ティーンに大人気!国産お絵かきSNSアプリ『アイビスペイント』と、国内のネット文化醸成における老害問題

若者に大人気の『アイビスペイント(ibisPaint)』ユーザーの76%が10代!デイリーダウンロード数の75%は国外から!

お絵かきSNSアプリ『アイビスペイント』が500万ダウンロード達成とのこと。

この『アイビスペイント』東京都内の会社が開発した純国産アプリ。

これは応援したいですね。

だって、これまでのSNSの歴史を見る多くはアメリカ主導。

Facebook・Instagramはもちろんのこと、TwitterもYoutubeもスナップチャットも米国発のもの。そんな状況下、日本発のSNSアプリが国内外で広がりを見せているのは嬉しいことです。

ジャンル特化型アプリで500万ダウンロードって、相当な数字ですよ。快挙と言っていい。

海外人気も高く17の言語に対応、デイリーダウンロード数の75%は国外からとのことだから凄い!

ユーザーの76%が10代というのも特徴的で、面白いですね。

今回は、ティーンに大人気のお絵かきSNSアプリ『アイビスペイント』についてのご紹介と、国内のネット文化醸成における老害問題について。

『アイビスペイント(ibisPaint)』とは、どのようなSNSアプリなのでしょうか?

累計500万ダウンロードをも達成する『アイビスペイント(ibisPaint)』とは、どのようなSNSアプリなのでしょうか?

公式ページには『アイビスペイント(ibisPaint)』は、「描いてみた」を実現するアプリ。と、表現されています。

無料でも使えるアプリでありながら、パソコンのイラストソフトにも匹敵するほど高機能なようで、

・142本のブラシ
・880点の素材
・22本の画像加工用フィルター
・24種のレイヤーブレンドモード
・46種のスクリーントーン

これに留まらず、その他諸々の機能が備わっている模様。

また、作画工程の動画をオンラインギャラリーに公開して、絵を描く楽しさをシェアすることもできるようです。

他の人の作品や、その作画行程を見られるということは「こういう技術があるのか〜」「こんな描き方しているんだ〜」など、絵を描く人にとって、とても勉強になることでしょう。

オンラインギャラリーでシェアされた作品は、ダウンロードして「ローカルギャラリー」に保存可能で、繰り返しその工程を見ることもできる。これも面白いですね。

私は子供の頃から絵はさっぱりダメで、このアプリを利用するには至っていませんが、好きな人にはたまらない仕様に仕上がっているのではないでしょうか。

iPhoneの「3D Touch」にも対応していたり、iPad Pro、Apple Pencilとの親和性も高いことも人気の要因のひとつ。

スマホやタブレットの普及により、従来のお絵描き環境で必須ツールだった、高価なパソコンやペンタブ、筆記具の類は必要なくなり、経済力の無い10代の若者でも指一本で気軽に描くことができるようになったのはとても良いことだと思います。

今後も期待が膨らみます。

しかしながら最近は著作権問題に加え、エロ画などもシェアされており、それを問題視する人も増えているそうです。

こういった状況は『アイビスペイント』に限らず、イラストコミュニケーションサービス『pixiv(ピクシブ)』や、初期の『YouTube』でも見られたこと。

せっかく伸びてきている人気の国産アプリ。上手にルールや区分けなどを行い、健全に育ってほしいものですが…

【ダウンロード】
▽ ibisPaint X[iOS:無料版]
https://itunes.apple.com/jp/app/o-huikakiapuri-ibispaint-x/id450722833?mt=8
 
▽ ibisPaint X[Android:無料版]
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.ne.ibis.ibispaintx.app
 
▽ ibisPaint[iOS:有料版]
https://itunes.apple.com/jp/app/o-huikakiapuri-ibispaint-peinto/id441179131?mt=8

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デジタルネイティブ時代のジェネレーションギャップと国内のネット文化醸成における老害問題

上記に書いた通り、『アイビスペイント』ユーザーは76%が10代です。

同じく国産の動画コミュニティアプリ、MixChannel(ミクチャ)も10代の若者に人気。

VineもSnapchatも、10代が本当に多い。

対して、その親世代以上の40代〜のメインプラットフォームはFacebookが中心で、アイビスペイントやMixChannelに参加している人は限りなくゼロに近いでしょう。

SNSの利用にも、世代による住み分けが生まれてきたような気がします。

でも、これは少し問題なんです。

ネットリテラシー教育が行き届かないまま、大人の見えないところで10代の若者が活動しているのです。(表現が難しいのですが、若者が悪いわけじゃないし、その自由を規制したいわけでもありません。)

デジタルネイティブな若者たちにとって、Webはものごころついた時から存在するだけに、とても無防備になってしまう傾向がありますので、本来はそっと大人が見守りたいところ。

