生成AIを活用して独自性あるブログ記事を30分で書く方法

すべてのビジネス、特にオンラインで活動している人々にとって、ブログは必要不可欠なツールです。ブログは、読者とのつながりを深め、新しいフォロワーを引き寄せ、目標達成の手助けをする重要な手段です。しかし、課題は、読者のニーズに合った新たなコンテンツを提供し続けることです。

ここ最近、生成AIに関連するニュースは加熱気味ですね。おそらくあなたもChatGPTやその他AIツールをブログ記事の作成に役立てたいと考えているのではないでしょうか?

また、SNSなどを通じて、AIによるライティングツールがブログの世界をどのように革新しているかについて、さまざまな議論や情報を耳にしているでしょう。記事冒頭でいきなり断言してしまいますが、ブロガーは生成AI、特に「ChatGPT」を活用すべきです。生成AIを活用することで圧倒的に早く記事を作成できます。生産性がこれまでとは桁違いです。

とはいえ、全てをAIに書かせた記事で検索上位を獲得できるほど、検索アルゴリズムは甘くありません。しっかりと独自性、オリジナリティを持たせた記事を書く方法について、お伝えしていきます。

この記事ではじめて私のブログに来た方もいるでしょう。少し自己紹介させていただきますと、私はブログ中心にビジネスを展開して16年。ブログやSNSに関連する著書も上梓しており、数々のテレビ番組、新聞、雑誌、Webメディアでも解説をしております。(詳しくはプロフィールをご覧ください現在も月間22万PVのWebメディアの運用に加え、プレイヤーとしてさまざまなWebの取り組みを進めています。きっとあなたに役立つ情報をお届けできると思っております。

目次

生成AIとは何か

生成AI(Artificial Intelligence)は、自己学習アルゴリズムを用いて人間のような生成作業を行うことができる人工知能の一種です。それは、テキストの生成、画像の生成、音楽の生成など、様々な形で表現されます。具体的には、既存のデータセットから学習を行い、その結果を基に新しいコンテンツを生み出す能力を持っています。生成AIは、従来の人間が行う作業を自動化し、効率化を実現する一方で、人間の創造性を補完するツールとしても活用されています。

生成AIの概要

生成AIは、Deep Learningという技術をベースに作られています。大量のデータからパターンを学習し、その学習結果を元に新しいデータを生成します。一般的なAIとは異なり、生成AIは特定のタスクを解決するために設計されたものではなく、自身が学習した知識を元に新しいアウトプットを生み出す能力を持っています。例えば、文章の生成AIであれば、大量のテキストデータから文章のパターンや構造を学習し、その知識を元に新たな文章を生成します。

生成AIの活用例

生成AIは多岐に渡る領域で活用されています。その中でも代表的なものは、ブログ記事の作成や論文の執筆、ウェブコンテンツの生成など、テキストの生成に関する領域です。これは、生成AIが言語のパターンを学習し、それを元に新たな文章を生成する能力を持っているからです。特に、ブログ記事の生成では、生成AIを用いて記事の大まかな構造を作り、その後に人間が細部の調整を行うという方法が一般的です。これにより、短時間で高品質なブログ記事を生成することが可能になります。これまでコンテンツ作成者が完成するまでに何時間もかかっていたものが、汗をかかずに作成できるようになります。

なぜChatGPTを推奨するのか

ChatGPTは、OpenAIによって開発された大規模な生成AIの一つで、その優れた性能から広く利用されています。その利点は多岐にわたりますが、特にUIの使いやすさと、プロンプト(指示文)次第で極めて優れたアウトプットが可能になることから、私はChatGPT(GPT-4)をメインに活用することをオススメしています。

ChatGPTの特徴

ChatGPTは、その豊富な知識と広範な応用能力が魅力となっています。ブログ記事を作成する際には、文章生成のためのアイデア出しやラフな構造作り、さらには最終的な文章の生成にまで活用することができます。また、ChatGPTを活用することは自身のプロンプト作成能力の訓練にもなります。つまり、ChatGPTとのやり取りを通じて、自分自身がより効果的なプロンプトを作成できるようになり、それによってAIの出力結果の品質を高めることができるのです

