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日本年金機構から個人情報が流出してしまいました。その原因は?
大変な事件が起きてしまいました。
昨日、日本年金機構が個人情報流出を発表。
実際に流出した時期は、5月8日あたりとのことで、既に流出してから1ヶ月近くも経ってしまっています。
流出の内容は以下の通り
基礎年金番号&氏名の流出:約3.1万件
基礎年金番号&氏名&生年月日:約116.7万件
基礎年金番号&氏名&生年月日&住所:約5.2万件
合計:約125.0万件
とんでもない話です。
しかも、流出原因が本当に酷い。日本年金機構の職員がウイルスメールの添付ファイルを開封したために、この事件は起きてしまったとのこと。
内部での情報伝達も十分ではなく、数十台のPCがウイルス感染していたそうです。他にも、個人情報保護のためのパスワードをかけていなかったなどの内規違反も判明しているそうで…
詳しい状況はわかりませんが、かなり初歩的なミスと言っていいでしょう。とんでもない不祥事です。
しっかりとした職員へのネットリテラシー教育が行われていたのか、気になるところです。
それにしても情報セキュリティーに対する認識が甘いですね。重要な情報を扱う機関として、これはちょっと…

個人情報流出!被害を受ける前にやっておきたい対策とその方法とは?
今回の事件では、約125万人もの人の大切な個人情報が流出してしまいました。
今後考えられる被害はさまざまありますが、
・ダイレクトメールが届く
・闇金、消費者金融で金を借りられる
・オレオレ詐欺系の電話が来る
こんなところでしょうか。
上記を見て、「電話番号は流出してないじゃん!」って思った人はセキュリティへの認識が甘いので、注意が必要ですよ。
さて、実際の対策として私たちができることを考えてみましょう。
まず最初に我々ができることは、自分や家族の情報が流出してしまっているかどうかの確認です。
ちなみに今件については、6月2日(火)から個別の確認が開始され、該当する場合には個別にお知らせがあり、お詫びされるとのこと。
また、該当者の基礎年金番号を変更して対処するとのこと。
一応専用の電話窓口を記載しておきます。
フリーダイヤル 0120-818211
受付時間:8:30~21 :00 (平日及び土日も同じ)
※ただし上記受付時間は本日から6月14日まで
すでに情報は流出してしまっているので、これからできることは詐欺被害などへの注意、及び注意喚起です。
1、ダイレクトメールはすべて捨てる!
特に金融風のダイレクトメールは危険です。すぐに処分しましょう。
個人情報流出後、だいぶ時間が経ってしまっています。もうすでに届いてしまっているかもしれません。
ダイレクトメールはすべて捨てましょう。
(必要なDMって無いよね。)
あなたが被害を受けることはなくても、家族が誤って詐欺被害に会うケースもあります。特に高齢者には注意が必要です。
家族にも事前に注意喚起しておきましょう。
2、不審な電話に注意を!
オレオレ詐欺に限らず、不審な電話に注意をはかりましょう。
悪質な業者は、手に入れた情報を活用し、あらゆる手段をもって電話番号や、メールアドレスなど、次の情報を探しています。
電話帳に登録している人は、名前と住所さえわかれば、すぐに電話番号もわかってしまいます。
こちらも高齢者は狙われやすいので、注意が必要です。
また、闇金や消費者金融は、自宅や職場に在籍確認(本当に勤めているか?本当に住んでいるか?の確認)の電話をするケースが多いです。
怪しい電話があった際は十分に警戒をしてください。
3、問題が起きたらすぐに警察に相談を!
ダイレクトメールくらいならまだしも、あなたの個人情報を使って、勝手に健康保険証を作られ、闇金や消費者金融でお金を借りられたり、女性であればストーカー被害に遭う可能性もゼロではありません。
何しろ、名前も住所も年齢も犯罪者の手元に渡ってしまっているのです。
何か危険を感じたり、問題が起きてしまったら、すぐに警察に相談しましょう。
被害を受けてからでは遅いのです。
迅速な対応を心がけましょう。
個人情報漏洩は他人事ではありません!
また…個人情報を取り扱う企業の皆様、そしてリスト獲りを行っている個人ブロガーの皆さん。
あなたは大丈夫ですか?
今の時代、個人情報の取り扱いは、会社の存続に関わるほどの大きな問題に発展しています。
先日のベネッセにしても、会社を揺るがすほどの大打撃であったことは間違いないでしょう。
今回の日本年金機構の対応も、同機構の不手際や知識不足が傷口を広げた点は否めません。
日常から個人情報の扱いについて、対策は立てていますか?
ついつい売上や、成績ばかりに気が入ってしまい、後回しにしがちなのではないでしょうか?
情報セキュリティーや、ネットリテラシー教育は、何も事件、事故が起きていない起きていないうちから、対策、社員教育を行っておくことが重要です。
個人ブロガーのあなたもですよ。名前とメールアドレスを貰っていたら、それはもう個人情報です。
強固なセキュリティのもと管理しないと、万が一PCを紛失したり、ウィルスに感染した際、損害賠償を求められる可能性も否めません。
少なくともCSVファイルをPC内のハードディスクに保管するとかはやめましょうね。
まとめ
日本年金機構の個人情報流出事件。
本当に困ったものです。
被害を受けないようにしっかり対応を頭に入れておきましょう。被害はあなただけでは無く、家族にまで及ぶ可能性があります。
・ダイレクトメールはすべて捨てる!
・不審な電話に注意を!
・問題が起きたらすぐに警察に相談を!
家族のためにも、万全な対策を!
十分に注意してくださいね!
また、人の振り見て我が振り直せ。この機会にしっかり情報セキュリティ対策、ネットリテラシー教育を行っておきましょう。
講義が必要ならぜひご連絡くださいね。
それにしてもこれ、集団訴訟とか大丈夫なのかなぁ…
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