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井之頭五郎も食べたわさび丼 〜伊豆・河津町の『わさび園 かどや』に行ってきました!〜
『生わさびをサメ皮で擦り下ろしたい…』
一般的な日本男児、大和撫子なら、1日に数度はそのような欲求に駆られるのは当然のことでしょう。
その衝動は当然私にもやってくるわけです。
そこで今回は、深夜飯テロ番組『孤独のグルメ』でも紹介された、伊豆・河津町の『わさび園 かどや』に行ってきました。
そう、
井之頭五郎が同一メニューをおかわりするという異例の行為を見せた伝説回
あのわさび丼のお店なのです。
場所は、かの有名なソメイヨシノよりも濃い桃色で知られる「河津桜」発祥の地、河津町。
風光明媚な山合いの中、河津七滝観光エリアのど真ん中にあります。
私は伊豆市方面から天城越え、クルマで訪れましたが、電車やバスの乗り継ぎではかなり大変な場所ではないかと。
※東海バス修善寺駅行きで25分、河津七滝下車すぐ
来るのは大変ですが、素晴らしい景観を堪能できる地です。浄蓮の滝も近いしね。
『わさび園 かどや』にてわさび丼、わさびそばを堪能!当然、生わさびのサメ皮おろしも楽しみました
お店は想像通りのこじんまりとした装い。
私が訪れた時は時期外れだったので、お昼時でもスムーズに入れましたが、河津桜の咲いている時期(1月下旬から3月はじめ頃まで)は、お店の前に行列もできるそうです。
お店の営業時間も9:30〜14:00と短いので注意が必要。
お店の引き戸を開けると、いきなりの非日常感です。
突然目に飛び込んで来る“わさび田”、そして大小さまざま元気な生わさびたち。
お腹すいてお店に入った途端にコレですから、もう興奮状態です。
値札がついている通り、この場でわさびを購入することもできます。
ちなみにわさびは、奈良時代には薬用として用いられていました。実際に近年においても、記憶力や学習能力の改善、認知症予防、血管拡張、骨密度強化など、さまざまな効果があると報道されたことがあるとか。
最近忘れっぽい私ですから、そんな効果を期待しながらも、お店の奥へ!
店内は外観から受ける印象よりも広いです。
さっそく注文。
当然のことながら『わさび丼』、そして少し気になる『わさびそば』も注文。
※大盛りは100円増し。私は『わさび丼』を大盛りに。
ほかにも『自家製 わさび焼酎』なんてソソるメニューもありましたが、クルマですから当然断念。
注文すると早速わさびと、長次郎の刻印つきおろし金(金じゃなくてサメ皮なんだけど)が届きます。
丼とそばが来るまでの間、それをスリスリ。
このわさびをおろすだけでも結構楽しい。
お店の方にレクチャーいただいた通り、円を描くように大切にスリスリします。この時点でわさびの美しい香りが漂いはじめます。
舐め回したい衝動を抑え、待つこと数分。
もう我慢できません。見た目から美味いオーラが圧をかけてきます。
糖質制限していることもすっかり記憶の外。
最初からメインに突入します。
わさび丼にも食べ方のレクチャーがあります。
まず真ん中に擦り下ろしたわさびを乗せ、次にまわりに醤油をかけていきます。わさびには醤油をつけず崩しながら食べていく感じ。
味はどうでしょう。
『鼻ツーン』
です。味の前に『ツーン』が来るので、最初はパニックになりました。
普段慣れている寿司や刺身に付くわさびの比じゃない程、強烈な『鼻ツーン』が来ました。
でも美味しい。辛さ、香り、味、がうまいこと融合している感じ。体の奥から洗浄されるような爽やかさも感じます。
クセになる美味しさですね。
食べるたびに『鼻ツーン』ですが。
次に『わさびそば』を。
こちらはおそらく、そばにわさびを練りこんでいるのだと思いますが、単体での辛さはありません。
これもわさびを少しづつ乗せながらいただきます。
独特の爽やかさがあり、甘みあり、とても美味しいです。竹の器が転がりそうで大分気を使いましたが…
わさび漬け等々も付いて来るので、お好みで味を調整しながら食べるのも良いでしょう。
店内はわさびに咽せる人多数。
あちこちでゴホゴホ言いながらも、美味しいという声も漏れ聞こえ、みんな笑顔で楽しそうに食べていました。(若者多し!)
とても楽しく美味しいお店。ぜひ一度お試しあれ!
まとめ
『生わさびをサメ皮で擦り下ろしたい…』
そんな日本人みんなの夢を叶えて参りました。
そして吾郎さん、久住さんの足跡も…
それではお店情報をまとめていきましょう。
【店名】わさび園 かどや |
ちょっと交通便が悪い場所ではありますが、一度は行ってみる価値有りです。
私も近くを通った際は再訪しようと思っています。
なかなか他では味わえない美味しさと『鼻ツーン』です。
伊豆に遊びに行くなら、試さないのは勿体無いですね。