GPT-4の月額20ドルの利用料は惜しむべきではない

ChatGPTのユーザーインターフェースは極めてシンプルで使いやすく、初心者でも直感的に操作することができます。この手軽さは、無料版のGPT-3.5でも体験することができますが、より深い能力を引き出したい場合には有料のGPT-4の利用をお勧めします。

無料のGPT-3.5でも十分な性能を発揮しますが、GPT-4はそれをさらに上回り、広範な知識と洗練された文章生成能力を有しています。GPT-4の進化した能力は、ブログ記事の品質を一段階向上させるために重要な要素となります。

もちろん、無料のGPT-3.5を使いながら自身のスキルを磨き、その後有料のGPT-4に移行するという手段も取れます。それはユーザーのスキルやニーズ、そして予算に応じて選択することができます。

しかし、ブログで収益化を考えているのであれば、GPT-4の月額20ドルの利用料は惜しむべきではありません。私は2つの有料アカウントを持ってフル活用しています。その投資に見合うほどのアウトプットが得られることは間違いありません。そのため、質の高いブログ記事を効率的に作成したい方には、有料のGPT-4を推奨します。

ChatGPT

こんな便利なツールは他にはありません。もはやChatGPTの無い生活など考えられなくなりました。

生成AIの位置付け、生成AIとどう向き合うか?

生成AIをどう位置づけるかは、その利用方法や成果に大きく影響します。AIはユーザーと協働する存在であり、その立場や役割を明確に理解することが、効果的な使用法につながります。

生成AIは作業代行ツールとしての存在

AIは知らないことを教えてくれる知識源や検索エンジンの代わりだと私は考えていません。そう考える人の多くは、「使い物にならねえ!」なんてもの言いをします。私から見れば、そう言っている人のほうが“使いこなせていない”ようにしか見えませんが…

ChatGPTを語る某掲示板の方々… 格差が生まれる理由がよくわかります

AI、特にChatGPTの真の役割は「作業を代行する、サポートするツール」だと私は考えます。

生成AIであるChatGPTは、検索エンジンのように情報を正確に提供するものではなく、あくまで作業を代行し、創造的なアウトプットを助けるツールです。

情報の正確性を厳密に求めるのではなく、生成された内容を元に自分自身のアイデアや表現を広げ、ブラッシュアップすることが重要となります。

具体的には、ChatGPTが生成する文章やアイデアはあくまで「提案」であり、それをそのまま受け入れるのではなく、自分の視点や判断を加えて最終的なアウトプットを作り上げるべきです。生成AIは一種の「創造的なパートナー」であり、あなた自身の創造性を引き出すための存在と考えることが適切です。

さらに言えば、ChatGPTは、訓練データとしてインターネットのテキストデータを利用していますが、その情報は2021年までのものであり、その後の情報や特定の専門知識は持ち合わせていません。そのため、情報の精度や最新性を確保するためには、自分で情報をチェックし、必要な修正や追加を行うことが不可欠です。

これらを踏まえて、ChatGPTとの適切な関わり方としては、AIが提供する情報やアイデアを「あくまで参考の一つ」として捉え、自分自身が主導権を握ってブログ記事を作り上げていく、という姿勢が求められます。

自分は作家、AIは編集アシスタントとしての役割

ブログ記事を書くという観点から見れば、あなたは作家であり、AIはあなたの編集アシスタントです。漫画家さんの作業環境をイメージするとわかりやすいかもしれません。

AIは文章を生成し、その草稿を提供しますが、最終的な校正や編集はあなた自身が行います。AIが提供する文章は完全なものではなく、作家であるあなたがそれを仕上げる素材となるものです。

したがって、AIに主導権を渡すべきではありません。AIが全てを書く存在ではなく、あくまであなたの指示に従い、あなたの創造力を支えるツールとしての位置づけが重要です。この意識を持つことで、AIをより効率的かつ創造的に活用することが可能となります。