しかしながら、SNSの文化を理解して、若者と同じ感覚で使いこなし、同じ目線に立ってネットリテラシーを教えられるマトモな大人がほぼ存在しないため、見守ることすらできない現状。

ちょっと投稿に慣れたぐらいで使いこなした気になり、「いいね!」の文化など無視して、毎日投稿やコメント欄で説教くさいことばかり言って良い気分に浸っている中高年層を見ると『子供たちにネットリテラシーを指導する』なんて夢のまた夢にも感じます。(そりゃ若者がFacebookに近づかないわけだ)

わからない、理解できないものに問題が起きれば、すぐに規制をかけたがるのが老害の特徴です。だって理解するのは面倒だし、自分の使ってないものなんだから規制しても自らに害がないから。

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だけど規制ばかりじゃ文化は醸成せず、世界からおいてけぼりを喰うばかり。元来技術大国である日本がなぜ後塵を喫しているのか、よく考えてみるべきです。

上記で紹介した『アイビスペイント』のような伸び盛りのSNSアプリも、規制をかければ世界にはばたく事はできないでしょう。

規制をかけるのではなく、ユーザー自身がマナーを持って使っていけるネット文化、SNS文化の醸成が必要なのです。(自らのプライバシー保護と、シェアの文化の間で上手にバランスをとって楽しむ感覚を醸成させる必要があります。)

だから上の世代はあてにせず、もう少し若い世代、ティーンエイジャーを子に持つ親世代が、自らその文化を理解し、ネットリテラシー教育に真剣に向き合わないといけません。

解放か規制かの二択しか持たない老害では対処できません。それどころか老害は、若者文化を否定することでアイデンティティを保ち快感を感じていますからね。

国産SNSアプリを後押しするためにも、こういったところを早く解決したいですね。

※規制改革、規制撤廃に挑む素晴らしいご年配もちゃんといますけどね。

情報:Facebook社も新しい動き!動画プロフィールアプリ「Lifestage(ライフステージ)」をローンチ

先日アメリカでは、Facebookが「Lifestage(ライフステージ)」というアプリをローンチしました。

すご〜くカンタンに説明すると「Lifestage」は動画によるプロフィール共有アプリ。

同じ”学校”に通うユーザーが20人集まらないと他の人のプロフィールが見られない仕組みになっていたり、22歳以上のユーザーは自分のプロフィールしか表示できず、投稿すら不可能だったりと、若者にしか利用できない制限された仕様。

ちなみにこのアプリ、19歳でFacebookのプロダクトマネージャーを務めるMichael Saymanが中心になり作られたもの。

世代によるSNSの住み分けはもう避けられない時代ですねぇ。

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現在は米国のみでダウンロードできる

まとめ

『アイビスペイント』が500万ダウンロード達成。

国産SNSアプリの頑張り、素直に嬉しいです。

海外での飛躍をより広げるためにも、国内ユーザーの地固めはとても重要です。

メインユーザーであるティーンエイジャーが楽しく安全に使えるように、くだらない規制などをかけず、大人たちこそ協力していきたいところですね。

しかし…

先日も”ながらスマホ”による交通事故がありましたが、なぜかポケモンGOだけを叩くニュース記事が。

もちろん痛ましい事故で許されないこと。被害者の方のことを想うと胸が痛みます。ポケモンGOとしても、今後事故を同じような事故が起きないための更なる注意喚起や、修正アップデートは必要でしょう。

しかし、一方的にポケモンGOだけを叩く風潮には大きな疑問を感じます。

流行中ということで見出しに使えば話題になるのはよくわかりますが、問題や責任の大半はポケモンGOにあるわけではなく運転者にあるのです。

その理論で言えば、

『交通事故が起きるからクルマは悪だ!』
『殺人事件が起きるから包丁は悪だ!』
『オレオレ詐欺が起きるから電話は悪だ!』

となるのと同じ。

運転中にスマホ見ている運転手が問題なんです。問題は「人」にあるのです。

一方的にポケモンGOに責任を押し付け、出る杭を打ち、新しいものを迫害する老害文化だけは理解できません。

実際にこの事故のことを「そらみたことか」と、嬉々として語る団塊世代と電車で遭遇しましたが、人が亡くなっている事件をあのような話し方で語る姿は、私には理解できませんでした。

ユーザーとメーカー、そのまわりの人々が自らリテラシーを身につけ、手を取り合い、文化を醸成させ、事故も防いでいく。そんな姿になっていくことを期待したいものです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

落合正和

マーケティング・コンサルタント&Webメディア評論家&ブロガー 2010年よりソーシャルメディアマーケティングに注目し、現在はオフラインでの商圏分析とソーシャルメディアマーケティングを融合したナレッジをベースに、企業や政治家、プロスポーツ選手といった方々へのコンサルティング活動、講演活動を行っています。 著書:はじめてのFacebook入門【決定版】(秀和システム)