目次
- 1 順調に事業を成長させているサイバーエージェント社にとって、評判を下げかねないビジネス系アメブロガーを抱えるリスクを取る必然性は全く無い
- 2 アメブロでビジネスはもうオワコン??AbemaTVを中心に新事業、ゲーム事業に巨額投資を行うサイバーエージェント社 既存のAmeba事業を縮小か?
- 3 アメブロの強みであるSNS的要素がアメブロ専業ブロガーの成長を阻害している(GoogleAnalyticsではアメブロはSNSにカテゴライズされている)
- 4 2012年から続くアメーバ運営によるアメブロアカウント削除の嵐 避けられない垢banリスク
- 5 スパマーが開き直ったせいで、環境は悪化している Googleによるドメイン評価の下落も
- 6 ビジネス系アメブロガーは、メインの集客先を外部に移す準備を!
- 7 今後の対策とアメブロからの引っ越し先→基本はWordPressによる独自ドメイン運用。はてなブログPROや、ライブドアブログを使った独自ドメイン運用でもOK!
順調に事業を成長させているサイバーエージェント社にとって、評判を下げかねないビジネス系アメブロガーを抱えるリスクを取る必然性は全く無い
アメブロは今年(2014年)の9月でサービス開始から10年を迎えた。
アメーバ利用者数は8月24日時点で4000万人を突破。
一見スゴイように見えるが、もう間も無くアメブロ(メインブログとしてのビジネス活用)は終焉を迎えるだろう。
決して、今アメブロを頑張っているアメブロガーを、disっているつもりは全く無いので誤解しないでほしい。
私自身、アメブロでビジネスを伸ばした経験を持っているし、かつてはアメブロが大好きだったし、今でも友達の多くが使っている。
ただ事実として、集客の基盤をアメブロに置くのは危険だし、その度合いは今後ますます強くなっていくのだ。

サイバーエージェントの企業ホームページにはアメブロの紹介は無い
アメブロでビジネスはもうオワコン??AbemaTVを中心に新事業、ゲーム事業に巨額投資を行うサイバーエージェント社 既存のAmeba事業を縮小か?
以前もこのブログでAmeba事業の今後について言及しているが、それを確信したのが以下のニュースだ。
サイバーエージェントがAmeba事業で構造改革、1600人を半減
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0FT16720140724
つまり、今後サービスの向上は期待しないほうが良い。
SNSの進出や、スマホの普及によるWebサービスの多様化により、アメブロは規模の拡大よりも、可能な限り長期間のユーザー維持を強いられるのは必然だろう。
twitter要素の取り込みのためのアメーバなう!も、スマホユーザー向け簡易版アメブロとも言えるシンプログも放置状態。
サイバーエージェントの目は、既にアプリ開発や、ネイティブゲーム開発、AbemaTVを中心としたメディア事業に向いている。
先日も、LINEとサイバーエージェントの合弁会社を設立したばかり。
サイバーエージェント社内部でも既存のAmeba事業への評価は、もうオワコンとされているのかもしれない。
そういえばシンプログのトップページも何年も変わっていないけど大丈夫だろうか…
追記:↑そして2018年、この不安も的中し、ついにシンプログはサービス終了となってしまいました。
アメブロの強みであるSNS的要素がアメブロ専業ブロガーの成長を阻害している(GoogleAnalyticsではアメブロはSNSにカテゴライズされている)
アメブロを使う一番のメリットは、コミュニケーション機能が豊富で、検索以外からもアクセスを呼び込みやすいシステムが存在していることだ。
アメブロには「ペタ」、「いいね!」、「読者登録」、「アメンバー」、「グルっぽ」など、他者とのつながりを産める豊富なSNS的機能が充実している。
これらがアメブロオンリーでブログを運営しているユーザーにとって、成長の妨げになっているような気がする。
検索アクセスでは無く、他のアメブロガーからのアクセス流入に頼るビジネス系アメブロガーが多いからだ。かつてのアメブロ流行時は、こういったSNS的機能を上手に(潜在的に…)使っていたビジネス系アメブロガーは多かった。
インフルエンサーが中心になり、そのまわりのビジネス系アメブロガーたちが、オフ会やセミナーなどでつながる。
つながった人たちはお互いに読者登録やブログ紹介などでアクセスを送り合う。
時にはビジネス系アメブロガー同志が顧客になったり、売る側に回ったり…
このような流れでビジネスを維持している人が多く、今でもその領域を抜けきれない人が多い。
これを私は「アメブロ互助会」と呼んでいるが、このコミュニティもかつての勢いはなく元気が無くなってきている。
また、異常なまでのアクセス水増しも、初心者ユーザーを不必要なまでに困惑させる要因のひとつ。