時々、AIに主導権を渡すばかりか、AIの指示が無いと動けない(自分の思考では自信が無い)という人も増えてきています。自らAIの部下になってしまうのです。主従関係をよく考えましょう。私たちはAIの主人でなくてはいけません。

AIを使ったブログ作成の進め方

それでは早速、生成AIを活用して独自性あるブログ記事を30分で書く手順に入っていきましょう。この手順は確実にあなたのブログ記事制作を効率化してくれますが、最初から30分を切るのは難しいかもしれません。多少の訓練(訓練というほど厳しくはありません。”慣れ”のほうが適切かもしれませんね。)私は16年のブログ経験があり、2,000字〜5,000字程度の記事ならば、30分以内に書き切りますが、通常は2〜3回の経験は必要になると思います。

それではいきましょう!

0、準備:読者に伝えたいことを書き出す

最初の一歩として、自分が伝えたい内容やブログ記事にしたいトピックを箇条書きにまとめましょう。スマートフォンやパソコン、どちらを使っても問題ありません。両方で同期可能なメモツールを使えば、効率的に作業を進められます。

頭の中に浮かんだ自らの思考、アイデアやメッセージ、自分の経験、体験を全て出し切ることが重要です。その際、整った文章にする必要はありません。その部分は後でAI(ChatGPT)が助けてくれます。あなたの独自性・や個性を反映した考えは、AIが生成できないオリジナルの素材になります。だからこそ、思いつく限りのことを書き出してみましょう。

電車やタクシーでの移動時間、信号の待ち時間など、隙間時間に書き溜めておくと楽ですね。

1、キーワードリサーチの実施(3分)

まずはキーワードリサーチを始めましょう。これはあなたの理想的な顧客が何を検索しているか、またそれがどのようにして自分のウェブサイトにたどり着く結果に繋がるのかを理解するための重要なプロセスです。

具体的には、顧客が解決しようとしている問題や疑問を考えてみてください。それは具体的な商品の購入かもしれませんし、情報の検索や解決策の模索かもしれません。その問題に対するあなた自身の製品やサービス、または専門知識がどのように役立つのかを考察します。

このプロセスではSEOに配慮することも重要です。検索エンジンがあなたのサイトを見つけやすくするため、関連するキーワードを適切に使用します。例えば、あなたが「健康的なライフスタイル」を提供するフィットネスコーチであれば、「ダイエット」「運動」「健康食品」などのキーワードが考えられます。キーワードリサーチにより、あなたのサービスに関心を持つ可能性のある人々が、どのような単語やフレーズで情報を探しているのかを見つけ出します。

ツールは「ラッコキーワード」をオススメします。「ラッコキーワード」無料で利用できるキーワードリサーチツールで調査したいキーワードを入力すると一瞬でキーワードリサーチに必要な情報を収集してくれます。

ポイントは時間をかけすぎないことです。調査時間を決めて、一気にメモを取り、判断しましょう。

2、ブログの記事タイトルを考える。AIではなく自ら考える。(3分)

記事のタイトルを考えることは、ブログ作成における非常に重要なステップです。これはまるで仏像に目を入れる行為のようなもので、タイトルはブログの魂とも言えます。これがあって初めてブログは読者にとって魅力的なものとなり、彼らの注目を引きます。

SEO(検索エンジン最適化)においても、タイトルは重要な要素です。なぜなら、検索エンジンはタイトルを見てそのページが何についてのものなのかを判断するからです。そのため、タイトルには読者が検索する可能性のあるキーワードを上手く組み込むことが求められます。

しかし、キーワードだけに焦点を当てるのではなく、内容を的確に伝え、読者が興味を持つようなタイトルを考えることも重要です。これにより、読者はタイトルを見ただけで記事の内容が何であるかを把握し、その記事が自分の問題や興味に対して価値のあるものであると感じるでしょう。

AIを利用するのも一つの手段ですが、タイトル作りは記事の本質を理解している自分自身が行うべきです。それが記事の価値を最も的確に伝え、読者にとって魅力的なタイトルを作り出す最善の方法と言えるでしょう。

