小さな飲食店の集客ブログの作り方 基礎と基本

飲食店集客ブログノウハウの基礎的な部分をまとめてお伝えして参ります

このところ地方での講演や、グループセッションを数回こなしていたので、「小さな飲食店の集客ブログの作り方」についてお問い合わせや、ご質問を何度かいただいております。

当然ではありますが、ホームページやブログを作れば勝手に続々と集客が…とはなりません。Webから店舗に集客するには、それなりの工夫が必要になります。

しかしながら、それは大変な努力を要するようなことではなく、ちょっとしたポイントを抑えるだけで、2倍、3倍と売り上げを伸ばすこともできてしまったりするのです。

コツがあるんですね。

私にとって飲食店のコンサルは最も得意な分野です。

起業して1〜2年の間は、ほぼすべてのクライアントが飲食関連でしたし、私自身、年間1億〜3億規模の飲食店の店長を6年以上経験しています。

今回は、そういった経験から得られた、飲食店集客ブログノウハウの基礎的な部分をポイントだけに絞り、まとめてお伝えして参ります。

題して『小さな飲食店の集客ブログの作り方 基礎と基本』

それではスタート。

無料ブログか?独自ドメイン運用か? アメブロをオススメしない理由

一番最初に悩むのはみんなココだと思います。

『無料ブログ運用か?独自ドメイン運用か?』

私はズバリ!独自ドメイン運用をオススメします。特にWordPressを使った独自ドメイン運用が良いです。

今、成功しているオウンドメディアの多くも、WordPressを使用しているものが多く、Googleの検索エンジン開発部門の責任者である、マット・カッツ(Matt Cutts)も、WordPressが検索エンジン最適化(SEO)において効果が大きいと公認しています。

もちろん、このブログもWordPressです。

でも『私にはWordPressは難しくて…』と不安に思っている人も多いでしょう。

多くの人が誤解しているのが、

・無料ブログサービスはカンタン
・WordPress等で独自ドメイン運用は難しい

という印象。

はっきりいって運用の難易度は、無料ブログサービスも、WordPress等で独自ドメイン運用でも変わりはありません。

アメブロやライブドアブログを更新できる人は、WordPressも問題なく使えます。

慣れの問題だけですね。使用するWordPressテーマによってはアメブロなんかよりも、ずっとカンタンです。

特に『ALBATROS(アルバトロス)』は初心者の方にもピッタリですね。

【初心者向けカンタンWordPressテーマ】
ブロガー必見!WordPressのテーマ『ALBATROS(アルバトロス)』が凄い!

難しい点があるとすれば、最初のWordPressインストールくらいだと思いますが、これも解説されているサイトが多数あるので、手順通りにやればカンタンです。

初心者でも簡単に出来る WordPress のインストール方法 バズ部

少し前なら無料ブログサービスである、「アメブロ」をオススメしていたのですが、今はリスクが多すぎて、あまりオススメできません。

なぜアメブロがダメなのか?

・広告が多すぎて嫌われる
・広告を有料サービスで消しても、ドメインそのものが嫌われている
・今後のサービス向上が期待できない
・社内パソコンからアクセスできないケースが多い
・メアド収集が規約違反になる
・記事やアカウントの強制削除の可能性がある
・メンテナンスが多く、機会損失が多い

正直なところ今のアメブロは、デメリットを挙げたらきりがないほどです。。。

詳しくはこちらに書いたのでご参考ください。

ビジネスブロガーはアメブロを卒業すべき5つの理由
アメブロに集客を頼っている人は、もう危険領域に足を踏み込んでいる

アメブロほどではありませんが、FC2ブログもSEO的に不利な時期がありましたし、先日はYahooでライブドアドメインが検索できない事件もありました。

やはりブログは、自分の資産になり得ず、運営会社に運命を握られた無料ブログサービスよりも、独自ドメイン運用、それもカンタンなWordPressでの運用をオススメいたします。

ブログタイトルと記事タイトルにはキーワードを!

お客さまはどうやってあなたのお店を探すのでしょう?

多くのお客さまはGoogleやYahooの検索エンジンを使って、

・地域名+業種

でキーワードを入力し、お店を探します。

例えば、『渋谷 ラーメン』『新宿 中華』といった感じですね。

あえてザックリとした表現でお伝えすると「ブログタイトル」、「記事タイトル」に組み込んだキーワードは、検索に引っかかりやすくなります。

組み込んだキーワードが検索にヒットするように、ブログタイトル、記事タイトルを最適化していきましょう。

アクセスを伸ばしてお店を認知してもらうのは集客ブログの最初のステップになります。

また、キーワードをより詳細にしていくことで、さらに成約率(来店率)の高いアクセスを集めていくことができます。

『渋谷 豚骨ラーメン』
『新宿 火鍋』

このように、業種キーワードを細分化し、記事を増やしていけば、ドンドンアクセスは増え、来店につながっていきます。

地域名だけでなく「駅名」「地域のスポット」などをキーワードに盛り込んでみるのも良い手法です。

『柏駅 カフェ』
『手賀沼 喫茶店』

のような記事タイトルも使っていきましょう。

また、最近はiPhoneのSiriや、ドコモのしゃべってコンシェル等、音声を認識する秘書機能アプリケーションソフトウェアを使った検索を使う人も増えています。

そういったユーザーたちは、

・近くの+業種

という検索をするケースが多いため、

『柏駅 近くの カフェ』
『手賀沼 近くの 喫茶店』

こんな検索対策もしておくと、これからの時代は良い結果が得られるかもしれません。

飲食店の集客ブログにはどんな記事を書けば良いのか?

