脅威論も叫ばれるロボットジャーナリズム 〜ロボットによる自動記事生成とその未来〜

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『AbemaPrime』に出演し『ロボットジャーナリズム』について解説して参りました

昨日は久しぶりに「Abema Prime」に出演いたしました。

今回で2回目の出演となりました。

「Abema Prime」はサイバーエージェントとテレビ朝日がタッグを組んで放送しているインターネットテレビ。

スタジオはテレビ朝日内にあるので、普段のテレビ出演との違いは特に感じませんが、スタッフも演者さんも、どこか自由雰囲気が伝わってくるので、とても楽しい現場になっています。

今回もゲストコメンテーターとして色々とコメントをして参りました。

小藪さんの隣に座らせていただきましたが、とにかく存在感が凄かった…

この日のテーマは熊本地震とロボットジャーナリズムについてです。

“ロボットジャーナリズム”という言葉、まだ聞き慣れない人も多いのではないでしょうか?

ブロガー界隈では脅威論も叫ばれるロボットによる記事生成…

今回はさまざまに噂される“ロボットジャーナリズム”について詳しくお話していこうと思います。

ロボットジャーナリズムとは?

ここ最近、ニュースサイトなどでもちょろちょろと言及されることが増えてきた『ロボットジャーナリズム』という言葉。

わかりやすく、すご〜くザックリお伝えしましょう。

これまでのメディアは新聞、雑誌、そしてWebも含めて、記者が自ら取材し、記事を執筆し、情報を発信していました。

それに対し、ロボットジャーナリズムとは、

ロボットが情報を収集し(ビックデータ解析などを行い)、ロボットが記事を書いてしまうというもの。

この技術、実際に昨年あたりから本格的な導入がはじまっています。

人工知能研究を行う米国のベンチャー企業『ナラティブ・サイエンス』、『オートメイテッド・インサイト』などがロボットによる記事執筆技術を実用化しており、AP通信や、米Yahoo!、ワシントンポストなどは既に採用している現実があります。

中でもオートメイテッド・インサイト社の『Wordsmith』は特に有名で、ベータ版を一般に無償提供したことも話題になりました。

AP通信はこの『Wordsmith』を使って、3ヶ月で3000本以上の記事を生成しているそうです。

そういえば、日本においても、日経新聞がAIによる決算短信の配信を始めたというニュースが1月に報道されていました。

日経電子版の決算サマリー (Beta) 一覧を見ると、実際にロボットが書いた記事が見られます。


日経電子版の決算サマリー (Beta) 一覧より引用
http://www.nikkei.com/article/DGXLRST0435085U7A400C1000000/

まぁ定型文に数字を当てる形での記事構成ですが、言われなきゃロボットが書いたなんてわかりませんな。

このように日本国内でも既に実用化されており、決してIT先進国アメリカだけの話ではないってことです。

今日もどこかでロボット記者が新たな記事を静かに生成しまくっています。

未来感ハンパない話に聞こえるかもしれませんが、これが現実に稼働しているわけです。

ロボットに仕事が奪われる?? 〜ロボットが得意なこと、苦手なこと〜

巷では『ロボット記者の出現により、人間の仕事が奪われる!』という声が聞かれます。

ブロガー界隈でも同様の声があり、ロボットに記事を自動生成される未来に戦々恐々としているブロガー、アフィリエイターは多いのではないでしょうか。

ロボットジャーナリズムが浸透して行く未来はどのように変わるのでしょう?

本当に仕事を奪われる時代がやってくるのでしょうか?

私は以下のように考えます。

『ロボットにも得手、不得手はある!』

では、ロボットはどのような記事を書くのが得意なのでしょうか?

ロボットが得意なこと

例えば上記、日経新聞電子版の例にあるような、企業の決算記事。

データベース分析をもとに数字を軸とした記事を書き、人間よりもはるかに早く配信するなどの仕事は、ロボットの得意中の得意とするところでしょう。

スポーツの速報記事配信などにはピッタリです。

データを楽しむスポーツとも言える”プロ野球”の報道などには、まさにドンピシャ!

実際にAP通信は142チーム、13リーグから成るマイナーリーグの報道記事をロボットを使って配信しています。(日本プロ野球の2軍、3軍報道は本当に少ないから、どっかやってくれませんかね… 坂田や誠がどんな状態にあるのか一切わからないじゃないか!怒!@西武ライオンズ)

ロボットにとって金融やスポーツの記事はお手の物ですね。

ロボットが苦手なこと

しかしながら、ロボットにはデータからしか記事を作れないという弱みがあります。

いくら自然言語処理が進んで、人間が書いた風の文体になったとしても、人間の感情を上手に表現することは難しいし、記者独自の個性、独特な癖や文章の味、絶妙な比喩表現などを上手に書き上げることができるようになるには、まだまだ時間がかかることでしょう。

取材記事なども、どうやったって書くことはできません。

また、分析するためのデータ収集が正確でないとロボットジャーナリズムは機能しません。

意図してロボットのアルゴリズムに誤認させるような情報をバラまき、誤報が配信されるように仕向ける悪い奴も必ず出てくることでしょう。

SEOを悪用する輩と同じです。

検索エンジンのアルゴリズムを誤認させ他者を攻撃するという被害にあったのが、まさに先日までの私なのですが…
ブログ攻撃とその対処 〜ミラーサイトの大量生成と大量の被リンク攻撃を受けました〜 

あなたにしか書けない記事を書けば良い

ということで、

『ネット上で情報を拾い集めてまとめただけの記事を配信しているブロガーや、記者は職を失うかもしれませんが、自分の意見をしっかりと書ける、独自の個性や表現を持つブロガーや、記者は何も心配する必要は無い!』

と私は考えています。

まぁ、あなたにしか書けない、読み応えのある記事を書いていけば良いってことですね。

※個人的には、ロボットジャーナリズムに加え、Welq事件以降の情勢も踏まえて『個』を売る形では無い、専業アフィリエイターの90%がヤバいことになると思っています。

まとめ

と、いうことで、AI(ロボット)が記事生成を行い、配信する、ロボットジャーナリズムの時代が間も無く来るよ〜

ではなく、

既にそういう時代に突入しました!ってお話でした。

改めてまとめると、ロボットは

・データベース(ビックデータ)分析をもとに記事を生成するよ
・数字を軸とした記事を書き、スピード配信するのが得意だよ
・感情表現や個性を打ち出すのは苦手だよ

ってこと。

また、悪意ある勢力が偏向、歪曲された情報を大量に発信することで、意図してロボットを誤認させ、誤報を配信させる可能性もあります。

ですので、ロボットジャーナリズム脅威論はさまざまなところで言われていますが、私自身はまだまだ人間の魅力のほうが優っている部分は大きいと考えるし、期待はあれど脅威に感じることもありません。

むしろ上手に利用してやろうと思っているくらいです。

ロボットジャーナリズムが世に浸透するほど、最大公約数的な記事は必ず増えてきますので、そこの反対に走れば良いわけで却って記事を書くのは楽しくなるんじゃないかなぁと思っています。

それにしても執筆スピード落ちてるなぁ。。。

リハビリ頑張ります。

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ABOUTこの記事をかいた人

落合正和

マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー 2010年よりソーシャルメディアマーケティングに注目し、現在はオフラインでの商圏分析とソーシャルメディアマーケティングを融合したナレッジをベースに、企業や政治家、プロスポーツ選手といった方々へのコンサルティング活動、講演活動を行っています。 著書:はじめてのFacebook入門【決定版】(秀和システム)