落合正和(株式会社office ZERO-STYLE 代表取締役) 開催日:2025年11月28日
目次
講座概要|親子で学ぶSNSの安全な使い方
津久井青年会議所様のご依頼により、「ネットリテラシー講座 〜SNSとの正しい向き合い方〜」と題したセミナーに登壇いたしました。
本講座は、子どもたちとその保護者を対象に、インターネットやSNSを安全に・楽しく利用するための知識と心構えをお伝えする内容です。「親子で出発!デジタル・アドベンチャーガイド」というテーマのもと、冒険に見立てた構成で、お子さまにもわかりやすく、大人にとっても実践的な講座を目指しました。
講師プロフィール|落合正和とは
落合正和は、株式会社office ZERO-STYLE 代表取締役社長として、デジタルマーケティング・SNS活用・生成AI活用の分野で活動しています。
主な肩書・活動は以下のとおりです。
- 株式会社office ZERO-STYLE 代表取締役社長
- 落合正和事務所 代表
- 一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA) 協議員
- 観光庁 地域周遊・長期滞在促進のための専門家派遣事業(ICT・DX分野 登録専門家)
専門分野は、生成AI活用・業務効率化支援、デジタルマーケティング・ブランディング戦略、コンテンツマーケティング(ブログ・SNS・動画)、AIを活用したビジネス教育・研修プログラム開発と多岐にわたります。
テレビ・ラジオへの出演多数。地上波情報番組や、AbemaTV「アベプラ」をはじめとする各種メディアで、ネット犯罪やSNSリスクに関する専門家としてコメントを行っています。著書には『はじめてのFacebook入門 決定版』『ビジネスを加速させる 専門家ブログ制作・運用の教科書』などがあります。
講座の内容|5つのテーマで網羅的に解説

1. ネットの世界の「3つの消えないルール」
講座の冒頭では、インターネットの基本的な性質として「3つの消えないルール」を解説しました。
- 消えない:投稿したものは「デジタルタトゥー」のように、ずっと残り続ける
- 世界中に広がる:たった一つの投稿が、一瞬で世界中の人に見られる可能性がある
- 記録される:ネット上での行動は、どこかに記録されている
「デジタルタトゥー」の概念についても詳しく説明し、一度ネットにアップした写真や言葉は完全に消すことが極めて難しいこと、誰かがスクリーンショットで保存していれば永遠に残り続ける可能性があることをお伝えしました。
2. 写真投稿に隠された危険なヒント
SNSへの写真投稿に潜むリスクについて、具体的な事例を交えて解説しました。
背景から読み取れる情報として、学校の建物から学校名が特定される危険性、近所の看板から自宅の場所が推測される危険性、制服から学校や学年が特定される危険性などを紹介。
見えない情報のリスクとして、窓や瞳への映り込みから部屋の様子や同伴者が特定される事例、写真に埋め込まれた位置情報(GPS)データから撮影場所が世界中に公開される危険性なども取り上げました。
投稿前の合言葉として「これ、誰が見ても大丈夫?」と自問する習慣の大切さを参加者全員で共有しました。
3. ネットで出会う「知らない人」との接し方
ネット上で見知らぬ人から接触された場合の対処法として、2つの鉄則を紹介しました。
- 返信しない:知らない人からメッセージが来ても、絶対に返事をしない。無視するのが一番。
- 絶対に会わない:「会おう」と誘われても、絶対に一人で会いに行ってはいけない。ネットの相手は想像と違う人物かもしれない。
また、ネットいじめの防止についても触れ、「自分がしない」「もし被害にあったら」の2つの視点からアドバイスを行いました。
4. AI時代のフェイク情報への対処法
生成AIの普及により、本物そっくりの「偽のニュース」や「偽の動画」が簡単に作れるようになった現状を解説しました。熊本地震の際のライオン脱走デマなど、AI登場以前から存在したフェイク情報が、現在はさらに巧妙になっていることを事例とともに紹介。
情報を見極めるための「探偵の目」として、以下のポイントをお伝えしました。
- すぐに信じない。すぐにシェアしない。
- 「本当かな?」と思ったら、家族と一緒に他のニュースや本で調べてみる。
5. 生成AIとの正しい付き合い方
生成AIは質問に答えたり、絵を描いたり、文章を作ったりしてくれる便利な道具である一方、ハルシネーションと呼ばれる現象により、知らないことでも自信満々にもっともらしい嘘をつくことがあるという弱点も解説しました。
AIに教えてはいけない「個人情報」として、自分の名前・学校名、住所・電話番号、保護者の名前や仕事、パスワードなどを具体的に挙げ、AIとの会話は世界中の誰かに見られている可能性があることを注意喚起しました。

家庭で実践してほしいこと|「我が家のアドベンチャー・ルール」
講座の最後には、家族で話し合って決める「我が家のアドベンチャー・ルール」の作成を提案しました。
話し合いのテーマとして、以下の3つの観点を紹介しました。
- 時間(Time):「夜9時まで」「1日1時間だけ」など
- 場所(Place):「リビングだけで使う」「自分の部屋には持っていかない」など
- 約束(Pacts):「課金は必ず相談」「困ったこと・嫌なことは、すぐに話す」など
ルールは子どもを縛るためのものではなく、危険から身を守る「最強の盾」であるというメッセージを強調しました。
まとめ|デジタル冒険の3つの道具
講座の締めくくりとして、参加者の皆さまに3つの道具を持ち帰っていただきました。
- 記憶の巻物:デジタルタトゥーを忘れない
- 思考のコンパス:投稿前には「誰が見ても大丈夫?」
- 信頼の通信機:困ったら、すぐにおうちの人に相談!
今日学んだことを地図にして、親子で話し合いながら、安全で楽しいデジタル冒険を続けていただければ幸いです。
ネットリテラシー講座・SNS研修のご依頼について
落合正和は、青年会議所(JC)、PTA、学校、自治体、企業向けに、ネットリテラシー講座・SNS活用セミナー・生成AI研修を全国で実施しています。
子ども向け・保護者向け・ビジネスパーソン向けなど、対象に合わせた内容にカスタマイズ可能です。講演・セミナーのご依頼は、株式会社office ZERO-STYLEまでお気軽にお問い合わせください。
























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