の損害賠償を求められた人がいます。
・彼にお願いされて裸の写真をLINEで送ってあげたら、別れたあとにネットにバラ撒かれてしまった人がいます。
『一度ネットにアップされた情報を消すことは、ほぼ不可能です。あなたが犯した過ちは、一生消えることなく残ってしまうのです!』
『使い方を間違えると、進学や就職時の面接にも影響します。たった一度の過ちで人生を棒に振ってしまうかもしれません!!』
そんな話を子どもたちに聞かせてあげましょう。
(これ、企業における社内のネットリテラシー教育も同様です。)
『規制』では人は成長しません。
だって、人類が生きていくにおいて、自動車などの交通機関は必須の存在でしょう。インターネットだって同じ。ネットを使ってない企業なんて、もはやどこにもありませんよ。
今の時代ネットから逃げることはできないんです。だから『規制』じゃダメなんです。
愛知県刈谷市、福岡県春日市、岡山県などが小中学生の夜間のスマホ利用を規制していますが、あんなの愚策でしかありません。
まったく意味が無いですし、使う子供は平気で使いますよ。監視できるわけじゃないんだから。そもそも教育じゃないですよあんなの。
その場しのぎの愚策です。
もっと他にやるべき教育があるはずです。
だいたい夜間の規制とか、本来は親が決める家庭のルールの話じゃないでしょうか。
これ、テレビの取材などの時には必ず言っているのだけれど、オンエアでは必ずカットされているんだよね。
なぜだろうか…
インターネットは悪ではありません。スマホも、SNSも…
というわけで今日のまとめです。
インターネットは悪ではありません。スマホも、SNSも、人類を豊かにする画期的な発明品です。
鉄道、車、飛行機が発明されたことで、人類は飛躍的に成長を遂げました。
しかしながら…
・鉄道を利用して自殺する人がいます。
・車を利用して殺人を犯す人がいます。
・飛行機を利用してテロを起こす人がいます。
どれも間違った使い方をすれば本来は便利なものが、悪の道具になります。
ネットも同じです。
過去の悲惨な事例を子供たちに伝えましょう。「自分たちはこうなってはいけない」という意識を持たせましょう。
『規制』するのではなく、正しい使い方を教えてあげる。
これがオトナの務めではないでしょうか?
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