ラッコキーワードには、記事タイトルを提案してくれる機能もあります。参考程度に使うのは良いでしょう。

ラッコキーワードには、記事タイトルを提案してくれる機能もあります

3、記事ボリューム 〜見出し数、文字数〜 を考える(3分)

記事構成に取り掛かる前に、あなたが狙っているキーワードで上位表示を狙う為に、どの程度の記事ボリューム(見出し数、文字数)が必要なのかをチェックします。これもまた、ラッコキーワードの「見出し抽出」機能を使えば、カンタンに目安を調べることができます。

ラッコキーワードの「見出し抽出」機能

私の考え方としては、ここでの平均見出し数、平均文字数を、必ず超えるように記事を作成します。serpIQの研究によると、Googleは検索結果の1ページ目(10件)で、2,000語(日本語:9,000字)を超えるコンテンツを優先する傾向があることが実証されています。これは、より詳細で情報量の多いコンテンツが、ユーザーにとって価値があるとGoogleが判断しているためです。

Hubspotは自社ウェブサイトのデータを分析した結果、検索エンジンのランキングで高位に位置するための理想的なブログ記事の長さは2,100~2,400語(日本語:9,450〜15,300字)であることを発見しました。一方、Backlinkoは、Googleの検索結果の1ページ目に表示される記事の平均語数が1,447語(日本語:6,512字)であることを報告しています。さらに、Mediumの調査によれば、ブログ記事の理想的な長さは読むのに7分、つまり約1000~1500語(日本語:4,500〜6,750字)かかるものだとされています。一方、Yoastは、1000語(日本語:4,500字)以上のブログ記事を書くとGoogleでのランキングが向上する可能性が高まると結論付けており、さらに2500語(日本語:11,250字)までのブログ記事を書くことで、トラフィックの増加に貢献すると推奨しています。

長文しか勝たん。

ということです。例外もありますけどね。

私個人の考えとして、ブログの主要記事の執筆は、1記事あたり見出し30、文字数10,000字くらいを基準値と捉えています。

4、ChatGPTに記事構成を考えさせる(3分)

記事ボリュームのイメージがついたら、それに合った記事の構成をChatGPTに生成させます。ここはAIの得意分野です。AIの力を存分に借りましょう。私は以下のようなプロンプトを使うことが多いです。

「◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯」というタイトルでブログ記事を書きたい。H2〜H4の見出し数30前後、文字数10000字前後を想定した記事構成を作成せよ。 SEOを考慮し、適切なキーワードを使う事。また、作者は以下の要素を記事内に取り込みたいと考えている。下記を考慮した形の記事構成とすること。

[0、準備:読者に伝えたいことを書き出す → で作成した箇条書きを貼り付け]

実際にこのプロンプトでChatGPTから抽出された記事構成を見てみましょう。以下はこの記事を書く際に使用したものです。

ChatGPTに記事構成を考えさせる プロンプト例

ChatGPTが抽出した回答が以下になります。もちろん修正はしていますが、ほぼこの構成で、この記事は書かれています。見事なものです。

5、記事本文を執筆する(10分)

実際に記事本文を書いていきます。ここで二つの選択肢があります。

AIに書かせる

各見出しに対して再度プロンプトを入力し、下書きとなる記事をAIに作成させることが可能です。

重複とキーワードの詰め込みを避けるためのプロンプト設定
AIによる記事生成では、時として同じフレーズや説明が繰り返されることがあります。これは、AIが学習したデータに基づいて最適なレスポンスを生成しようとするためで、同じトピックに対して一貫した解答を提供する傾向があります。しかし、ユーザーから見ると、これは内容が冗長になり、読み手の興味を失わせる可能性があります。また、SEO観点からも同じフレーズの繰り返しは推奨されません。

また、キーワードを適切に使用することは、検索エンジン最適化(SEO)において重要な要素ですが、過度なキーワードの詰め込みは逆にペナルティを受ける可能性があります。このような行為は「キーワードスタッフィング」と呼ばれ、検索エンジンからの評価を下げる原因となります。

