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WhatsApp(ワッツアップ)の流行の勢いをLINE、Twitterなど、他サービスと月間アクティブユーザー数比較してみました
メッセンジャーアプリの勢いが止まることを知りません。
昨年、Facebook社が160億ドルで買収した大流行のメッセンジャーアプリ「WhatsApp」
この「WhatsApp」がついに月間アクティブユーザー数8億人を超えたと、同、ジャン・コウムCEOがFacebookの投稿で発表しました。
WhatsApp – now serving 800,000,000 monthly active users. Reminder for the press out there: active and registered users are not the same thing 🙂
Posted by Jan Koum on 2015年4月17日
月間アクティブユーザー数という数字は、1カ月に1回以上利用するアクティブなユーザーの数を表します。
この数字がどれだけスゴいかと言えば…比較すればわかります。
・Instagram … 3億人(昨年12月時点)
・Twitter … 2億8400万人(昨年9月時点)
・Facebookメッセンジャー … 6億人(3月時点)
・LINE … 1億8100万人(1月時点)
計測時期こそ違えど、この数字がいかに化け物のような数値かよくわかると思います。

メッセンジャーアプリWhatsAppとは何か?なぜWhatsAppはこれほどまでに流行しているの?その理由は?
凄まじい勢いで拡大を続けるWhatsAppですが、日本ではまだ馴染み深いとは言えません。
まず、『WhatsAppとはいったい何なのか?』からお伝えしましょう。
WhatsAppとは
WhatsApp Messenger(ワッツアップメッセンジャー)は、アメリカのWhatsApp (WhatsApp Inc) が提供する、リアルタイムでメッセージの交換ができるスマートフォン向けのインスタントメッセンジャーアプリケーションである。2009年5月4日に提供を開始した。
2014年2月19日にFacebookが160億ドルで買収することを発表した[1]。さらに30億ドル相当の制限株式ユニットを付与したので190億ドル規模の買収と報じられている。Wikipediaより
カンタンに言えば、WhatsAppは、ユーザー同士がリアルタイムに短いメッセージをやりとりすることができるスマホアプリ。スマホのアドレス帳と連係し、電話番号をアカウントとして利用できます。
ボイスメッセージ機能「音声ノート」もあります。
Android、iPhone、BlackBerry、Windows Phoneなどで使用可能で、日本人の感覚で言うと、LINEが近い存在でしょう。
ただしLINEと違い、最初の1年間は無料で使えるが2年目からは年間99セント(約120円)の年額利用料が発生します。
日本とは違い欧米ではSMS(ショートメッセージサービス)の利用が盛んであり、その代役として登場したのがWhatsapp。
通常SMSは1送信毎に数セントの料金が発生するのに対し、Whatsappは2年目以降の年間99セントの年額利用料以外は何度送っても無料。
これが欧米でWhatsappが大ヒットした理由の主たる要因でしょう。
欧米の携帯電話料金の課金システムがWhatsapp流行の前提にあったというわけです。

LINE VS WhatsApp 日本でもWhatsAppは流行するのか?
欧米(特に欧州と南米)では圧倒的なシェアを誇るWhatsApp。
今後日本でもブームは起きるのでしょうか?
こういった話をすると、思い出されるのがmixiとFacebookのシェア争い。
2010年頃からジワジワとFacebookが日本に浸透してくると、2011年頃、あっという間にmixiはSNS市場でのシェアを奪われてしまいました。(現在mixiはSNSではなく「モンスターストライク」等のスマホゲームで好調)
同様にWhatsAppがLINEのシェアを奪うようなことがあるのか??
私は『WhatsAppは日本では流行らない!』と見ています。
なぜWhatsAppは日本では流行らないのか?
