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2018年いま『Pinterest』が熱い!感度の良い人たちが再び注目しているWebメディア(アプリ)ピンタレストとは何か?
Pinterestをご存知でしょうか?
数年前に日本でもちょっとしたブームがあったので、「懐かしい!」と思われる方も多いかもしれません。
実は私、このPinterestが2018年の今、来ているんじゃないか?また盛り上がってくるんじゃないかと注目しているのです。
理由はいくつかあります。
一つは、ここ最近私自身がPinterestにどハマりしていること。(理由は後ほど詳しく書きますね。)
もう一つは、ここ最近私の周りの感度高い人たちも使い始めていること。
「最近Pinterestが楽しいんだよね〜!」という話をすると、高確率で「私も使ってる〜!」「俺も!俺も!」みたいなことになってきています。
とは言っても、まだPinterestをご存知ない方も多いことでしょう。
ざっくり言うと、Pinterestは、
『自分のお気に入りの写真(画像)や動画を収集することができるWebサービス』
今回は、そんなWebメディア(アプリ)Pinterestについてお話していこうと思います。
先日から強く言い続けているが、Pinterestが面白い。ウェブサイトへの誘導力も高く、リピンよる拡散もある。アパレル、飲食店は間違いなくビジネス活用できる。あとは国内ユーザーがもう少し増えれば。ブログにも書いていくが、そろそろ仕掛け始めるタイミングかもしれない。
— 落合正和@SNS講演講師依頼承ります (@ochiaiabe) 2018年3月21日
私がPinterestを再開した理由
では、まず最初になぜ私がPinterestにハマっているのかをお伝えしましょう。
実はPinterestのアカウント自体は、2012年の終わりくらいには持っていました。当時から「面白いサービスだ!」とは思っていたので、アカウントは作成していたのですが、イマイチ使い方というか、活用方法のコツを見いだすことが出来ず、いくつかの写真を投稿してみたものの、しばらく放置アカウントになっていたのが正直なところです。
それから数年経ち…ちょうど昨年の12月くらいに、久しぶりにPinterestを除いてみました。そうしたところ、かつて(2012年頃)とは比べものにならないほどハイクオリティな写真がホームに集まってくるではありませんか。
まさに「収集したい!」と思うような写真ばかりでした。
各ユーザーが的確な写真を”Pin”しているからでしょう。ホーム画面が以前よりも遥かに魅力的なのです。
ちょっと収集癖のある私にはとても刺激的。
そこから再びPinterestを使い始めました。
PinterestはSNSでは無い!Facebookやtwitter、Instagramとの違い 〜Pinterestはあなた自身の為の情報収拾ツール〜
なぜ、Pinterestは、2012年頃と全く異なる様相になっていたのでしょうか?
それは、時間と共に少しづつ、ユーザーがPinterestの本来の使い方を理解し始めたからではないかと思います。
当時は私もPinterestの使い方を理解していませんでした。
サービス開始当初から、Pinterest社が
『PinterestはSNSではない!』
と言い切っていたのを聞いていたので、頭ではわかっていたのですが、なんとなくSNSっぽいユーザーインターフェイスや、”写真を投稿できる”というSNS風機能から、なんとなくFacebookやtwitter、Instagramのような感覚で投稿していたんですね。
仲間との飲み会の写真や、食べ物、何気ない日常の写真など、意味もわからずテキトーにSNS的投稿を繰り返していたのです。
恐らく他のユーザーもそうした人が多かったから、ホームに流れている写真が、今ほど魅かれるものでは無かったのだろうと思います。
当時の私は使い方を間違っていました。
繰り返しますが、そもそもPinterestはSNSでは無いのです。
Facebookやtwitter、Instagramなどと異なり一般的なSNSはフィードに流れてくる友達の投稿を見て、いいね!したりコメントしたり、ユーザー間のコミュニケーションが中心になっていますが、Pinterestは違います。
Pinterestは世界中のアイデアを発見し、保存・整理できるツール。
カンタンに言えば情報収拾を楽しむWebサービスなんですね。
自分専用のブックマークのような、自分専用のキュレーションサービスのような…
そんな存在。
ユーザー間のコミュニケーションではなく、自分のためのツールなのです。
私もコレに気づくまで… いや感覚的にそう捉えるまで、数年の歳月がかかりました。
こういった本質的な使い方や楽しみ方を、ユーザーが理解し広がったことが寄与したのか、2017年9月、Pinterestは月間アクティブユーザーが2億人を超えたと発表しました。
そして今、日本でも感度の良いイノベーター、アーリーアダプター層が使い始めているわけです。
Pinterestは一人でも楽しめる!他のユーザーの目を気にせず気兼ねなく使えます
上記の通りPinterestはコミュニケーションを意識する必要が一切ありません。
『いいね!』する必要も『コメント』する必要もありません。
もちろんそれらを集める必要もありません。
Facebookやtwitter、Instagramのように人に絡まれることも滅多にありません。(ボードを非公開にしてしまえば100%絡まれません。)
コメント返しとかも考える必要はないのです。
ですので、よくメディアに話題にされている『SNS疲れ』なんてものとも無縁のツールです。
あなただけ、自分だけの使い方で楽しめば良いのです。
繰り返しますが、Pinterestはコミュニケーションツールではないのです。
Pinterestの基本機能 〜これだけ抑えておけば大丈夫!ピンタレストの基礎的な使い方を解説〜
では、Pinterestをどのように使ったら良いのでしょうか?
