Googleも、Disneyも、salesforce.comも買収撤退… Twitterの身売り先はなぜ決まらないのか?

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ユーザー数の伸びが鈍化。苦戦を強いられるTwitterの身売り話

最近好き勝手書いていたこのブログですが、たまにはSNSのこと書くよ!

これ、話題ですからねぇ。

さて、一時はSNSのリーダー的な存在だったTwitterですが、現在ユーザー数の伸びが鈍化しており苦戦を強いられてます。

2009年〜2011年頃までは互角の戦いを演じていたFacebookも今や遠い存在。

月間アクティブユーザー数で比べると、Facebook本体は17億人、傘下のInstagramでも5億人に対し、Twitterは3億1千万人。

大きく引き離されてしまっています。

また新興勢力であるSnapchatも、1日のアクティブユーザー数がTwitterを超えたという報道もあり、厳しい立場に立たされています。

もはや振り返ればPinterest…(月間アクティブユーザー1億人)

そんなところから湧き起こったTwitterの身売り話。

夏の終わりころから大きな話題となっていました。

一時期な多数の米国企業が買収に乗り出すと報じられ、近く正式な入札が行われると言われていましたが…

10月半ばに入り、Googleも、Disney(ディズニー)も、salesforce.com(セールスフォース)も、次々と買収戦線から撤退。

ついに買い手候補全滅状態に。(そして株価も急落。。。)

なぜそんなことになってしまったのでしょうか?

今日は、「Twitterの身売り先はなぜ決まらないのか?」について。

Twitterの身売り先が決まらない3つの理由

19日、Twitter買収の最有力とされたsalesforce.com(セールスフォース)CEOのマーク・ベニオフ氏が、「Twitterの買収から手を引く」と発言。

大きなニュースとなりました。

これを最後に、話題に上っていた企業のほぼすべてが買収から撤退。Twitterの株価も6%急落…

当初Twitter社は、第3四半期決算発表の10月27日までに売却交渉を締結させる予定で交渉を進めていましたが、その予定も事実上の頓挫。

そもそもTwitter社CEOのジャック・ドーシー氏が身売りに否定的だったという話もあり、それが原因という噂も出ていますが、他にも多数の理由があり、交渉がまとまらなかったのではないかと思います。

いくつか想像しうる要因をあげてみましょう。

ヘイトコンテンツが多く、企業イメージを損なってしまう

Disney(ディズニー)撤退の理由はコレだと言われていますね。

ご存知の通り、Twitterは実名や詳細なユーザー情報の入力を求められることが無いので、好き放題無責任な投稿を繰り返すことも可能な状況になっています。

その中には「ネットいじめ」もあれば「ハラスメント」もあり、言葉の暴力に悩む人は多々存在することでしょう。

もちろんTwitter側も、そこにまったく対策をしてこなかった訳では無いのですが、企業イメージを覆すには十分でなかったということでしょう。

確かにユーザー視点においても、コンプライアンスは他のSNSのほうがより厳しいように感じます。

しかしながら、その自由度がTwitterの良い部分でもあり、バランスが難しいところ。

ユーザー数の伸び悩みを抱えるTwitter社にとっては、大きな問題でしょう。

最低100億ドル超!高額な買収額がネックに

ユーザーの伸び悩みはあるものの、未だ3億を超える月間アクティブユーザーを抱え、知名度も抜群のTwitter。

一部報道では、買収額は180億~300億ドルにも上るとも言われています。しかしながらリーマンショック以降、100億ドルを超えるような買収劇は滅多に見られるものでもない上、黒字化への大変な労力も想像されるなか、この高額な買収額は大きなネックになっていることでしょう。

ただ、上記で述べた有力企業が撤退し株価も下落したことで、今後買収額が引き下がり、Twitter人気の中心地である日本企業が買収する可能性もゼロではないと思います。

ソフトバンクが買収するのでは?と考える人も一部いるようで、噂にもなっていました。

まぁ私はソフトバンクが買うとは思えませんが、世界規模に有力なSNSを生み出せていない日本の企業が、この機会に買収してくれれば面白いなぁとは思います。

旬が過ぎてしまい、ライバルに勝つ為のコストが必要に

Twitterの最大の失敗は旬を逃してしまったことではないでしょうか?

ユーザーの利便性を考えるあまり、広告事業の投入が遅れたり、SnapchatやInstagramといった新興勢力が市場を伸ばしてきた際も、施策が常に後手にまわっていました。

もっとも盛り上がっていたTwitterの旬を逃し、今後ライバルと凌ぎを削るには、新しく画期的な施策と多大なコストが必要になるでしょう。

巻き返しは容易ではありません。

このあたりも買収に至らなかった経緯ではないでしょうか。

まとめ

Twitter社もただただ指を咥えて苦境と対峙していたわけではなく、以前このブログでも解説した、

・140文字制限の緩和
・ライブ動画配信
・ステッカー機能の追加

など、さまざまな改善や機能追加を行ってきました。

しかしながらいずれの施策も、収益構造の是正や、アクティブユーザーの増加にはつながっておらず…

業績低迷打破の為には、もっと抜本的な改革が必要になるのかもしれませんね。1ユーザーとしては今のままのTwitterが好きなのですが…

Twitterの存続の為にはそうも言っていられないでしょうから、買収の有無に関わらず、今後、さらに大きな変化が起きそうです。

日本語との親和性が高く、日本国内では相変わらず根強い人気を維持しており、セブンイレブンでは世界初のTwitterオリジナルグッズ(ロゴ入りマグカップやトートバッグ等)販売が発表されたばかり。

Twitter大好きな私としては、日本企業による買収を期待してしまいますけどね〜。

もう少し売価が下がれば可能性もゼロでは無いじゃないかな。

今後も目が離せない話題ですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

落合正和

マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー 2010年よりソーシャルメディアマーケティングに注目し、現在はオフラインでの商圏分析とソーシャルメディアマーケティングを融合したナレッジをベースに、企業や政治家、プロスポーツ選手といった方々へのコンサルティング活動、講演活動を行っています。 著書:はじめてのFacebook入門【決定版】(秀和システム)