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君は伊東・宇佐美港のローカルフード、楽味家まるげんの『うずわめし(うずわ定食)』を知っているか?
ここ最近、伊豆観光にどっぷり浸かっています。
最初は私が業務委託で制作している観光サイトのプロジェクトに伴った仕事で訪れたことがきっかけでしたが、伊豆半島の海、食、景観に魅了され、すっかり虜になってしまいました。
それ以来、プライベートでも伊豆半島をグルグル回るようになりました。
本当に魅力的な観光地です。
そんな伊豆観光の中でも『食』は私の生きがい!旅先のお店選びは命がけでやっています。
旅先でマズいものを食わされるなんて拷問です。
と、いうことで今回は、城ヶ崎海岸、大室山、一碧湖等の美しい自然と、関東一の豊富な湯量で知られる温泉場『伊東温泉』で見つけたローカルフード『うずわめし(うずわ定食)』をご紹介しましょう。
やっぱり旅はローカルフード、郷土料理探しが一番楽しいですね。
伊豆急行のリゾート21EX(通称:黒船電車)に乗って、昭和の香り残る伊東駅へ
東京駅から、伊豆急行のリゾート21EX(通称:黒船電車)に乗って伊東駅へ。
これがまた面白い電車で、先頭車両は運転席が剥き出しの上、映画館の座席のように前を向いて段々になっています。二両目以降の車両も、大きな窓から伊豆の海を眺めながら座れる変わった座席。
私、鉄道ファンではありません。それでも、こういう電車に乗るとさすがに揚がってきますね。これが普通電車で乗れちゃうんだから伊豆急は面白い。
ちなみにリゾート21にはもう一種類、キンメダイをはじめとしたそれぞれの市町の特産品をPRする、赤い『キンメ電車』もあり、こちらも変わった作りになっています。
やっぱり旅行はこういった非日常体験が楽しい。
だいぶ話がそれましたが、到着しました伊東駅。
駅前から昭和の匂いがプンプンします。訪日外国人観光客も多いから、このあたり改善して欲しいですね…
伊東は本当に良いところなんですが、駅前から色々陳腐なんですよね。ハワイに憧れた昭和の人々感満載で本当にダサい。団塊センスなんですよ。
写真には写っていませんが、駅前の巨大なフラダンスの看板に萎えます。無理してハワイに寄せたりないで、伊東の良いところをガンガンアピールすれば良いのに…
すぐ側にスーツケース抱えた欧米系外国人がいて、何か恥ずかしかった。
あぁ…また話がそれた。
伊東駅徒歩5分「楽味家まるげん」さんに到着!『ノークレーム・ノーリターン』のうずわ定食をいただきます【感想・レポート】
伊東駅前ロータリーから商店街の路地に入り、歩くこと3分ほど。ゆっくりの人でも5分あれば着くでしょう。
到着した「楽味屋まるげん」さん。
はじめてお店に来た時は、何気なくフラッと入ったんですよ。ここがローカルフードを食べさせてくれるお店だということも、全く知りませんでした。
『うずわめし』のことも中に入って初めて知ったんですね。
まずメニューを見て、一発で興味をそそられました。
だって、『禁断の』とか『ルールがあります』とか書かれてる。
『ノークレーム・ノーリターン』なんてオークションサイトでしか見かけない言葉でしょ。
もう食に似つかわしく無いワードの連発なわけです。
もちろんメニュー表に写真なんてありません。もう謎・謎・謎。
興味津々です。
はっきり言って、ほかのメニューが目に入りませんでした。即「うずわ定食」を注文。
抜群に美味いお通しが出されても、気になってそれどころではありません。
なにせ『ノークレーム・ノーリターン』とか書かれてますからね。「わざわざ伊東まで出かけてきて、全力でやらかしたんじゃないか?」と不安ばかりが頭をよぎります。
そして、待つこと数分。ついに出て来た「うずわ定食」
なにやら、なめろう風のモノがお皿に隙間なく貼り付けらたような…
不思議な食べ物がやってまいりました。見た目はかなりヤバめ。一瞬、やっちまったかもと思いました。
店員さんの説明を伺い(ここでやっと”うずわ”とは何か?を知る。うずわは、宗田鰹をタタキにしたものだった)、あらためて食べ方のルールを確認します。
出てきたうずわを3等分し、それぞれ順を追って違う形で食べるらしい。
1、うずわを青唐辛子、醤油で食べる!
2、うずわと青唐辛子、醤油を混ぜ、ご飯に乗せてかっこむ!
3、先ほど混ぜたうずわをご飯に乗せ、薬味・出汁をかけてお茶漬けにして流し込む!
最後に漁師さん、うずわさんに感謝して、ごちそうさま。
だそうです。
もちろん私もルールに順って食べました。
1、うずわを青唐辛子、醤油で食べる!