これらの問題を避けるためには、プロンプトの設定が重要になります。具体的に「重複しないように」、「キーワードを詰め込み過ぎないよう」、などの指示を与え、AIに求める内容を明確にすることで、より具体的で役立つコンテンツを生成してくれます。

AIを利用した記事生成は、上記の点を注意しながら行うことで、より質の高い、読み手にとって有益なコンテンツを作り出すことができます。

音声入力で一気に書き上げる

音声入力を使って、見出しごとにマイクに向かって喋ることで書き進めていきます。私の経験上この方法が最速です。ある程度書き進めたら、ChatGPTに以下のプロンプトを使って文章を整えてもらいます。

(音声入力で書いた本文)

—–
上記文章を自然でわかりやすい文章に整えてください。
誤字脱字の修正も含め、SEOを考慮し、適切なキーワードを使用した文章に修正してください。

音声入力を使うと、10,000字くらいカンタンに書けてしまいます。かつては修正、リライトのほうが時間がかかったものですが、今はChatGPTが数秒でやってくれます。便利な時代ですね。

AIに手伝わせることは問題ありませんが、本文には、徹底して自分の経験、体験を加えるようにしてください。SEOの観点からも重要なだけでなく、あなたの経験、体験を加えることで、より読者が楽しく、興味深く、コンテンツに接してくれるようになります。

6、キャプチャ、インフォグラフィック、アイキャッチ画像の用意、内部リンク、発リンクの設置(8分)

ブログ記事を一層魅力的にするためには、視覚的な要素や関連性のあるリンクの設置が重要です。そして、これらの作業はAIには真似できない点でもあります。ここでの細部への配慮やオリジナリティが、AIのみに作られたコンテンツとの差別化を図るための重要な要素となります。

まずは、キャプチャ、インフォグラフィック、アイキャッチ画像、イメージ画像を用意しましょう。ここで便利なツールをいくつか紹介しましょう。もちろん私が使い倒しているツールです。

Skitch

「Skitch」はEvernote社が開発したスクリーンショットツールで、画面全体または特定の範囲をキャプチャし、アノテーション(注釈)を加えることが可能です。画像に矢印やテキストを追加し、記事の中で特定のポイントに視覚的に注目を引くことができます。また、Evernoteと同期する機能もありますので、取得したスクリーンショットを簡単に整理・保存することができます。

Skitch

ODAN

「ODAN」は、ハイクオリティなフリーのイメージ画像を提供しているウェブサービスです。カテゴリ分けされた何千もの画像が存在し、記事の内容にマッチするものを見つけやすいです。アイキャッチ画像は記事の第一印象を決める要素であり、ODANはその選択肢を広げてくれます。

ODAN

Canva

「Canva」は、カンタン操作で誰でも美しいデザインを作成することができるデザインツールです。インフォグラフィックをはじめ、プレゼンテーション、ポスター、ソーシャルメディア用の画像など、様々なフォーマットのデザインを作成することができます。テンプレートも豊富に用意されているので、初心者でも簡単に利用することができます。

Canva

発リンク・内部リンクの設置

そして、発リンクと内部リンクの設置にも注力しましょう。発リンクとは、記事内から他のウェブページへのリンクのことです。これは信頼性のある情報源へのリンクとして機能し、記事の信憑性を高めます。他のページとの紐付けという意味でも重要です。

一方、内部リンクとは自分のウェブサイト内の別のページへのリンクのことで、これによりユーザーはサイト内で簡単に情報を探し出すことができます。また、内部リンクはSEOにも有効で、サイト全体の評価を上げ、トラフィックを増やす助けとなります。

これらの作業は、丁寧に行うことで、自分の記事がAIだけで作成されたものとは一線を画することができます。この点に注力することが、他の記事と差別化を図るためには重要となります。

7、FAQセクションを作成する(必須ではないが効果大)

