バカッターを理解する | 他人事では無い!ネットリテラシー教育の重要性

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バカッターとは何か?

2chまとめブログや、グノシーなどのキュレーションサイトを見ている人にとってはもう聞き慣れてしまったかもしれない、この「バカッター」という言葉。

言うまでもなく、バカとTwitterを掛け合わせた、インターネットスラングである。

2013年には、この「バカッター」が「ネット流行語大賞 2013」の4位にノミネートされてしまった。

Twitterの一部利用者の犯罪自慢や、反社会的行動などを世間に公開してしまう、まさしくバカな様を示した用語ではあるが…

私はこの言葉が大っ嫌いだ。

どうもTwitterユーザー全体をバカにしているような気がしてならない。

特にこの「バカッター」という言葉を常用するユーザーが多く生息する”2ちゃんねる”あたりでは特にTwitter、Facebookの評判は悪く、一部のユーザーを吊るし上げては、バカッターだの、Facebookにはバカしかいないだのと、吹いて回っている。

SNSが大好きで、SNSを仕事にまでしてしまった私にとっては、気分の悪い話だ。

Twitter、Facebookといったコミュニケーションツールは匿名掲示板と違い、現実世界での友人関係が色濃く反映されてしまう。

だから、匿名掲示板を最も居心地が良いと感じる輩にとっては、気に入らない世界なんだろう。

彼ら風に言えば、「リア充」(リアルが充実している人)が楽しむツールがSNS。

妬みとやっかみで、彼らはこのような馬鹿馬鹿しいインターネットスラングを使っているのである。

いちいち吊るし上げたユーザーを少ない手がかりから特定しようとする様は気味が悪い。

よっぽどヒマなのだろう。無職なのかもしれない。

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事実、リテラシーの無いユーザーは実在する。

しかしながら、彼らを責めたところで何の意味も無いし、発展性も無い。

事実、一部のTwitterユーザー、Facebookユーザーによる犯罪自慢や、反社会的行動自慢は存在しているのだ。

スーパーやコンビニの冷蔵庫に寝転ぶ、飲食店で共用の醤油差しを口に咥える、といったおふざけから、未成年の飲酒自慢、未成年の喫煙自慢、無免許運転自慢、盗撮といった法に触れる行為まで…

いいがかりでは無く、リテラシーの無いユーザーは実在しているのだ。
(とは言ってもそれをユーザー全体のように言われる筋合いは無い)

そして今日も、ある女子高生が映画館のスクリーンを撮影した画像をTwitterに投稿してしまい、彼らを喜ばせている。

こういった一部ユーザーの過ちを少しでも防止するために、今日はネットリテラシーを身につける重要性を説いていこうと思う。

バカッター

正しいネットリテラシー教育があれば、バカッター事件の多くは産まれなかった。

これまでのバカッター事件の多くは、当事者の実名が特定されてしまい、ネット上に公開されてしまっている。

最近、インターネットで自分の名前を検索すると結果に過去の犯罪歴が表示されるのは不当だとする男性の、損害賠償を求めた訴訟が棄却されたが、1度ネット上にばら撒かれた情報の削除は難しいということを知っておこう。

そして、過去の知られたくない過ちがネットに残り続けると、どのような事が起きてしまうのか?

・もちろん就職に大きな影響を与えるだろう。
・事業を興したとしても、取引先はどう思うだろうか?
・恋人や結婚相手はどう感じるだろうか?