まだPinterestに触れたことのない方も多いと思いますので、まずはPinterestの基本機能、基礎的な使い方をご紹介しましょう。
シンプルで使いやすいユーザーインターフェースになっているので、初心者でもすぐに慣れ、カンタンに使いこなすことができます。
FacebookやInstagramよりも遥かにカンタン。
あまり壁を感じることなく、まず触ってみると良いでしょう。
インタレスト(興味)に合わせて写真が流れる『ホーム(ホームフィード)』
ホームには登録時に選択した自分のインタレスト(興味)、これまで検索してきたキーワードに基づく写真、フォローしているユーザーやボードの写真などが流れてきます。
上記にあるようにインタレスト(興味)に合わせて写真が流れてきますので、見ているだけでも楽しめると思います。
私の場合、温泉や文房具、部屋の模様替えに関することに興味がありますので、それらの写真が多くなります。
これらの写真の中から特に気になるものをチェックして『Pin』して行くんですね。
画像をクリックすると写真が拡大され、詳細情報が表示されるほか、似ているピンもサジェストしてくれます。
気になった写真をPin(保存)する・Pinを作成する・Pinterestをビジネス活用する
写真や動画を自分のボードに貼る(収集する・保存する)ことを『Pin』すると言います。
最近は『保存』と表示されるようになりました。
『保存』=『Pin』
だと思っていただいて問題ありません。
上記にようにホームから『保存』することも可能ですし、Web上で発見したお気に入りの写真を『Pin』することもできます。
Web上の写真を『Pin』するには、Pinterestのブラウザボタンをインストールする必要があります。
以下の手順だけでインストールできます。カンタンな作業なのでご安心ください。
自分で写真を投稿してPinを作成することもできます。その際は「+」ボタンをクリックしてみましょう。
勘の良い方はここでお気づきかと思います。
PinterestでPinを作成する際は、
・写真をアップロード
・リンク先を指定
・詳細説明
の3つの情報を盛り込めます。
つまりPinterestを活用してサイトにアクセスを送り込むこと(誘導する)が可能なわけです。
要するにビジネス活用が可能です。
しかも、Pinterestはtwitter以上にサイト誘導率が高いと言われています。
私自身も旅行予約の際など、Pinterestから宿のサイトに飛び、予約の手続きをとることも多いです。
ビジネス活用についてはまた後日まとめたコンテンツを作るようにいたします。
スマホアプリからPinを作成する
スマホアプリでも作業手順は変わりません。
「+」ボタンの代わりにカメラボタンをタップしてください。
Pinterestカメラが立ち上がりますので、そのまま撮影した写真をアップロードすることもできますし、右下のアルバムボタンをタップすれば、スマホのアルバム内に保存された写真をアップロードすることも可能です。
収集した写真をボードで確認する
自分が『Pin』して集めた画像は『ボード』から確認することができます。
ボードは500件まで作成できるほか、自由に名前をつけることが可能。
自分のフォロワーを含め、他のユーザーに表示させない非公開のボード『シークレットボード』(あなたとあなたが招待したユーザーのみ閲覧可能)も作ることができます。
逆に一つのボードを複数ユーザーで共有することもできます。
Pinterestの面白い特徴として、フォローできるのはユーザーだけでなく、ボードをフォローすることも可能なのです。
よりノイズを少なくして、自分の興味のあるものだけを収集できるのがPinterestの良いところですね。
Instagramのような検索機能もあります
Pinterestにも、もちろん検索機能があります。
しかしながら、他のSNSと違い投稿内のキーワードや、ハッシュタグを検索するだけのものでは無く、インタレスト(興味)を検索する内容になっています。
ほかにもさまざまな機能が存在しますが、このあたりを抑えておけば、十分Pinterestの魅力を体験することは可能でしょう。
Pinterestは言語の壁すら超えた最強の情報収集ツール
現在の私にとって、Pinterestは最強の情報収集ツールです。
もちろん単純に好きな写真を集めたり、コレクター感覚で特定の分野の画像を収集して楽しんでいたりもしますが、メインの用途は情報収集です。それも、超優秀なツールと言って良いでしょう。