飲食店の集客ブログで大切なことは、『お客さまの不安要素をすべて取り除く』こと。

お客さまは我々が想像する以上に、さまざまな不安を抱えた上で、Webを使ってお店探しを行っています。

その中で、最も不安を払拭できたお店を選択し、訪問するわけです。

私の経験上、ポジティブ要素をガンガン全面に出すよりも、ネガティブ要素をすべて潰していく思考のほうが、飲食店経営は上手くいくように感じています。

では、お客さまの不安要素を取り除く記事とは、どんな記事を書けば良いのでしょう?

メニュー記事

お客さまは、『払った対価に合わない食べ物を食わされるのでは…』という不安をいつでも抱えています。

商品の美味しさを読者に届けるためのメニュー記事は積極的に書きましょう。

メニュー記事で最も重要になってくるのは写真です。

ブログという媒体では「味」「香り」を伝えることはどうやっても不可能です。可能な限りテキストで表現するしかありませんが、それには限界があります。

そうなると最も商品の良さを伝えられる武器は、視覚で伝わる「写真」です。

しかしながら、巷に存在する飲食店ブログをチェックすると、どうにも美味しそうに見えない写真が多数使われています。

なぜ美味しそうに見えないのでしょう?

大抵の要因は写真の明るさです。

ここを意識するだけでかなりメニュー記事への印象は変わってきます。

またアングルも大事です。メニューすべてが同じ角度から撮られたアングルだったりするケースがよく見受けられます。

食べ物の種類、盛り付けの仕方によって美味しく見える角度は異なるはずです。

このあたりはしっかり魅せられるように意識していきましょう。

もし予算に余裕があれば、プロに撮ってもらうことをオススメします。

店内の様子を案内する記事

メニュー記事以上に大事なのが、店内の様子を案内する記事です。

上記で申し上げた通り、お客さまは来店前にさまざまな不安を感じています。

『清潔なお店かな?』
『座席数はどのくらいあるんだろう?』
『常連さん以外でも入れる雰囲気かな?』
『狭いお店は嫌だなぁ…』
『カウンター席しかなかったら嫌だなぁ…』
『店内の明るさは??』

こういった不安や疑問を、記事で解決してあげなくてはいけません。

特に外から中の様子が伺えないお店は、入るのに結構勇気が要ります。

実際に私が過去にコンサルした飲食店では、お店の扉をガラスに入れ替えただけで、来店数が3倍以上に伸びたケースもありました。

入り口の雰囲気だけで顧客を逃しているお店は本当に多いので、このあたりはブログ記事でカバーしてあげると集客を逃さずに済みます。

店内の様子を写真をふんだんに使って、記事を書いていきましょう。

もちろんココで使う写真も明るさに注意!

普段使用している店内の照明だけでは暗すぎます。

・撮影時は照明器具を追加する
・明るい日中の時間帯に撮影する

などの工夫が必要です。

ノウハウ記事、レシピ記事

以前、パン屋さんをコンサルした時に、お菓子づくりのレシピ記事は大変好評でした。

SNSでも多く拡散されたことで多数のアクセスを呼び込み、お店への集客につながったのはもちろん、同ページでWeb販売していた、お店の名物ラスクもたくさん売れました。

飲食店の集客ブログは、レシピ記事、ノウハウ記事と相性が良いです。

この話をするとよく聞かれるのが、

『レシピ公開して自宅で作れるようになると、来店数が減るのでは?』

という質問。

ご安心ください。減りません。

・鍼灸師がツボの位置をテレビで公開しても集客は減りません。
・大工さんがNHKのDIY入門に出演しても受注は減りません。

お客さまのお店への欲求は、

『プロの味を味わいたい!』
『自宅とは違う雰囲気の良いお店で食べたい!』
『時間と手間をかけたくない!』

と、さまざまな要素が絡み合ってお店に来店するので、レシピ公開くらいでは興味こそ湧くものの、来店数が減ることはまず無いのです。

よほど特別な秘伝のレシピでない限り、公開して問題が発生することは無いでしょう。

『◯◯店のまかないレシピを公開!』

みたいな記事はSNSでも拡散されやすいですよ^^

お客さまの声、お客さまの表情

お客さまの不安を最も払拭しやすいのは、他のお客さまの感想です。

お店を利用しているお客さまにアンケートをとるなどして、お客さまの声を積極的に記事にしていきましょう。

アンケート用紙を写真に撮って、そのまま直筆文章を掲載するのも良い手法です。生の声は喜ばれます。

もちろん掲載許可はしっかりもらっておきましょうね!

