広告収入の最大90%をユーザーに分配!?稼げるSNS「tsū(スー)」とはなんだったのか??
お金目的で参加&勧誘するようなSNSなんてこんなもんですよ。
現在SNS「tsū(スー)」にアクセスしようとするとこのような画面が表示されるようです。
どうやら「tsū(スー)」終了のご様子で。
覚えてますか??
・広告収入の最大90%をユーザーに分配!
・驚異のSNS誕生!
・サービス開始からたった1ヵ月でユーザー100万人突破!
なんて売り文句で、
2014年の11月〜12月頃、情報商材屋さんや、一部のFacebookユーザー、特に情弱おはようおじさんズが狂ったように勧めていたSNS「tsū(スー)」
その内容はマルチ商法そのものでした。
tsū(スー)の仕組み
Tsu自体の取り分は10%で、残り90%がユーザーのネットワーク(Family Tree)のものになる。例えば自分が招待したユーザー(子ユーザー)が招待したユーザー(孫ユーザー)が招待したユーザー(ひ孫ユーザー)のコンテンツが100ドル稼ぐと、90ドルの50%(45ドル)がひ孫ユーザーの、90ドルの3分の1(29.70ドル)が孫ユーザーの、90ドルの3分の1の3分の1(9.99ドル)が子ユーザーの、そのさらに3分の1、つまり27分の1(3.33ドル)が自分の収入になる。
当時の盛り上がりは、今でもTwitterで時期を絞って「高度な検索」をかけると、見ることができます。
金に目の眩んだ情報商材屋とおはようおじさんズの黒歴史
そんなことを言ってた彼らも、今では無かったことのようにしています。
「Facebookなんてすぐに抜かれる」
「Facebook時代の終焉」
「Facebookはもう古い!」
なんて言っている人も多かったんですけどね。
結果、「tsū(スー)」は完全に終了。かたやFacebook社は2016年4~6月期の業績も、
・売上高は前年同期比59%増の64.36億ドル
・営業利益は同116%増の27.46億ドル
破竹の勢いです。
これがマルチ商法もどきと、本物の商売の差です。
当時の私は「tsū(スー)」を完全否定し、「Facebookというインフラはまだまだ世界に広がる!」と断言していたので、情報商材屋さんによくSNS上で叩かれていました。
「tsū(スー)」は終わるべくして終わった。
私自身「tsū(スー)」に対しては、2014年の11月〜12月当時から一貫して以下のようなスタンスです。
「tsu」へのお誘いが大変多いですが、私はこういったSNSには今の所興味はありません。
だからイベント招待もメッセージもいりませんので…
なんかしつこくメッセージ送ってくる人も多くて、嫌気がさしています。
— 落合正和@SNS講演講師依頼承ります (@ochiaiabe) 2014年11月18日
今、TSUに行ったら負けだと思ってる。儲かるか知らんが、カッコ悪いじゃん!そっちには行きたくない(笑)困って無いし。#TSU
— 落合正和@SNS講演講師依頼承ります (@ochiaiabe) 2014年12月2日
tsuも、パブリーズも、最初から否定した自分を褒めたい。
— 落合正和@SNS講演講師依頼承ります (@ochiaiabe) 2015年9月16日
そういえばパブリーズなんてのもあったなぁ…
でも、2014年の11月〜12月当時は、こんなこと言っている私のほうが異端でした。
中には、
『多くの人が支持し、参加している「tsū(スー)」をやらないなんて、落合はSNSの専門家として失格』
などとメッセージを送ってくる人もいましたね〜。
でも、当時から一貫して私は「tsū(スー)」にも参加しませんでしたし、間違いなくアクセスを稼ぐことができる「tsū(スー)」の解説記事も書きませんでした。
なぜか?
SNSってのは「人」と「人」とのコミュニケーションの為のツールなんです。
ユーザー同士のコミュニケーションの土壌の上に、広告を乗せるのは運営上当然のことですが、ユーザー自身が「稼げるからあなたもやりましょう!」なんてノリで参加しているSNSなんてうまくいくはずがありません。
人間関係を金に変えようなんてとんでもない話。
わたしにはとても参加する気も、解説記事を書く気にもなれませんでした。
ちなみに私は2014年12月4日のメルマガでもこのようにも書いています。
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■私がTSU(スー)をやらない理由!
私の感覚では、必死にTSU(スー)を勧めている人はマイナスブランディングになると思っています。
結局、お金一番で行動している人たちだなぁ…と。
価値を生み出すから、お金が生まれるのであって、お金一番になる人は一時的に儲けても、いずれ破綻します。
信頼=お金 なのです。
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実際のところ、このSNS「tsū(スー)」のブームは、2015年2月あたりにはひっそりと盛り上がりを失っていました。
だいいち、本当に「tsū(スー)」からお金もらった人いないんじゃないでしょうか。
勧誘しまくっていた、情報商材屋やおはようオジさんズは、いま何を思っているのか…
本音は当時の投稿を晒してやりたいぐらいです。
あぁ、決して参加した人すべてをdisっているわけではありませんよ。中には「どんなもんかわからんから、とりあえずやってみよう!」とか、「よくわからないけど勧められたから」とか、「何か良い使い方があるはずだ!」と考えた人もいるでしょう。
でも、大半は金に目の眩んだユーザーだったのではないでしょうか。
だからこそ、
「tsū(スー)」は終わるべくして終わった。
そんなふうに私は感じています。
まとめ
と、いうわけで当時「tsū(スー)」をガンガン推し進めていたような方の商品は買わないほうが良いと思います。
根本的に物事の捉え方が歪んでいますから。
広告を含めてSNSを商売に活用するのは良いと思います。でも、SNSの人間関係そのものを直接お金にしようとしたり、詐欺まがいの行為で儲けようってのには、私はとても賛同できません。
未だにいるんですよ。
『1000いいね!を集める方法を教えます!』
とか、
『私のクラウトスコアは78で、孫正義より大きな影響力を持っています!』
みたいな詐欺商法やっている人。
騙されないように気をつけてくださいね。
断言します。
1000いいね!集めても夢は叶いませんし、クラウトスコアを上げても孫さんの影響力を上回ることはできませんから。
うん。今日は2014年の11月〜12月当時を思い出して書き殴ってみました。
おしまい。