必須事項ではありませんが、私はFAQセクションを追加することのSEO効果を存分に感じています。People also Askへの掲載確率も向上するほか、音声検索などにも捉えられやすく、その効果は絶大!って思っています。

※確実な検証は難しい為、断言はしていませんが私の経験から、非常に大きな効果を感じています

記事を書いたら、プロモーションを実施しよう!SNSやメルマガ、LINE、Web広告等で共有

公開して、プロモーションを行います。投稿が検索ランキングに表示されるまでには時間がかかるかもしれませんが、SNSやメルマガ、LINE、Web広告等で共有を開始することができます。また、公開直後に初期アクセスを投入すると、インデックスも早く、その効果は絶大!って思っています。

※確実な検証は難しい為、断言はしていませんが私の経験から、非常に大きな効果を感じています

検索上位を目指すには、同じ分野で複数の記事を書く(落合式ビッグツリー戦略)

上記のノウハウを使えば、記事制作スピードを大幅に向上させることができるはずです。そして、記事を書いたからには、上位に表示させたいですよね。しかしながら、現在の検索エンジンはたったひとつの優れた記事でカンタンに上位表示が可能なほど甘くはありません。

さらに記事を書き足す必要があります。単一のブログ記事だけでは、GoogleのE-A-T評価基準を満たすのは難しいです。E-A-Tは「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)」を意味します。現在は、さらに「Experience(経験)」が加わり、EEATとなります。※より詳細な説明を下に追記しました

Webマーケティング、コンテンツマーケティングの本場、米国では、一つの中心となるトピックに関連した複数のサブトピックについて、それぞれ長文のコンテンツを作成していく手法はすでに常識になっています。

私はこの手法を「落合式ビッグツリー戦略」という名で2017年頃から拙著「ビジネスを加速させる 専門家ブログ制作・運用の教科書(つた書房)」セミナー等でお伝えしてきました。メインの”幹”となる記事を中心に、”枝”となるサブ記事を増やし、内部リンクで繋いで大きな木のように育てていく手法です。

落合式ビッグツリー戦略

※米国DemandJumpは、16本程度の同一主題の記事を書くことで、競合他社よりも高いランキングを得られると、提案しています。

Googleの評価基準: E-E-A-Tとは?

Googleがウェブページの品質を評価する際の重要な要素として、経験、専門知識、権威、信頼性(EEAT)があります。これは特に、あなたのお金やあなたの人生に直接関係する情報(YMYL)を提供するウェブサイトにとって重要な評価基準となります。

これは非常に重要な要素なので、後日記事を作成しますが、ここでもカンタンに説明しておきます。

Googleの検索品質評価ガイドラインとE-E-A-T

Googleの検索品質評価ガイドラインによれば、EEATはウェブページの品質評価の重要な要素です。Googleは、この経験、専門知識、権威、信頼性を証明するページを高く評価します。

E-E-A-Tの評価要素

具体的な評価要素としては、ページの目的、主要コンテンツの質と量、作成者の情報、そして評判が挙げられます。これらの要素がEEATの一部となり、ページ全体の評価に寄与します。

経験

「経験」は、コンテンツ制作者がその分野についての深い経験や理解を持っていることを示します。特定の分野で働いている経歴や、長期にわたる学習や研究の体験などがその証拠となり得ます。専門的な情報やアドバイスを提供する場合には、その分野に対する豊富な経験が求められます。

専門性

「専門性」は、コンテンツ制作者がその主題について深い知識を持っていることを示します。学位や専門的な資格、公的な認定などがこれに該当します。これらは公的に認められた資格であり、信頼性と専門知識を示す重要な要素となります。

権威性

「権威性」は、コンテンツ制作者やウェブサイトがその分野で認められた権威であることを示します。これは、他の専門家や組織からの引用や推薦、業界内での賞や表彰などによって示されます。権威性は他人からの承認に基づくため、専門家からの肯定的な意見や評価を得ることが重要です。

信頼性(重要)

特に重視されるのが「信頼性」です。Googleは信頼性を最も重要な要素と見なしており、経験、専門知識、権威に比べて特に重視します。このため、ウェブページを作成する際には、訪問者がその情報を信頼できるような証拠を示すことが重要です。

