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WELQ事件を通じ、改めてブロガーとして自分のスタンスと、ブログの書き方は正しいと感じた。
これ最初はnoteに書こうと思ったけど、書いていくうちにソコソコの分量にまとまったし、大切なことだから読者数の多い、本ブログに書こうと思います。
※最近はnoteも少しづつ更新しているので、読んでもらえると嬉しいです。
さて、それじゃ本題。
私はブログをノリと勢いで書いています。
下調べはしません。
ブログを書くために書籍などの資料を用意することも無いし、ネットで検索することもありません。(数字的な根拠を示すために公の機関のデータを引用することはあるけれども)
脳の中に浮かんだものだけを文字にします
ブロガーによっては入念に下調べをし、まずタイトルと見出しを作って構成を整え…
という書き方をする人も多いです(というより、たぶんみんなそうやって記事を書いている)
僕の場合は何も決めずに一気に書ききって、構成も後から整えます。
見出しやタイトルは後付けなんです。
まぁ面倒だからってコトもあるんですが、それ以上の理由として、
・事前に下調べをしてしまうとオリジナリティが薄れる
・タイトルや見出しを先につけてしまうと私の文体では無くなってしまう
だからそうしています。
まぁブログを書くための下調べはしませんが、普段から大量の情報を浴びるように摂取してはいるので、下調べの必要も無かったりするわけですが、この辺はブロガーとして自信を持っているところです。
WELQ事件に見る、これからの時代の検索エンジンとの付き合い方
さて、そしてWELQの事件ですが…
今件からもわかる通り、これからはの時代は、
・SEOのテクニックのみに頼った低品質な騙し文章や
・他人のコンテンツをリライトしただけのパクり記事
・既存の情報のみを編集したまとめ記事
なんかはドンドン衰退していくでしょう。
DeNAが運用する医療情報キュレーション・サイト「WELQ(ウェルク)」が、外部サイトのコンテンツ等からの不適切に引用・リライトした記事作成を行っていた上、医学的根拠に欠けた情報なども多く掲載され問題となった。さらに、それらのコンテンツが検索エンジン上、上位に表示されることが多く、検索エンジンの盲点をついている点においても話題となった。現在WELQは全記事が非公開となっている
人工知能やディープラーニングの発達などにより、GoogleもこういったSEOにおける検索エンジンの弱点、盲点を徐々に解消させていくに違いありません。
そうなると我々ブロガーのとって、最も大切になってくるのが個人の哲学や世界観です。
上記にある通り、タイトルをつくり、見出しを作り…とキチンと整理されたコンテンツをつくれば、それは現在の検索エンジンに対して“それなりに”評価されやすくなるでしょう。
一部の読者を騙すことも、一時的にはできるかもしれません。
現在は仮にどこにでもあるような内容だったとしても、検索エンジンにバレない程度に他者からパクり、そこそこ綺麗にまとめてしまえば、情報弱者からのバックリンク、ソーシャルシグナルも得られ、検索エンジンからの評価は高まってしまいます。
(他人の記事をパクって、それをリライトし、あたかも自分の意見のようなコンテンツを作る人間があまりに多いから、どれもこれも似たようなコンテンツになっていく。ブロガー業界よ!それでいいのか?)
しかしながら、そういった工業製品のようなブログ記事に、私はもう価値を感じません。
いずれ検索エンジンだってそれに気付き、評価を変える時期が必ずやってきます。
どこでも同じ味の出せるファミレスチェーンのようなブログは個人ブロガーがやるべき領域では無いんですよ。
(そもそもPV稼ぎの為の文章なんて、美味しくもなんともない)
そんな量産型ブログコンテンツよりも、私の目指すところは、知る人ぞ知る隠れ家のような名店ブログです。
来るたびにメニューが違ったり、時に盛り付けが雑な時もあるけど、他では絶対に食べられないような変わった料理を出すお店。
だから私も、手賀沼や、弱者の兵法なんかもやっています。

これだって個性や世界観、哲学のひとつですよ!
それが私のブログの目指すところであり、これからの個人ブロガーの在り方として正解の位置にあるのだと、私は思っています。
『個人の哲学と世界観』
今はそんな私の意見を異端と感じる人も多いでしょう。
世の中では未だPVを追うことが正義とされています。
しかしながら、いつか時が私の主張の正しさを証明してくれるのだと考えています。
バイラルメディアとかもうやめようよ。他人のコンテンツでPVを稼いで…何の生産性も無い。
— 落合正和@SNS講演講師依頼承ります (@ochiaiabe) 2015年5月1日
記事を増やしてPVを減らす…という生き方。1PVあたりの売り上げを最大化して…
— 落合正和@SNS講演講師依頼承ります (@ochiaiabe) 2016年10月31日
ブログよりもツイッターのほうが本音が言いやすいし、短文だからこそ伝わることがあったりもする。
ツイッター投稿まとめの短編集的ブログはアリだろうか?
またSEOの対岸を泳ぎたくなっている。— 落合正和@SNS講演講師依頼承ります (@ochiaiabe) 2016年5月21日
PVを減らす、SEOの対岸を泳ぐという提案は、WELQ事件以前からずっと言っているんですけどね。
現在それをやろうとすると、なかなか検索エンジンからは評価して貰えません。今、私がチャレンジすべきは『良いコンテンツを作りながら、PVを落とす勇気』なのでしょう。まぁ頑張ります。
テクニックでPVを稼ぐ時代は、私の中ではもう終わりました。そして、PVが無いと稼げない時代は、とっくの昔に終わっています。
繰り返しますが、
『個人の哲学と世界観』
が、大切な時代です。もう3年くらい前から言ってますけどね。
まとめ
知性あるあなたが誤解するとは思えませんが、
PVが減ることが良いこと!と言っているわけではありません。
全ての産業は同じ成長曲線を辿ります。
産業が成熟されてくると、必ず大量消費→そのための量産の時期が来て、資本ある企業がそれを担当し、変化に対応できない小さな商店は消滅していきます。そして、その中で質の悪い量産をする企業は必ず生まれ、消費者から非難される。
それの流れがブロガーの世界にもやってきた。
今回の事件もそれだけのことなんですよね。
くどいようですが、
『個人の哲学と世界観』
が重要ですよホント。
世界観などについては、過去にも何度も書いていますのでご参照ください。
当然WELQ事件以前に書かれた記事です(笑)
ブロガーの文章力の向上法 | 正しい文章よりも個性、世界観を表現する文章力を磨くこと
ブログ収益化 収益化を加速させる世界観』の生み出し方、『オリジナルコンテンツ』の作り方 | Twitterまとめ第三弾
ブログ収益化 〜PVにも勝る収益ポイント”世界観”の創出 5つの方法〜
現役テレビプロデューサーに教わった、これからのブロガーに必要な”世界観”の話
昨年の段階でこういった事件が起こることは予測していたわけですね。
追記〜リライトについての考え方
リライトの仕方も考えていかなくてはなりません。
リライトの目的がPVを伸ばすため…になっている人が多い。そういった目的のリライトは、世界観が失われるので、私は基本的にはやりません。(記事内容にもよりますが)
その時、その瞬間の考え方が書かれていないと、世界観を形成するオリジナルの味が薄れてしまうから、リライトは難しいのです。
この考えもずっと一貫していて、過去記事にも書いてあります。
そして『こういったこだわりが個性や世界観を生むんだろうなぁ』とも思っています。
どうしてもリライトしたいと感じた時は、同じ内容であっても、少し違った角度で自分だけの味付けが消えないように注意して書くようにしています。