WhatsAppのサービスそのものに問題があるわけではありません。とても優れたメッセンジャーアプリであることは間違いないです。
しかしながら、欧米でWhatsApp流行の原因となった、携帯電話の料金システムが日本と欧米では違います。
完全に無料で利用できるLINEに対し、WhatsAppの99セントの課金も、日本人には抵抗があるでしょうね。
また、日本ではSMSの利用が欧州ほど盛んではなく、LINEの強固な地盤は当時のmixiの比ではありません。
年内の上場が濃厚と言われるLINEは、上場後、時価総額は1兆円を超えるとも言われ、今後の成長も止まらないでしょう。
LINEのスタンプの文化もユーザーに好かれており、もはやWhatsAppが日本市場には入り込む余地は無いように、私は感じています。
ただ、WhatsAppが世界標準となるほどの力をつければ話は別です。このまま拡大すればその可能性もあるでしょうね。そのためには、本国アメリカでのシェアをまだまだ広げる必要があるでしょう。
LINE!WhatsApp!E-mail(メール)を使わない若者とメッセンジャーアプリの時代
LINEにしても、WhatsAppにしても、メッセンジャーアプリの時代が来たと言って良いでしょう。
若者はもうE-mail(メール)を使わない時代になりました。
わざわざメールアドレスを入力して、件名を書き、ようやく本文に入るような面倒なE-mail(メール)よりも、ササッとスマホでタップすることができ、場合によってはスタンプひとつで感情を伝えられるメッセンジャーアプリのほうが人気があるのは当然です。
若者にとってE-mail(メール)は就職活動で企業や大学と連絡とるためのオフィシャルなツールであり、友人とコミュニケーションをとるためのものではありません。
ましてやPCを持たない若者が増えています。スマホひとつでサッと送れるメッセンジャーアプリのほうが効率的ですし、スタンプの存在はよりコミュニケーションを密にしてくれました。
私自身も仕事でE-mail(メール)を使う機会がかなり減りました。
LINEのほうが圧倒的に早く仕事を済ますことができますし、先方とのコミュニケーションが円滑に進みます。
私がサラリーマンだった頃、業務連絡はFAXが主流でした。
その当時、『経費削減と効率化のためにFAXを止め、E-mail(メール)にするべき!』と社内で主張したところ、上司に酷く叱責をされたことを覚えています。
『E-mail(メール)なんてくだらん!遊びじゃないんだ!』
と言われました。
今はE-mail(メール)を遊びの道具として考える人はいないでしょうが、この上司、本当に不勉強な人間です。
メッセンジャーアプリに対し、『そんなもので仕事なんて…』みたいな時代遅れな人は、今後ドンドン遅れをとっていくでしょうね。
でもそんな人が多いんですよ。現実に。
そんな人が多いからこそ、学校も職場も、家庭でもネットリテラシー教育も進まないのです。
日本には自分の知らないものは全て『悪』としてしまう、前世代の人がとにかく多い。
こういう人の思考って、
・スマホで新聞を読んでいる人 → けしからん!
・紙の新聞を読んでいる人 → よく勉強しとる!
こんなレベルですから、困ったものです。
話を戻します。
これまでWebマーケティングの中心にあった、E-mailマーケティングも、そろそろ転換期を迎えるかもしれません。
その傾向として携帯メールマーケティングは、もはや壊滅状態です。
今後、このメッセンジャーアプリがマーケティングを変える時代が来るのは間違いありません。
そうなると、ビジネスのこれからのカタチは確実に変わってくるでしょうね。
我々ビジネスマンはこの動きに対し、準備していく必要があります。
WhatsAppとは? まとめ
月間アクティブユーザー数8億人を超えたWhatsApp。
この勢いは時代の後押しもあり、今後さらに拡大していくでしょう。
これはLINEも同様です。
日本におけるメッセンジャーアプリ市場にWhatsAppが食い込んでくるのは少し難しいかもしれませんが、メッセンジャーアプリの時代の到来は、今後のビジネスを大きく変える存在でしょう。
これからも、WhatsApp、LINE、双方共に目が離せない存在ですね。
LINEを連絡手段に使っている若い部下を叱っているあなた!次にクビになるのは部下では無く、あなたかもしれませんよ!
まぁ…使い方にも色々あるので一概には言えませんが^^;
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