これらの要素を考慮して、GoogleはページのEEATを評価します。したがって、高品質なウェブページを作成するためには、これらの評価要素を理解し、適切に対応することが求められます

制作時間の設定と自己訓練

ブログ作成は一種のパフォーマンスです。その成功は、一部を占める技術的なスキルだけでなく、時間管理と自己訓練の能力にも大きく依存します。特に、生成AIを用いる場合、これらの要素はさらに重要性を増します。では具体的に、制作時間の設定と自己訓練がブログ作成にどのように影響するのかを見ていきましょう。

制作時間の設定

ブログ記事を作成するときに時間制限を設けることは、生産性とクリエイティビティを高める有効な手段です。「記事作成に30分」と制限を設けることで、その時間内で最大限の成果を出すことを目指し、効率的に働くことを自然と促します。

また、制作時間の設定は「完璧主義」の罠からもあなたを守ります。特に生成AIを使用すると、完璧な記事を作るまで何度もAIに生成を試みさせるという誘惑に陥りがちです。しかし、限られた時間内で作業を完了させるという制約があれば、適切な時点で作業を止めて次のステップに進むことができます。

自己訓練

ブログ記事の作成は、自分自身を訓練する絶好の機会でもあります。特に生成AIとの協働は、あなたの思考力、判断力、編集能力を鍛えることになります。

生成AIはあなたの指示に基づいてコンテンツを生成しますが、その結果は常に完全なものではありません。AIが生成したコンテンツを適切に評価し、必要な修正や加筆を行うことで、より良いブログ記事を作り上げる力を養うことができます。そしてその過程は、あなた自身のスキルを向上させる自己訓練に他なりません。

生成AIを用いて30分で独自性あるブログ記事を作成する方法は、あなたが制作時間を設定し、自己訓練を行うことによって最大の効果を発揮します。これらの要素を取り入れ、ブログ作成のパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。

まとめ

ブログ記事の作成には時間と労力が必要ですが、生成AIの活用により、そのプロセスを大幅に効率化することが可能です。生成AIという強力なツールを利用することで、30分で独自性あるブログ記事を作成することが可能となります。(繰り返しますが、訓練は必要です!)

※この記事の最初の公開までは正直60分ほどかかりました。だって12,000字以上だもの。5,000字以内なら30分で書けます!

その中心にあるのは、OpenAIが開発したChatGPTです。ChatGPTはシンプルで使いやすいUIと、優れたプロンプトにより優れたアウトプットを生み出すことができます。しかし、生成AIは知識源や検索エンジンの代わりとして使うべきではなく、あくまで作業を代行し、創造的なアウトプットを助ける存在となります。

ブログ作成は、単にAIに文章を生成させるだけではなく、制作時間の設定と自己訓練も必要となります。制作時間を設けることで、生産性を向上させ、自己訓練を通じて、思考力や編集能力を鍛えることができます。

最後に、ブログ記事の作成はあなた自身が主導権を持つ活動であるということを忘れないでください。生成AIはあくまであなたの編集アシスタントであり、あなた自身がブログ記事のクオリティを決定する存在です。あなたが中心となり、生成AIを活用することで、30分で独自性あるブログ記事の作成を実現しましょう。

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落合正和
株式会社officeZERO−STYLE代表取締役
一般財団法人モバイルスマートタウン推進財団 副理事長兼専務理事
マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー
ブログやSNSを中心としたWebメディア、生成AI活用が専門。ネット事件やサイバー事件、IT業界情勢、インバウンド観光、生成AIリスクなどの解説で、メディア出演多数。 ブログやSNSの活用法や集客術、SEO、リスク管理等の講演のほか、民間シンクタンクにて調査・研究なども行う。 著書: 会社のSNS担当になったらはじめに読む本(すばる舎) ビジネスを加速させる 専門家ブログ制作・運用の教科書(つた書房) はじめてのFacebook入門[決定版](秀和システム)