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話題のSNS、WeChat(微信)とは?その使い方は??
面白いニュースが入ってきました。
大丸松坂屋が中国SNS「微信」の決済システム導入 インバウンドの固定客化へ
中国人旅行客の爆買い需要を「WeChatペイメント」の導入によって、囲ってしまおうという戦略。
なんでも、「WeChatペイメント」を使えば、会計時、スマホのバーコードをかざすだけで支払いを済ますことができるとのこと。これは便利ですね〜。両替の手間も省けますし、クレジットカードより手軽です。
さらに、会計後は顧客と企業側が「WeChat」を使って交流ができるそうで、企業としても、リピートを狙ったマーケティング的な使い方ができそう。
これは大変興味深い!
今後は国内での中国人旅行客需要を捉えるためにも「WeChatペイメント」の導入は進むでしょうね。
ところが、日本人にとって「WeChat」はまだ馴染み薄いもの。
今回は「WeChat」を実際に使った上で、どのようなSNS、メッセンジャーアプリなのか?今後の日本での展開は?という内容にて、解説していこうと思います。
WeChatのシェア、世界でのユーザー数は?
WeChat(微信)ってのは中国最大のSNS。中国大手IT企業「テンセント」が作った無料インスタントメッセンジャーアプリです。
まぁ感覚的には中国版LINEといったカンジです。
2月の発表では、登録アカウントが11億2000万人を越え、月間アクティブユーザ数は4億4000万人。 ユーザーの約半数は20~29歳と若者が中心のSNS。
現在の登録アカウントは13億人とも言われています。
WeChatには現在20以上の言語版があり、200以上の国と地域をカバーしているそうです。
さらに、70を超える国と地域でナンバーワンシェアを誇るとのこと。
LINEの7月の発表では、アクティブユーザーは約2億1,100万人とのことだったので、世界的な規模で見るとLINEよりもWeChatのほうが上ですね。
以前、フジテレビ みんなのニュース で解説もしました、中国初の人気画像アプリ「My Idol」もそうですが、中国発信のアプリがだいぶ人気を獲得するようになってきたと言えるでしょう。
WeChat(微信)アカウントを開設して、実際に使ってみました。
と、いうことで調査したいこともあり、WeChat(微信)アカウントを開設してみました。
早速、AppleのApp Storeからアプリをダウンロード。

アカウント開設には電話番号の認証が必要。
電話番号入力後、SMSで送られてくる確認コードで、アカウントの紐付けを確認する仕組みのようですが、何度やってもSMSが届かない…
ここで一回目の不信感。
どうやら、電話でコールバックを受けることで、確認コードをチェックする方法もあるようで、そちらで確認をとりました(アナウンスは英語でした)
続いて、名前の設定ですが…

なんか…おかしい。。。
もうこのあたりまで来ると、「WeChat」でお金と絡めるのはちょっと不安になりますね。
チャット画面はこんな感じ。

見た目はそれこそSMSっぽい。LINEのようなポップさはありませんね。
ちなみにApple Watchでも使えるみたい。

使用感は、LINEとほとんど変わらないから、何の問題もなく操作できます。
LINEのスタンプと同様に機能で、ステッカーというのがあるんですが、このあたりはLINEのほうがクオリティにおいても、数においても上ですね。

なんかカカオトークに近いものを感じる。
LINEを知っている日本人にとっては「LINEのほうがいいなぁ〜」というのが素直な感想ではないでしょうか。
日本国内で「WeChat」は流行するのか?
世界的にはかなり多くのシェアを獲得している「WeChat」
今後、日本で流行することはあるのでしょうか?
私の感覚的には『難しい…』と感じます。
その理由としては、やはりLINEの存在が大きいでしょう。
日本人にとって、LINEからWeChatに乗り換える理由が無いのです。アプリのクオリティは明らかにLINEのほうが上ですから。
そして、日本人の感覚として、中国製の製品品質を信用していないという側面もあります。
実際にアカウント開設した私も『う〜ん…』と思いましたし。
ただし、中国人観光客向けの決済サービスとして、「WeChatペイメント」の導入はどんどん進むでしょうね。
・中国で9億人が利用している
・スマホのバーコードをかざすだけで支払い可能
・両替の手間がない
・決済内容を中国語で確認
というメリットは大きいです。
こちらは景気への刺激と共に期待したいですね。
まとめ
と、いうことで「WeChatペイメント」は今後日本においても、ドンドン導入は進むでしょう。ただし、ユーザー側ではなく企業側の話。
SNS「WeChat」は、LINEという怪物が存在する日本において、ユーザー数を伸ばすのは、かなり厳しいでしょうね。
中国人観光客の爆買いを呼び込むために、あなたの会社も導入してみては??