若者のパソコン離れから見る 家庭でのネットリテラシー教育方法

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爪楊枝模倣犯に、スーパー万引き、イスラム国兵士まで…

つまようじ動画の少年が逮捕されたようですね。これで騒ぎが少し収まるのを期待しています。ホント若者に悪影響ですので。。。

実際に私が懸念していた模倣犯も出てしまったようで…

さらに、スーパーのカートごと万引き(真偽不明)をしたかのような動画をVineにアップした若者の動画も話題になりました。

少し前ですが、イスラム国兵士が位置情報付きでツイートしてしまい、アジトがバレるなどもあり、若者に限らず相次ぐSNSでの過誤は色々とアレな感じです。

ますます学校や家庭でのネットリテラシー教育の重要性を感じている次第です。

さて、このところ数回にわたって、ネットリテラシー教育についてお伝えして参りました。

SNSトラブル、ネットの安全利用、正しいネットリテラシー教育の方法とは?
http://m-ochiai.net/net-literacy-education-2/

爪楊枝混入犯とネットリテラシー 学校でWEB教育を!
http://m-ochiai.net/net-literacy-education/

今日は若者のパソコン離れによる弊害と、家庭でのネットリテラシー教育方法についてお伝えして参ります。

上がるネット利用率・下がるパソコン所有率

ここ数年のインターネットの普及率の上昇は目覚ましいものがあります。

総務省の調査によると、平成24年末のインターネット利用者数は、平成23年末より42万人増加して9,652万人(前年比0.4%増)もう一億人に届くか…という程。

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出典:総務省インターネットの利用者数及び人口普及率の推移

ところが、ここまでインターネットの利用者数が伸びているにも関わらず、若者のパソコン所有率は下がり続けています。

マクロミルが実施した「2015年 新成人に関する調査」では、昨年の新成人とパソコン所有率を比較したところ、

・ノートパソコンは前年比5ポイント減の72%
・デスクトップパソコンは同6ポイント減の18%

と、若者のパソコン離れが顕著に見られるのです。

それもそのはず、今の世にはスマートフォンという手の平サイズの超高性能コンピュータを一人一台必ずと言っても良いほど持っています。

パソコン所有率が下がるのは当たり前です。

しかしながら、これがネットリテラシーの低下につながるのではないか?という懸念もあります。

パソコンが使えないことによる弊害

実際に私の知人である大学教授にたずねたところ、『キーボードを打てない学生がここ数年増え続けているように感じる』という話を聞きました。

今の若者にとってのインターネットとは、

・ググる(検索する)
・アップする(SNS等に投稿する)

この2つの動作のみにしか使っていない人が多いのではないでしょうか。これだけの目的ならパソコンは不必要。スマホで全て事足りてしまいます。

しかしながら、私は、スマホしか使わないことの弊害は多いと感じています。

今の世の中、どんなWebサービスもモバイル対応は当たり前になりました。制作側もモバイル対応するからには通常のWebサービスよりもシンプルに、カンタンに操作できるように作っていきますので、情報量も少ない。

このシンプルさが弊害を生みます。

私の経験からも、パソコンでFacebookのアカウントを開設した人はしっかりとセキュリティ設定を行っている人が多く、スマホから入った人はセキュリティ設定そのものを知らない人が多かったりします。

インターフェースそのものがシンプルにできているので、複雑なセキュリティ設定などは気づきにくい位置に追いやられてしまうのですね。

Webサービスの使用のみならず、パソコンを使わないことで、

・ソフトをインストールする
・フリーズしたパソコンを復旧する
・ネットに接続できない状況から復旧する

といったトラブル対処の経験が無い。

私たちの世代はこういうトラブルを乗り越えることで、パソコンの仕組み、インターネットの仕組みなどを覚えていきました。それすらも必要無くなった今、若い人たちは全般的なトラブルに対する対処の経験も無く、仕組みそのものも理解できていません。

だから、野良のWifiを捕まえてネットに接続することへの抵抗も無いし、Twitterで公開投稿しているのに、知らない人からリプライが飛んでくると『私のTwitter勝手に見ないでください』みたいなトンチンカンなことを言うのです。

これも仕組みを知らないが故のこと。

決して若者批判しているわけではありません。現状はこうだからしっかりと教育できる環境を整えなくてはいけませんねって話です。

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スマホを買い与える前にパソコンでネットリテラシーを学ぶ

子を持つ親御さんは、スマホを買い与える前にパソコンを使わせてあげるのが良いと思うんですよね。

スマホと違ってパソコンなら、自室でコソコソって感じにはなりませんし、上記にあるように色々なトラブルを乗り越えることで、さまざまな知識がついていきます。

有害サイト対策などもフィルターをかけるよりも、親子の間でルールをつくるほうが良いと思うんです。

「こういうサイトは見てはダメ!」「◯◯時までしか使ってはダメ!」みたいな感じです。

『親がいない時にこっそり見てたらどうするんですか!』という声が上がりそうですが、そこで叱られる経験が必要なんだと思うんですよ。

リテラシーが低いのを逆手に取って、履歴をチェックして後で叱りましょう。(親に多少の知識がないとこれも出来ないのですが、そこは親側の勉強が必須ですよね)

前にも書きましたが、大事なのは行政の規制では無くて、家庭での指導です。

1、まず親の目の前でパソコンを使わせる
2、ルールは家庭で決める、トラブルは自分で対処させる
3、しっかりと教育が済んだらスマホを買い与える

こんな流れが一番良いのではないかと思っています。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

落合正和

マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー 2010年よりソーシャルメディアマーケティングに注目し、現在はオフラインでの商圏分析とソーシャルメディアマーケティングを融合したナレッジをベースに、企業や政治家、プロスポーツ選手といった方々へのコンサルティング活動、講演活動を行っています。 著書:はじめてのFacebook入門【決定版】(秀和システム)