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【西伊豆観光】西伊豆・堂ヶ島で干潮時に陸地と沖にある三四郎島がつながるトンボロ現象を体験
西伊豆は堂ケ島、瀬浜海岸で開催された「トンボロ開き」にお招きいただき、三四郎島に徒歩で渡ってきました。
いわゆる「トンボロ渡り」です。
トンボロ現象とは、普段は海によって陸地と島が隔てられているが、干潮時になると水が引き、陸地が現れることで道が繋がる現象のことを言います。
なんと男心をくすぐる現象なのでしょう。当然、渡った先の三四郎島は無人島。興奮が止みません。
これが生で観ると、結構感動的なもの。
このように最初は完全に水で覆われている状態から、
僅か1時間ほどで、こうなります。
トンボロ現象が起こる場所は全国的に見ても希少で、もちろん私にとっても初めての体験でした。
画像だけではわかりづらいという方々の為に良い動画があったのでこちらもぜひ。
トンボロドローン空撮映像
国内では江ノ島や、香川県余島のエンジェルロードなどが有名。
海外ではフランスのモン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)にもトンボロ現象があるとのこと。
うん、これも見に行きたい。
台湾の澎湖県(ほうこけん)奎壁山 でも有名で、西伊豆とは友好交流提携を結んでおり、観光交流を行なっています。こちらのトンボロ現象も幻想的で迫力があります。
まるでモーゼの奇跡のようですね。
この台湾のトンボロは近いうち必ず見に行こうと思います。
トンボロ開き〜ビーチクリーン〜トンボロ渡り
毎年この時期に開催されるトンボロ開きは、自然の奇跡に感謝して、まずは海の掃除から始まります。
私もモチロン参加しました。
掃除の時間はわずか30分間でしたが、私一人だけでも
ペットボトル…1袋
プラスチックゴミ…1袋
流木…沢山
を拾いました。一見綺麗に見えても、かなりの数のゴミが落ちているという現実にちょっとショックを受けたりも…
まぁ故意に捨てられたものもあるとは思いますが、大半がこの地域特有の強風で飛ばされてきたものだとも思いますが。
地元の人だけでなく、学生さん、訪日外国人を含めた観光客の方々も多数参加されていたのが印象的でした。
清掃を終えてお昼時に差し掛かると、瀬浜海岸と沖合の三四郎島との間に約250メートルの砂州「海道346(三四郎)」が現れました。
かつては海女さんが漁に向かう道として使われていたそうです。
その後
『海の道に傘の花を咲かせましょう』
という企画。
346人が傘を持ってハート型を作り、ドローンで上空から撮影するというもの。
少し人数が足りない感がありましたが、無事撮影を終えると、みんなで「トンボロ渡り」。
参加者のみなさんはインストラクターから、潮溜まりレクチャーを受けていました。
ヤドカリ!カニ!ウミウシ!トンボロ現象によって触れ合える海の生き物たち
冒険心を掻き立てられる「トンボロ渡り」ですが、これがまた想像以上にしんどい!
道中の足下は砂、土は一切無く、全て海中で削られたゴツい丸石。(砂州とは言うが砂の場所なんて全然ない!)しかも!多くの場合それらの丸石に、苔や海苔、謎の海藻がこびりついているものですから、とにかく滑ります。
常に足首が持っていかれそうになりながら、慎重に約250メートル進まなくてはならない。
捻挫の恐怖と戦いながら、必死に渡りきり三四郎島に到着しました。
三四郎島周辺には、潮溜まりが沢山あり、海の生き物たちとたくさん触れ合うことができます。
中で小魚が泳いでいたり、カニや貝が大量にいて踏みそうになったりと、少年に帰ったような気持ちになりましたよ。だってココ普段は人が渡れない無人島だし。
とにかく大量にいたのがヤドカリ。
他にもヒトデがいたり…
これはウニの仲間かな?
ウミウシもいっぱいいました。
よく見ればカワイイ…のかもしれない。ツノとかウネウネしてて強そう。
このあたりは伊勢海老の生息地。トンボロに取り残された可哀想な伊勢海老もいるんじゃないかと頑張って探しましたが、残念ながらお会いすることはできず。
他にもイソギンチャクや、ナマコっぽい生物まで、海の生き物と多数触れ合える楽しい時間となりました。
少年心に戻りすぎて写真の撮り忘れ多数。
まとめ 魅力的な観光資源の溢れる町、西伊豆町
「トンボロ渡り」の翌日、日頃運動不足の私は翌日にはふくらはぎがパンパン…
良いトレーニングになりました。
そうそう、西伊豆の魅力はトンボロだけではありません。
青の洞窟と言われる『天窓洞』や
『日本一の夕陽』が見られる場所としても有名です。
こちらのサイトでも詳しく解説しておりますので是非♪
西伊豆町は電車が走っていないため、同じ伊豆半島の中でも熱海や伊東、下田などと比べ認知が低い面もありますが、実際に足を伸ばしてみると、素晴らしい泉質の温泉に、美味しい海鮮料理、絶景スポットなどが多数存在する素敵な観光地。ツーリングやダイビングのスポットとしても最高です!
是非一度訪れてみることをオススメします。