通常インターネット上で情報収集しようと思うと『検索エンジン』が中心になります。
検索エンジンによる情報収集には、キーワードの入力が必要になってきますから、事前に知りたいことについて認識している必要があるわけです。
ところがPinterestの場合、情報そのものが写真・動画であったり、写真を入り口に情報を収集する為、偶然の発見があったり、自分の思考からは生まれないアイデアを手にすることができたりするんですね。また、写真からの情報収集の為、いともカンタンに言語の壁を超えます。
これにより私の情報収集の幅は大きく広がりました。
世界中から自分の感性とは違った情報が入ってくるのは新鮮でとても楽しいもの。
これがPinterestの最も面白い部分であり、Pinterestだけが持つ強みでしょう。
この感覚は実際に体験してみないとわかりづらいもの。
ぜひ、一度いじり回してみてくださいね。
ちなみに私はこのPinterestの特性を生かして、以下のような活用方法をしています。
温泉旅行の行き先をPinterestで決める
私の趣味の一つに温泉旅行があります。
日本全国の温泉を周り、貸切温泉で自分の美脚を撮影しFacebookにアップしています…
さて、くだらない話は置いておきまして。。。
温泉旅行に限らず、旅行の計画というものは『行き先』ありきで決めてしまいがちではないでしょうか?
例えば、「別府温泉にしよう」、「いや久しぶりに草津だ」、「近いから鬼怒川にしよう」のように。
そうなると泊まる宿の選択肢も狭まってしまう上、魅力的な宿を見落としてしまいます。温泉旅行の成否はほぼ宿泊する旅館の良し悪しで決まるのに…
しかしながら、私はPinterestを使って日頃から行ってみたい温泉や温泉旅館の写真を収集しています。
手隙の時間を使って日常的に温泉旅館の写真を収集している為、いざ旅行計画を立てるときには、キュレーション済みの大量の写真から俯瞰して探すことができます。
また視覚的な魅力のある写真から選ぶため、
・清潔じゃない宿
・景観の悪い宿
・自分の希望と異なる宿
を選んでしまうことはありません。
また日頃からホームに流れてくる大量の温泉写真をチェックしていますので、いわゆる「盛られた写真」を見抜く力も自然と付いてきます。
手帳術をPinterestで学ぶ
私は手帳を書くことが趣味の一つでもありまして、スケジュール管理という実用的な意味に限らず、さまざまなことを書き綴っています。
Webメディアの専門家として活動していながら、これだけは未だアナログで楽しんでいます。
お気に入りの手帳に、お気に入りの文具を使って、手書きで字を書くのはとても楽しいもの。
そして、その書き方は人それぞれ。
手帳の使い方は十人十色なのです。他人の手帳の書き方、手帳術はとても参考になります。
しかしながら、主にプライベートな内容を書き込む手帳の中身を見せてくれる人はそうそういませんよね。
ところがPinterestには手帳の中身を公開した投稿が多数存在します。
検索窓に”手帳”と入力すると、素敵な手帳術を多数見つけることができます。
部屋のレイアウトの参考に、料理の盛り付けの参考に、写真の撮り方の参考に!使い方はさまざま
そのほかにも使い方は十人十色。
私は「書斎」とか「リビング」というインタレストを検索して、模様替えの参考にしたりしています。
また、料理を作った時に料理名で検索し、盛り付けの参考にしたり、写真の撮り方のお手本にすることも。
「スーツケース」で検索すれば旅行時の荷造りの参考にもなる。
検索エンジンと異なり、全て画像で表示され、ノイズが圧倒的に少ないので重宝しています。
Pinterestは本当に優れた情報収集ツールです。
まとめ
ここまでの説明で、あらためてPinterest(ピンタレスト)はSNSでは無く、情報収集の為のWebサービス・アプリケーションであることをご理解いただけたかと思います。
SNSと違い、コミュニケーションの要素を一切無視して構わない為、ユーザーの写真に対する集中力が違います。
そうなると、そこから得られる情報の濃さも違うし、ホームフィードを流れる写真のクオリティも違ってきます。
Pinterestに『Pin』されている写真のクオリティはInstagram以上でしょう。
ようやく楽しみ方、活用方法が見えてきたPinterest。
今年期待の再ブレイクが見られるのではないかと楽しみにしています。
ユーザーが増えれば情報も増えますからね!
そうそう、
Pinterestはビジネス活用という面で捉えても面白いツール!
後日こちらのノウハウも記事にして参りますのでご期待ください!