今はどこの企業も就活生のSNSはチェックを入れている。正直なところ、かなり厳しい未来が待っているはずだ。

このような理解が先にあれば、バカッター事件の多くは防ぐ事が出来たのかもしれない。中にはどうしようもない本当の犯罪者もいるが…

やはり、正しいネットリテラシー教育は必要なのだ。

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デマに騙される危険性

上記は自発的な情報発信の誤りの例だが、他人の投稿を信じてリツイート、シェアしてしまうことで、デマ拡散の片棒を担がされてしまうケースもある。

次に示すのは、インターネット上で拡散されたデマの一部だ。

デマ1 『ハーバード大学の図書館の張り紙 20条』

1.今居眠りすれば、あなたは夢をみる。今学習すれば、あなたは夢が叶う。
2.あなたが無駄にした今日はどれだけの人が願っても叶わなかった未来である。
3.勉強に励む苦しさは今だけであり、勉強しなかった苦しさは一生続く。
4.明日やるのではなく今日やろう。
5.時間は絶えず去りつつある。
6.学習は時間がないからできないものではなく、努力が欠くからできないものである。
7.幸福には順位はないが、成功には順位がある。
8.学習は人生の全てではないが、人生の一部として続くものである。
9.学習する事が人生の全てとは言わないが、学習すらできぬものに何ができるのであろうか。
10.人より早く起き、人より努力して、初めて成功の味を真に噛みしめる事ができる。
11.怠惰な人が成功する事は決してない、真に成功を収める者は徹底した自己管理と忍耐力が必須である。
12.時間が過ぎるのはとてもはやい。
13.今の涎は将来の涙となる。
14.犬の様に学び、紳士の様に遊べ。
15.今日歩けば、明日は走るしかない。
16.一番現実的な人は、自分の未来に投資する。
17.教育の優劣が収入の優劣 。
18.過ぎ去った今日は二度と帰ってこない。
19.今この瞬間も相手は読書をして力を身につけている。
20.努力無しに結果無し。

※こんな貼り紙はハーバード大学の図書館に貼られていない。同様に「ハーバード大学図書館、朝4時の風景」という写真もデマだ。ハーバード大学が公式サイトで否定している。

デマ2 黒人とファーストクラスの話

「ちょっとスチュワーデスさん!席を変えてちょうだい」
ヨハネスブルグ発の混んだ飛行機の中で、白人中年女性の乗客が叫んだ。
「何かありましたか?」
「あなたわからないの?黒人なんかの隣には座りたくないのよ!こんな人迷惑だわ」
女性の隣では、黒人男性が憮然とした顔で座っている。
「お客様、少々お待ち下さいませ。空いている席を確認してきます」
乗務員は足早に立ち去り、周囲の乗客はざわざわと不穏な空気。
しばらくして乗務員が戻って来た。
「お待たせしました。ファーストクラスにひとつ空きがありますので、どうぞそちら
へ。本来ならこういうことはできないんですが、隣の席がこんな人では確かに迷惑
でしょうと、機長が特別に許可しました。さ、どうぞ」
周囲の乗客は、にこやかに黒人男性を見送った。

※これも世界的に有名なジョークで作り話だが、Facebookでは”実際にあった話”として拡散されていた。

デマ3 東日本大震災でのデマ

「コスモ石油の勤務の方からです。できるだけ多くの方々に伝えてください。工場勤務の方から情報。外出に注意して、肌を露出しないようにしてください!コスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降るので外出の際は『傘』か『カッパ』などを持ち歩き、身体が雨に接触しないようにして下さい!!コピペなどして皆さんに知らせてください!! 多くの人に回してください!! ご協力宜しくお願い致します。」

※東日本大震災により、2011年3月11日に起きた千葉コスモ石油のタンク火災でのデマ。本当に悪質である。実際はタンクに貯蔵されていたのは「LPガス」。燃焼により発生した大気が人体へ及ぼす影響は非常に少ない。
どうだろう?読者の中にも、真実だと思ってリツイート、シェアしてしまった人もいるかもしれない。

震災時のデマ、選挙時のデマの拡散は大変危険だ。

人命や国益を損なう事態にもなりかねない。そんな時、あなたは責任を取れるだろうか?

リツイート、シェアする際は、情報の発信源をしっかり確認する必要がある。

不確かな情報は拡散させてはいけない。

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ネットリテラシー教育の世代間格差と、その重要性

モノゴコロがついたころからネットに親しんでいるデジタルネイティブ世代は、特に警戒心が薄く、学校や職場での日常のコミュニケーションと、ネット上の世界を明確に区別するのが苦手な人が多いようだ。

開かれたネットの世界への投稿が、全世界への情報発信であるという意識が低い。

本来は、この世代の親たちがしっかりとしたネットリテラシー教育を施さねばならないのだが、デジタルネイティブ世代の親、先生、上司の世代は、ネットはもちろん、ソーシャルメディアが存在しない時代に育っており、この教育が苦手だ。

事件の多発により、危険性ばかり喧伝されている感もあるが、SNSは現代に産まれた新しい文化であり、とても楽しいコミュニケーションツールなのだ。

車や包丁も便利な道具だが、使い方を間違えれば、凶器になる。

SNSもそれと同じ。

家庭はもちろん、学校や企業はもっともっとネットリテラシーを高める教育に着目してほしい。

必要なら私も協力したいと思っている。「バカッター」なんて言葉は聞きたくないし、無くしたい。

未来を台無しにしないために。

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ABOUTこの記事をかいた人

落合正和

マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー 2010年よりソーシャルメディアマーケティングに注目し、現在はオフラインでの商圏分析とソーシャルメディアマーケティングを融合したナレッジをベースに、企業や政治家、プロスポーツ選手といった方々へのコンサルティング活動、講演活動を行っています。 著書:はじめてのFacebook入門【決定版】(秀和システム)