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落合正和Web無料相談所 回答2回目!芸術のWeb発信とブログの活用について
先日から始めた”落合正和Web無料相談所”のご回答、第2回目です。
【SNS活用】落合正和Web無料相談所開設のお知らせ!【ブログ運営】
本当に多数のご質問をいただき、ありがとうございます。
ひとつづつ回答して参りますので、まだの方は、もう少々お待ちくださいね。なにせ既に20以上の質問が貯まっておりまして…
いつ掲載されるかわかりませんので、とりあえず以下のブックマークを!
さて、今回のご質問者さまは匿名希望の方。
質問は以下の通りです。
落合さん、いつもお世話になっております。 Facebookでもお世話になっております、○○です。 今日は一つ、質問させてください。 小説や詩などが好きで書いていきたいのですが、SEOに関してデメリットになりそうなので、控えています。 現在は、noteというクリエイター系のサービスで書き始めているのですが、やはり資産になるかどうかというところでは、やはり自分のサイトで書き溜めていった方がいいのかな?とも思っています。 仮に、落合さんが、小説や詩のサイトをやるとしたら、どのようにしますか? 現在のぼくのように、 1.ブログではSEOを意識した記事を書いて、noteなどのSNSで書く。 2.ブログに全部書く。 3.小説や詩、専用のブログを立ち上げる。 4.その他 アドバイスをお願いします! |
とっても良いご質問をありがとうございます。
これは難しい問題ですね!
小説、詩、絵画、写真
こういった芸術の発信がWebを通じて行われる時代になってきました。
ここ最近の私のセミナーや、トークショーでよくお話しているのですが、私の夢は現代版『白樺』をつくることです。
私の住む手賀沼湖畔は、明治後期から大正時代にかけて白樺派の文人が集う別荘地でした。ここに柳宗悦、志賀直哉、武者小路実篤、バーナード・リーチなどが集まり、新しい文化を創出し、当時の日本に大きな影響を与えていたんですね。
かつて白樺派が生まれたこの地で、Webを活用した21世紀型の『白樺』をつくりたい。
そう思っています。
しかしながら、小説、詩、絵画、写真といった芸術の発信は、そのものだけを見れば、SEOの対岸を泳ぐようなお話。
ちょっとした工夫が必要になりそうですね。
そこで今回は、芸術のWeb発信とブログの活用について、お伝えして参ります。
小説、詩、絵画、写真 等、芸術のWeb発信はどこで行うべきか?
さて、質問者さまへの回答ですが、
確かに小説や詩などを、そのままブログに掲載するとなると、SEOの観点からはデメリットになる可能性を排除できません。
そして、noteや無料ブログなどのサービスを利用すると、自分の資産にならないというのも事実でしょう。
では、芸術のWeb発信はどこで行うべきなのか?
結論から申し上げます。
もし私がそれをするのなら自分のサイトに書き留めていきます。
その理由は以下の通りです。
自由に作品を掲載したいから
例えば「裸婦」の絵画を無料ブログやソーシャルメディアに掲載すれば、すぐに“違反報告”されて削除されてしまうリスクがあります。どこまでが芸術で、どこからが猥褻なのかを、無料ブログやソーシャルメディアに集まる有象無象のユーザーに判断されたくないですからね。
おそらく、ティツィア-ノ・ヴェチェッリオの「ダナエ」だろうが、ジャン・ク-ザンの「エヴァ・プリマ・パンドラ」だろうが、ミロのヴィ-ナスだとしても、“違反報告”されて削除される可能性は高いでしょう。
無料ブログやソーシャルメディアのユーザーの中には、芸術の感性など一切持たない人、リテラシーの低い人も多数いますからね。そういった人たちと反論しても無駄に炎上するだけで労力がもったいないです。
自分のサイトのほうが集まるユーザーの質もコントロールしやすいですし、削除リスクもありません。
小説や詩の表現にしても同様で、曲解して「差別だ!」と言ってくるような人、どんなものにでも“違反報告”する人、必ずいます。
広告が邪魔
noteなんかは広告が少ない(noteプレミアムの宣伝程度)のでマシなほうですが、無料ブログや他のソーシャルメディアはガンガン広告が入りますからね。
小説、詩、絵画、写真
といった芸術の範囲にある作品は、じっくりと集中してみてもらいたいもの。
気が散る広告や、外へのリンクは極力減らしていきたいもの。
そうなるとやっぱり自分のサイトのほうがコントロールが効きます。
noindexを上手に使えば、Googleからのサイト評価を下げることもない
小説や詩というものは、必ずしも万人から評価されるものではありません。
ところが、Googleは万人から評価されるコンテンツを上位表示させる仕組みになっています。
この仕組みを考えると小説や詩の投稿が増えるにつれ、Googleからの評価が低下し、検索上位にまったく上がってこないサイトになる可能性もあります。
現在のブログと、芸術コンテンツの共存は難しいようにも思えます。
そこで活用したいのが”noindex”の設定です。
Googleがサイトの検索順位を決めるまでのプロセスは以下の通りです。
1、クロール
2、インデックス
3、検索順位の決定
“noindex”の設定により、このプロセスの2、3を止めることができます。
つまり、
“noindex”が設定されたページは、検索結果には表示されなくなるわけです。
そうすることで、Googleからのサイト評価を下げることもなく、自分のサイトに小説や詩をノーリスクで投稿することができるようになります。(むしろ、低品質なページをインデックスから削除することでサイト価値は上がる!)
ただし『それじゃ”noindex”だらけになっちゃうし、小説や詩を投稿したページにアクセスも来なくなっちゃうよ!』という声もあることでしょう。
まずはファンを作ってください。
FacebookやTwitter、Instagram、noteといったソーシャルメディアは、いくら育てても資産化はできませんが、ブログの読者や作品の一見さんとコミュニケーションをとるツールとしては最適です。
ブログ⇔ソーシャルメディア
アクセスを相互に送り合い、互いに弱点を補完し合うようにしましょう。
その自然な流れの中で、小説や詩といった作品ページにも被リンクが付くようになってきます。
一定の被リンクがあるページなら、Googleも評価してくれますので、”noindex”の設定も必要ありません。
こういった小さなことの積み重ねをしていくことで、自分のサイトに作品を投稿することのリスクを避け、メリットだけを享受できる環境を作ることができます。
まとめ
と、いうことで、
小説、詩、絵画、写真 等、芸術のWeb発信はどこで行うべきか?
の質問の回答は、
『私なら全て自分のブログから発信します!』
ということ。
いただいた選択肢から選ぶと、
2.ブログに全部書く。
ですね。
ただ、noteそのものはリスクも低いので悪くないとも思っています。今回の記事も、note利用者を否定するつもりは全くありません。
でも、私は欲張りなので、すべてを自分のブログに集約させて、資産化していきたいと考えてしまいます。
外部にアクセスを逃すのも嫌なので…
ユーザーとしても他サイトに飛ばされるのってあんまり嬉しいことじゃないですよね。
という理由で、私は自分のブログに集約するという考えです。
アクセスを引き込む導線、コミュニケーションツールとしては、noteや無料ブログ、ソーシャルメディアもガンガン使っていくべきだと思います。
ご質問ありがとうございました!