そういった背景を見るにあたり、私はアメブロをメインブログとしてではなく、SNS的な運用をするのが正解だと考えている。
SNSとして捉えれば、アメブロはまだまだ活用しがいのあるツールなのだ。
2012年から続くアメーバ運営によるアメブロアカウント削除の嵐 避けられない垢banリスク
2012年頃からアメーバは、商用目的(とみられる)のアメブロアカウントを強制削除し始めた。
その流れは今もなお続いており、お店ブログ系は比較的安全であるものの、アフィリ系、コーチ、コンサル系はバサバサと消されている。
アメーバの目的は浄化作戦のつもりだったのだろう、ところが、削除には明確な基準を表明しておらず、どこからがNGなのかが非常にわかりにくい。
これにより、それまでアメブロで大活躍していた多くのインフルエンサーのブログも削除されまくっている。
今はインフルエンサーも、消されては立ち上げ、消されては立ち上げ…を繰り返して頑張っている方々が多く「アメブロ互助会」は、規模を縮小しながらも、なんとか維持できている。
しかしながら「アメブロ互助会」の中心であるインフルエンサーがアメーバに見切りをつけてしまえば、一瞬でコミュニティは崩壊するだろう。
最終的には芸能人ブログと、一般ブロガーばかりになる。勿論アメブロ運営もそれを目指しているのだから必然だ。
スパマーが開き直ったせいで、環境は悪化している Googleによるドメイン評価の下落も
アフィリエイト系ブログ、投資系ブログ、詐欺系ブログに多いスパムアカウント。
削除の嵐で一度は死滅したかのように見えたが、彼らはツールを使うことで、削除されることを前提とした量産作戦を敷いた。
これによってアメーバ側の意図に反し、スパムアカウントは増加。
皮肉にも冒頭で述べた4000万人という数字を、スパムアカウントが支えている。
その証拠にアメブロランキングにあらわれるブログを見てみよう。見事にスパムアカウントだらけだ。
アメーバブログを実際に運用するとわかるが、嫌ってほどスパムアカウントから読者登録通知が届く。
このスパムに嫌気がさしてアメブロをやめるユーザーも今後増えてくるだろう。
そうすればアメブロ内アクセスは減ってくる。
さらに、スパマーが暴れ続けるアメブロのドメインを、Googleは今後どのように評価するだろうか?
ちなみに昨年FC2ブログは、ペンギン、パンダアップデートの影響を受けてアクセスを減少させている例がある。
アメブロドメインも、近い将来、Googleからの評価を失う可能性はゼロでは無いだろう。
アクセスが減少すれば、ビジネス系アメブロガーも、一人二人と辞めていく。
もちろんあまりに治安が悪くなれば、サイバーエージェントがサービスそのものを終了させる展開も考えられる。

ビジネス系アメブロガーは、メインの集客先を外部に移す準備を!
・インフルエンサーの撤退によりその周辺のビジネス系アメブロガーがやめる
・スパマーによる検索エンジンの評価低下でビジネス系アメブロガーがやめる
今後は徐々に、このような傾向が進むだろう。
そうなれば、アクセスや集客を支えあっていた「アメブロ互助会」が機能を果たさなくなり、お互いに送りあっていたアクセス流入は消滅する。
だとしたら、もはやアメブロをメイン運用するのメリットは無いだろう。
ビジネス系アメブロガーは、メインの集客先を外に移したほうがいい。(アメブロそのものを辞める必要はない。あらたにメインとなる場を外部で育てれば良いだけ)
“その時”がいつ来るのか?
もうあまり時間は無いかもしれない。
今後の対策とアメブロからの引っ越し先→基本はWordPressによる独自ドメイン運用。はてなブログPROや、ライブドアブログを使った独自ドメイン運用でもOK!
一番のオススメは独自ドメインで自主運営すること。
独自ドメイン運用をしない限り、削除リスクは避けられないからだ。
WordPressなどを活用すると良いだろう。
また、はてなブログPROや、ライブドアブログで独自ドメイン運用をするのも良いかもしれない。
(FC2はあまりオススメできないけれど)
もちろん、読者にメルマガ登録してもらって、リスト化することも忘れてはいけない。これも大きなリスクヘッジになる。
いずれにしてもアメブロだけに集客を頼っている人は、もう危険領域に足を踏み込んでいる。
はやいうちに手を打っておくことをオススメする。
ブログビジネスにおけるWordPressの優位性、ブログの資産化など、以下の記事で詳しく述べているので、参考にしてほしい。ブログで稼ぐための最初の一歩が書かれている。
ブログビジネスの始め方:収益ブログに適するのは無料ブログとWordPress(独自ドメイン運用)のどちらか?両者の違いを解説【2018加筆修正版】
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