パワハラ手柄泥棒の元上司とA君
※2015年2月25日執筆記事
前回のサラリーマン時代の記事を書いたことで、色々思い出してきたので、もう一つエピソードを。
私のサラリーマン時代、心の底から嫌っていた上司がいました。
ことあるごとに部下を叱責。ほんの小さなミスも重箱の隅をつつくように攻撃し、部下の人間性を否定、部下の親や、育て方までをも否定。日常的な暴力に加え、手柄は全て部下から奪い獲り、セクハラと上へのゴマスリには天才的に才能を発揮した糞上司でした。
私は体格も良く、声もデカい為、暴力やいじめに遭うことはありませんでしたが、体も小さく気の弱いA君はいつも標的にされていました。
(私はおとなしくしてても態度が悪く見えるらしい。前回の記事に書いた通り、だから上司に好かれない…)
糞上司は、自分のミスをA君のミスかのように捏造して退職させ、そのA君の挙げた手柄を盗みとったりもしていました。
A君は私とほぼ同期で本当に仲が良かった。
でも、上記の手柄盗みはA君の退社後に知ったため、救ってあげられなかった後悔は今でも悔しく思います。
今回は、その嫌いだった元上司が僕のセミナーに警備員としてやって来た話
衝撃的な元上司との再開
元上司は、私が退職した数ヶ月後にパワハラが問題になり自主退社したと聞きました。
…が、
まさかこんな形で再開するとは。。。
ある日、私はかなり大きめの会場でセミナーを主催していました。
その会場はちょっと特殊で、一定の人数を超えると警備員を配置しなくてはならなかった。
当然私はその規則を守り、紹介された警備会社に警備員の派遣を依頼して、当日を迎えました。
当日のセミナーは登壇者が3名で私が大トリということもあり、何回もリハーサルをして臨んだことをよく覚えています。
そして、いよいよ私の順番。話し始めて20分ほど経った時でした。
ブンッ…
突然会場が暗転。
プロジェクターを使う会場だった為、カーテンも閉められている上、冬の18時過ぎ。
驚いた女性客の『キャァ!』という悲鳴も聞こえ、会場は完全な闇となりました。
その後しばらくして電気が点き、なんとか状況を収め、予定の内容を話しきってセミナーは終了。
舞台から降りるとほぼ同時に、会場スタッフが警備員の腕を引っ張り、私の前に突き出しました。
『先ほどの電気が消えた原因はこの警備員です!居眠りして電源コードの差し込み口に寄りかかったみたいで… 警備会社にはクレーム入れときました!』
多くのお客様がいる中、居眠りで会場の警備を怠った事はもちろん、何度もリハして入念に準備してきたセミナー、他の登壇者もおり、私は主催者です。
もう怒りが爆発しそうでした。
そして…私から目線を逸らすように、うつむく警備員の顔を覗くと…
なんと…超嫌いだった元上司。。。
一瞬自分でも何が起きたのかわからず、混乱しましたが、その場所で私は主催者の立場。彼を雇う費用を出しているのは私です。
当日の怒りに加え、過去をも思い出して手が出そうになりました。
大事に準備したセミナー。
実際に怒鳴り声を上げそうになったその瞬間…!!
『エヘッ…すみませんでした。。。』
蚊の泣くような声で…
もうこちらが情けなくなるほどのクズっぷり。こんなダメオヤジにA君は人生を振り回されたのか…
振り上げた拳を叩きつける気にもなれず、『もう帰れよ…』としか言えませんでした。
彼は最後まで私の顔を見ませんでした。そして、彼は私を元部下だということに気付かないフリをした。何年も一緒に仕事をして気付かないはずがないのに。
※後日会場スタッフの猛クレームにより、警備会社も解雇された模様。
偉そうな上司も会社の看板外されたら、ただのオッサン
ハッキリ言って、偉そうにしている中間管理職なんて大したこと無い奴が多いです。
会社の看板外されたらこんなものですよ。
部下に厳しく当たらないと、自分を維持できない。
部下からの突き上げが怖いからそうしているのです。
本当に小物ですね。
どんなに社内で力を持っていても、会社辞めたらただのオッサンです。
辛かっただろうね…。同情は絶対にありえませんが、どうでも良くなった。
だからサラリーマンはやりたくないんです。どちらの立場でも私には無理。
人間関係はいつでもフラットでありたい。部下も上司も持ちたくない。
今の私は本当に幸せです。
起業により、このフラットな生き方ができるのも、ブログのおかげですね。
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