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効果的なmeta description(メタディスクリプション)書き方
ブログ記事を更新する際、「meta description(メタディスクリプション)」の記述は行なっていますか?
このmeta descriptionの記述は、SEOにおける直接的な評価基準とはならない(ここの記述で直接的な順位変動には影響しない)為、ここ最近どうも軽く扱われがちな傾向があります。
ところが、ブログ運営全体の視点で言えば、とても大きな役割を担っている為、特に初心者のうちは、意識して効果的な書き方を身につけていきたいものです。
今回は、そんなmeta descriptionの、効果的な書き方についてお伝えして参ります。
meta descriptionを記述する前準備
meta descriptionは、htmlファイルに記述する複数あるメタタグのうちのひとつで、htmlファイルの<head>~</head>の間に記述することで、Google や他の検索エンジンにページ内容の要約を伝える役割を持っています。
通常は以下のような形で記述します。
しかしながら、これは少し面倒な作業です。
WordPressを利用している方は、このように面倒な記述は必要ありません。
テーマによっては専用の記述欄を設けているケースもありますし。以下のプラグインをインストールするだけで、記述欄が表示されるようになります。
記述欄の用意されたテーマを活用したり、上記のようなプラグインをインストールすれば、エディタ内(多くの場合は下部)にこのような記述欄が表示されます。
ここに必要な文章を入力すればO.Kです。
meta descriptionの書き方のポイント
上記の説明文の中でも解説している通り、meta descriptionは Googleの検索結果において、ページのスニペット(説明文)として使用される可能性があります。
このスニペットは、あなたのブログ記事が検索エンジンで表示されたとき、ユーザーがクリックするかどうかの判断に使用されることが多いエリアです。
つまりCTR(クリック率)に大きな影響を与える存在とも言え、ブログ運営において無視できないポイントともなります。
せっかく検索結果に表示されたとしても、クリックされて記事を見てもらわないことには意味がありません。
だからこそ、meta descriptionは読者の反応が得られる文章を表示させられるよう、丁寧な記述をしておきたいものです。
具体的には、
ブログ記事の内容を要約しながら、クリックを促す文章
を記述するようにしましょう。
私が弊社の顧客などに説明している手法は、以下3つのポイントを入れ込んだ記述になります。
・読者を惹きつけるキャッチな一言
・具体的な内容
・クリックさせるため、アクションを促すための言葉
実際に私が記載した、この記事のmeta descriptionを見てみましょう。
「2019」と入れること、?で問いかけることでキャッチし、その後に記事の内容を記載、最後に「見直してみましょう」の一言でアクションを促しています。
このような記述であれば、問題ないでしょう。
Googleは、meta descriptionの内容について、『ページの内容を正確に要約する』文章を記載するように求めています。
上記のポイントを加えながらも、記事内容と異なる文章とならないように注意して書きましょう。
meta descriptionを記述する上でやってはいけないこと
上記の書き方のポイントをおさえながら、以下の“やってはいけないこと”も理解しておきましょう。
・関連のない内容を記述すること
・サイト本文のコピー&ペーストで記述すること
・簡潔過ぎたり、一般的過ぎる説明となること
・キーワードの羅列
・他の記事との重複となること
Google自身がこのような記述を行わないようにと言っています。注意して記載していきましょう。
meta descriptionの適切な文字数
meta descriptionの文字数は、PCから見た時と、スマートフォンから見た時など、使用するデバイスで異なります。
また、Googleも頻繁に表示される文字数の設定を変更にしていますので、以下は参考程度にご確認ください。(2019年5月10日時点)
PCから見た際のスニペットの文字数
以下はPCから閲覧した際のスニペットになります。
PCの場合、135文字まで表示され、その後は省略されています。
スマホから見た文字数
以下はスマートフォンで閲覧した際のスニペットになります。
スマートフォンの場合、64文字まで表示され、その後は省略されています。
適正な文字数は何文字か?
上記のようにデバイスによって表示される文字数が異なる為、適正な文字数をあらわすのは難しいところですが、私は120字前後を意識しています。
スマートフォンに合わせた文字数にしてしまうと、あまりに簡潔になり過ぎてしまいCTRを向上させるのが難しくなってしまう為、双方に対応することを考慮し、120字前後という文字数に合わせています。
サーチコンソールでクリック率を分析する
meta descriptionの設定が終了した後は、定期的にCTR(クリック率)を確認し、見直しを行いましょう。
CTR(クリック率)は、Google Search Consoleを使うことで、カンタンにチェックすることができます。
Google Search Consoleにログインし、「検索パフォーマンス」の項目でCTR(クリック率)を確認することができます。
meta descriptionの記述を行うことで得られるもの
冒頭でも申し上げている通り、meta descriptionの記述そのものにはSEO効果はありません。つまり、検索順位に影響を与えません。
しかしながら、CTR(クリック率)には確実に影響を与えます。そして、CTRは検索結果に大きな影響を及ぼします。
meta descriptionは直接的ならずとも、間接的なSEO効果が生じると考えたほうが良いでしょう。
そして、meta descriptionの記述を行うことで得られる最大の効果は、
『自身の文章力向上』
です。
この短い文章の中で、上記の3つのポイントを押さえたライティングを行うのは、かなり頭を使います。記事ごとにGoogle任せにすることなく、しっかり記述していくことで、ライティング力の向上はもとより、ユーザー目線での記事制作への意識も確実に高まります。
これが最大の効果だと私は考えています。
初心者の方は、特に高い意識でmeta descriptionの記述に向かうことをオススメいたします。必ず糧となることでしょう。
まとめ
このブログを読まれている読者の方の多くがWordPressを使用した独自ドメイン運用でブログを運営しているかと思います。
meta descriptionの記述は、手間やミスのリスクを考え、テーマやプラグインを活用し、エディタから記載できる環境を構築しましょう。
記述の際は上記の3つのポイントを踏まえ、『ページの内容を正確に要約する』という原則を意識してください。
meta descriptionの記述は、間接的なSEO効果を得られるだけでなく『自身の文章力向上』に大きく寄与します。
また、ユーザー目線での意識も向上する為、ぜひこの機会に積極的に取り組み、ブログ上の全てのページにmeta descriptionの記述していくことをオススメいたします。
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