ドキドキしながらも、ルールの通りにやってみました。青唐辛子と醤油を混ぜると、こんな感じ。
えぇ…美味すぎます。
見た目、カタチはなめろうと似ています。食感もそれに近い。
でも、なめろうとは違う風味があり、生臭さが一切ありません。青唐辛子はちゃんと辛く、アクセントになっています。
この日はお酒は頼んでいないのですが、日本酒とか合うだろうなぁ。
2、うずわと青唐辛子、醤油を混ぜ、ご飯に乗せてかっこむ!
あまりの美味さに、写真を撮り忘れました。
うずわがご飯とタッグを組むことで、さらに旨味を増します。うずわ単体でも十分美味いのに、タッグを組むことで、それをさらに超えてきます。
まるで殺人魚雷コンビ(スティーブ・ウィリアムス&テリー・ゴーディ)のよう。
大切なうずわを少しづつ節約しながら、ご飯とともにかっこむ。
美味すぎて、次のお茶漬けに至る前にご飯が無くなりました。即、おかわり。
ちなみにご飯のおかわりは無料。
3、先ほど混ぜたうずわをご飯に乗せ、薬味・出汁をかけてお茶漬けにして流し込む!
いよいよ最後の1/3になってしまいました。
ここで店員さんに出汁をお願いします。熱々の出汁をかけてもらうため、直前で店員さんを呼ぶシステムです。
アツアツ湯気がたって、なかなか写真が撮れませんでした。
出汁そのものがしっかり味。
最後はさっぱり… みたいなダサい食い物ではありません。最後までガツンと旨味が届く、漢の漁師飯です。
生のうずわに熱々の出汁がかかるので、すぐに固まってしまいます。それをミディアムレアくらいの状態で急いでかっこむのが、また美味い!!
最後まで休ませてくれることの無い定食。最高です。
一気にいただいてしまいました。
ようやく落ち着いて店内を見渡すと、色々なメニューが存在することに気づきました。
うずわに夢中で写真を撮り忘れましたが「火星人焼き」とかあったし…
なんだかユーモア溢れるお店なんですね。
注文してほしくないだし巻きたまご、頼んじゃったよ。
お通しも、別途注文した、だし巻きたまごも、とても美味しかったです。
私は食事時から少しズレたタイミングでお店に入ったので空いていましたが、普段は大変な人気店で待たされることも多いそう。
そりゃそうだ。本当に美味しいもの。
漁師さんと、うずわに感謝して、ごちそうさまでした。
【うずわ定食】1,250円(うずわ、ごはん、味噌汁、しば漬け、こづけ)
うずわだけでなく、お味噌汁、漬物、全てが美味しかったです。
この夏、絶対に食べておきたい伊豆半島の郷土料理『うずわめし』のご紹介でした!
まとめ 〜店舗詳細情報〜
と、いうことで、伊東駅徒歩5分「楽味家まるげん」さんで食べた『うずわめし(うずわ定食)』をご紹介させていただきました。
伊東に旅行するなら、絶対にオススメです。
お知り合いを連れて言ったら喜ぶと思いますよ〜!
温泉地で、旅館に夕食がついている方がほとんどでしょうから、ランチで食べてから観光すると良いと思いますよ。
最後にお店情報をお伝えいたしましょう。
【店名】 楽味家まるげん (ラクミヤマルゲン)
【電話】 0557-32-5152
【住所】 静岡県伊東市猪戸1-4-1
【営業時間】11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00〜23:00(L.O.22:00)
【定休日】 無し
【地図】 伊東駅より徒歩3〜5分ほど。湯の花通りを海方面に歩くと右側に見えてきます。
追記〜 伊東温泉オススメのお土産・まんじゅう屋「みその」の揚げまんじゅうが最高に美味い!
満足する食事をしたら、次に気になるのは、デザートとお土産ですよね。
最後にこちらもご案内しておきましょう。
伊東温泉で一番オススメのお土産!
まんじゅう屋「みその」の揚げまんじゅう
絶品です。
見た目はよくある黒糖まんじゅう、かりんとうまんじゅうのようですが、
1、食感が違います
2、甘みが違います
3、香りが違います
もうカリッカリ(シャリシャリ感?)の食感、しっかりしているのにクドく無い甘み、なんとも表現しがたい独特の風味。最高です。
もともとがトンカツ屋さんですから、揚げることの技術が違うのでしょう。
伊東駅目の前で、その場で1個から揚げたてをいただくこともできますので、うずわめしの食後のデザート、お土産に、ぜひ寄ってみてください。驚くからマジで。
私も伊東に行ったら、必ず食べています。
まんじゅう屋「みその」の揚げまんじゅう
1個145円
【住所】伊東市湯川1-16-16
【電話】0557-37-5000
伊東駅から見えます!伊東駅を背に右手方向をご覧ください。すぐに見つかるはずです。
伊豆の絶品郷土料理は以下でもご紹介しています。ぜひご一読を!