『アンケートを書いて頂いたお客さまはウーロン茶1杯サービス!』

などのカタチで、原価単価が低い商品をプレゼントして集めても良いでしょう。

お客さまが店内で楽しそうにしている姿、美味しそうに食べている表情の写真は、大変に高い集客効果をもたらします。

逆にそういった写真を出せないと、広告やブログでの集客は難しいです。

お客さまの表情が伝わる写真は、それだけ重要なモノのなのです。

従業員、オーナーの人柄がわかる記事、日常のお店の様子

お客さまの不安は店内の様子だけでなく、従業員やオーナーの人柄も気になるところです。

にこやかな従業員の表情、オーナーの日常業務の様子などを、写真入りで記事にしましょう。

仕事へのこだわりや理念などを伝えるのも良いでしょう。

また、従業員やオーナーの趣味を紹介したり、休日の様子なども伝えると、共感を得てお客さまとの距離感が縮まります。

オープンまでの経緯や、オーナーの人生をストーリーにして紹介するなども、とても良い手法です。

お店へのアクセス記事、店舗情報記事

こちらは随時更新するものではないので、固定ページ記事になります。

お店へのアクセス記事、店舗情報記事で、

『お店まで無事に、時間通りにたどり着けるか…』
『お店まで行ったのに定休日だったら…』

という不安を払拭してあげましょう。

お店へのアクセス記事は住所だけではなく、

・地図
・電車、バスを使ったアクセス方法、所要時間
・車でのアクセス方法、所要時間
・徒歩、自転車でのアクセス方法、所要時間
・駐車場の有無

などを記載しましょう。

また、“駅からお店までの経路を順を追って写真で案内してあげる記事” などがあるとより親切です。

店舗情報記事は、

・営業時間
・定休日
・スケジュール
・電話番号
・問い合わせフォーム

といった情報を記載します。

特に、営業時間、定休日はよりわかりやすい位置に記載しましょう。

その他、飲食店集客ブログの注意点

ファーストビューに連絡先を必ず入れましょう!

飲食店において、予約の獲得は最も重要な任務です。

予約獲得につながる、

・電話番号
・メールアドレス
・問い合わせフォーム

は、ブログのファーストビューの中に、目立つカタチで必ず置いておきましょう。

※ファーストビューとは、閲覧者の画面にWebページを表示した時に、最初に表示される領域のことを言います。

ファーストビューの中に最大の目的を設置しておくことは、集客ブログの基本中の基本なのです。

メールアドレスの収集をしよう!

飲食店であれ、アパレル店舗であれ、顧客を持つビジネスでは、メールアドレスの収集は必須事項です。

もう耳にタコができるほど聞かされている話だとは思いますが…

江戸時代の商人は火事になったら顧客台帳を井戸に投げ込んだと言います。家や商品がすべて燃えたとしても顧客台帳さえ燃えなければ、商売をすぐに再開できるからです。

現代の顧客台帳である、メールアドレスリスト(飲食店であればLINE@のフレンドでも良いでしょう)の収集はとても重要な仕事のひとつです。

繁忙期にメールアドレスリストを収集し、閑散期にそのリストに案内を送れば、年間の売り上げの波を抑制し、倒産リスクを大幅に抑えることができます。

顧客と直接連絡のとれるメールアドレスリストは、商売における最大の武器なのです。

ファミレスなどで行われている、店内POPや、レジでのサジェストは当然のこと、ブログでも積極的にメールアドレスリスト収集は行っていきましょう。

そのために、メールアドレス登録フォームもファーストビューに設置したいものです。

まとめ

う〜ん…書いてはみましたが、どうにもまとまりませんね。

基礎的な部分だけを抽出するのは難しい…どうしても”その先”まで言いたくなる欲求が出てきます。

とは言っても、上記の部分をしっかり抑えておけば、自然と来店数は増えてきますのでご安心ください。

逆にこれらのポイントからズレていると、まず集客はできません。

1、アクセスを伸ばしてお店を認知してもらうこと!
2、お客さまの来店欲求を阻害する、不安要素をすべて取り除くこと!

ここを意識してブログを構築していきましょう。

まずは上記を意識した上で100記事ほど書いていきましょう。アクセスや集客が安定し始めるのが100記事あたりだなぁといつも感じます。

ぜひ、ご参考くださいね。

余裕ができたら”その先”の応用編も書いていこうと思います。

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落合正和
株式会社officeZERO−STYLE代表取締役
一般財団法人モバイルスマートタウン推進財団 副理事長兼専務理事
マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー
ブログやSNSを中心としたWebメディア、生成AI活用が専門。ネット事件やサイバー事件、IT業界情勢、インバウンド観光、生成AIリスクなどの解説で、メディア出演多数。 ブログやSNSの活用法や集客術、SEO、リスク管理等の講演のほか、民間シンクタンクにて調査・研究なども行う。 著書: 会社のSNS担当になったらはじめに読む本(すばる舎) ビジネスを加速させる 専門家ブログ制作・運用の教科書(つた書房) はじめてのFacebook入門[決定版](秀和システム)